地域住民が心待ちにしていた京急線金沢八景駅と、金沢シーサイドライン金沢八景駅を橋上でつなぐ工事がいよいよ大詰めに差し掛かってきた！
それに先駆け1月26日、京浜急行電鉄が金沢八景駅の橋上駅舎改札口の利用を開始するという情報が入った。
一連の工事の途中経過ではあるが、新たに利用開始となった新しい京急金沢八景駅の様子をお届けしたい。はまれぽ鉄道ライター若林が、現場に急行した。
　
　
　
新改札オープン後も京急金沢八景駅はまだまだ工事進行中
　
京急電鉄の担当者によると、京急電鉄金沢八景駅の工事は2014（平成26）年9月に始まった。今回、新しい橋上駅舎が完成し2019（平成31）年1月26日よりオープンしたが、工事はまだ途中のため、地上駅舎も一部残っている。今後は京急の金沢八景駅の新改札内にエレベーターを設置する工事が進められ、2020年3月に同駅で新しいエレベーターの利用スタートを予定しているとのこと。新エレベーターが使用開始になると、現在ある地上駅舎は閉鎖される予定だ。
　

京浜急行電鉄記者発表資料より

改修前は小ぢんまりした雰囲気の駅だった（画像提供：京浜急行電鉄）

　
さらに、現段階での詳細は未定だが、今後新たに駅直結の駅ビルを建設する予定もあるようで、今後の金沢八景駅から目が離せない！
　
　
　
新しくなった京急金沢八景駅を観察してみた
　

まだ工事が進められている京急の金沢八景駅へ！

　
電車を降りてまず目に入るのが、ホームから新駅舎内への階段、およびエスカレーター。上下線ともに階段が浦賀駅方面寄りに、エスカレーターがホーム中央のやや浦賀寄りの位置に設置された。
　

新たにエスカレーターが設置された！上り下りともホーム中央の浦賀寄りにある

こちらは階段。上下線ホームの浦賀寄りにそれぞれ設置されている

　
これまでこの駅のホームにあったのは地上改札への階段のはず。それはどうなっているのか！？これまで上下線それぞれにあった地上改札行きの階段は、上下線ホームの乗換専用になり、品川方面にあった階段は閉鎖されてしまった。工事のために必要なこととはいえ、ちょっと寂しくなる・・・。
　

品川寄りの下り階段は閉鎖された

中央の階段は乗換専用として利用可能

　
しかし、地上駅舎はまだ閉鎖されていない！地上改札方面の階段の間に位置する地上改札行きのエレベーターは、2020年3月まで従来通り利用できる。とはいえ地上改札はエレベーター利用専用になったため、改札の外では駅員さんや警備員さんたちが新改札の利用を促していた。地上改札のエレベーターはご年配の方や車いす、ベビーカー利用の方などを優先している。
　

地上改札からは階段が封鎖されエレベーターしか利用できなくなっている

1・2番線（浦賀方面）ホーム行きエレベーター。地上改札を入ってすぐ目の前だ

3・4番線（品川方面）ホーム行きエレベーター。通路の一番奥にある

　
新設されたエスカレーターで新しい橋上駅舎のコンコースに上がっていくと、地上改札時代よりも駅構内が広々していることに気付く。これまでは改札内に入ると「ホームへの通路」としてのイメージが強い構内だったが、新駅舎は自動改札機の数も増え、改札内のスペースも広くなり、通行が楽になった。何よりも解放感がすごい！
　

中央にはきれいなトイレ。ホーム行きの階段は上下線ともエスカレーターの奥にある