横浜駅で終電を見送ったあと、延々と線路沿いを歩いて、どの時点で始発に追い抜かれるのかを実際に歩いて検証する。

そんな企画が始まったのは2012（平成24）年5月のこと。終電を逃し、おとなしく始発を待つのか、いっそ歩いて帰るのかという選択に迫られた人のために贈る検証なのだ。

これまで検証してきた路線は相鉄線、京急線、JR横須賀線、東横線、JR横浜線、JR根岸線。そして、約1年ぶりとなる今回はなんと、投稿にもとづいて江ノ島電鉄（以下、「江ノ電」）に挑戦する。
　

約1年ぶりの企画、鎌倉駅へ来たワカバヤシ

基本的なルールは前回までと同様、以下の通り。

・鎌倉駅から基本的に江ノ島電鉄沿線を歩くものとする
・鎌倉駅から出る始発電車（5:47発・藤沢行き）に追い抜かれたら調査終了とする
　

今回のルートはこちら（Googleマップより）

鎌倉駅から出る江ノ電の終電は23:55の稲村ケ崎駅行き。

【23:55】終電が発車するとすぐに駅のシャッターが閉まった

再び体当たりの調査がスタートした。

線路沿いを歩くのが難しい

横浜駅から検証していた時は、終電間際に駅に駆け込む人の姿をたくさん見たが、江ノ電鎌倉駅前はいたって静か。チラホラと終電に乗る人も見かけたが、立地上、仕事帰りに飲み過ぎて終電を逃したというような人は少ないのかもしれない。
　

鎌倉駅西口の御成通り

地図を見ながら、しんと静まりかえる道をただただ歩いていく。
すると10分ほど経ったところで、1つ目の駅がやってきた。
　

【00:07】 和田塚駅に到着（12分経過）

和田塚駅の次に目指すのは由比ケ浜駅。しかし、住宅街の中をするすると抜けていく江ノ電は、線路沿いの道を確保するのが難しい。常に地図を確認しながら、なるべく線路に近い道を探して歩かなければならないのだ。
　

左に行けば海なんだけど、ここは真っすぐ由比ケ浜駅を目指す
　

【00:15】由比ヶ浜駅に到着（20分経過）

由比ケ浜駅の次は長谷駅。両駅間の距離は600mと短いものの、やはり若干の遠回りが要される。
　

いったん、海沿いの国道に出た

一度は海沿いの国道に出たものの、やがて海を離れて長谷駅を目指す。道を探すのに苦労する。
　

【00:27】長谷駅に到着（32分経過）

というわけで、32分かかって長谷駅までやってきた。鎌倉の大仏にアクセスするなら、ここが最寄り駅。大仏様に今回の検証の無事を祈願したいところだが、ルート外となるので諦める。残念。