穴場の桜スポット発見!はま旅Vol.1「小机編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」は、ご当地フードが魅力的な小机駅からスタート!お花見にちょうどいいスポットも。
ライター:吉田 けんたろう
各駅下車のはま旅
生まれも育ちも横浜! なんて人でも、一度も降りたことのない市内の駅はたくさんあるはず。
だったらそれ、はまれぽが降りちゃいましょう!
そんなわけで始まった本企画。
読んで字のごとく、市内の全駅全下車を目標に駅周辺を歩いてみようというものだ。
記念すべき第1回は、おらが町を代表するプロスポーツチームのひとつ、横浜F.マリノスのホームスタジアムがあるJR横浜線小机駅!
駅南口
そして記念すべき第1回目のはま旅記者は、10年ぶりに小机駅に下車する吉田が担当。
ちなみに前回は2001年、コンフェデレーションズカップの観戦だった…。懐かしい!
というわけで、地元グルメ愛好家の吉田が、C級以上B級未満の逸品を探しに小机を探訪。
日産スタジアムへはこちらが最寄駅
平成10年に改築された橋上駅舎
新旧が交錯する街並み
駅舎にはロータリーがある南口、日産スタジアム方面に出る北口がある。北口は田園風景と民家が点在する閑静な雰囲気、一方南口を出ると横浜上麻生道路(県道12号)沿いに商店街が続く賑やかな様相だ。
商店街マップ
手はじめに小机商店街を散策してみることに。
コンビニをはじめ、飲食店やクリーニング店など新旧さまざまな店が軒を連ねる。
商店街では「コヅクン」というキャラクターをシンボルとしており、指定の店ではスタンプサービスを展開しているようだ。
それに、小机城址、聖徳太子堂、泉谷寺、三会寺、雲松院など、周辺に旧跡や寺社が数多く点在しているのも特徴だろう。
聖徳太子堂入り口
聖徳太子堂の境内からはスタジアムの眺望が
第三京浜の下あたり。新横浜プリンスホテルが見える
野田動物病院の前では2羽のオウムが迎えてくれる
ユニークなご当地テイクアウトフード!
そんな中、いくつかキニナル店を発見した。
まずは、駅前に出ると真っ先に目に入るこの店。「鯛乃屋」。
鯛焼きをはじめ、ソフトクリームや焼そばを販売しており、テイクアウト&イートインが可能だ。鯛焼きメニューを見ると、小倉餡やカスタードに並んで『ジャーマンポテト』の文字が…。
駅前ロータリーの前
快く対応してくれた店主
店主曰く、「3年前のオープン時からの名物メニュー。ベースはジャガイモとベーコンのジャーマンポテト餡。隠し味にチリソースが入っています」とのこと。スナック感覚で食べられるので、酒のつまみに購入する人もいるとか。
腹が減っては散歩が出来ぬ…。やはり、ここは記者も購入。
1個180円×2個購入。ペーストしたポテトは滑らかでチリソースが絶妙に絡む。うまい!
ジャーマンポテトの鯛焼きを携え、商店街をどんどん進むと、目に入ってきたのは「折本屋」。
創業80年以上の老舗で、現在三代目が切り盛りする。泉谷寺交差点にほど近い黄色いビルが目印だ。こちらでは、ザ・小机ご当地フードといえる「小机チーズ」を発見。少量生産なので、予約が確実だ。
店内では和菓子やケーキを販売
店番をしていた三代目のお母様とお姉さま
「昔はすぐ裏の場所に牧場があってねぇ。そこの牛乳をこの辺の地域の人は飲んでいたんだよ」
その濃厚な牛乳の味をイメージして作ったのが、このチーズケーキだという。
1個120円。濃厚なチーズの風味が感じられ、生地のしっとり感がクセになる。手みやげにもいい
「折本屋」とは駅から反対側になるが、ここもキニナル「Ostoandel」。
看板が目に入った時、イタリアン系!? と思ったが、近づいてみるとれっきとした大判焼の店だった。もしやと思い、店の人に尋ねてみると…。
大きな赤い屋根に映える看板
記者「お店の名前の由来は?」
店員「餡の量が多いことからですね」
やはり、予想は的中。「オストアンデル」→「おすとあんでる」→「押すと餡出る」。秀逸なダジャレだったのである。
メニューはクリーム系からスナック系まで充実しており、人気というチーズ&ハム味を購入。
1個137円。クリーミーなチーズとハムの相性は鉄板だった。ほかの種類も試してみたい