穴場の桜スポット発見!はま旅Vol.1「小机編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」は、ご当地フードが魅力的な小机駅からスタート!お花見にちょうどいいスポットも。
ライター:吉田 けんたろう
ここにも震災の影響が…
名物フードを購入し商店街を歩いていると、小机商店街事務所で張り紙をみつけた。
取材時(11年3月25日)は東日本大震災からちょうど2週間。小机駅周辺地域にも、少なからずその影響があったようだ。
節電によるアーケード消灯のお知らせ
小机城址まつり中止のお知らせ
新羽踏切近くのガソリンスタンドに行列はなかった
毎年、4月初旬に開催されていた「小机城址まつり」が今年は中止となる。武者行列などのパレードが、商店街から小机城址市民の森まで続く地域の風物詩だ。小机城址は周辺住民の憩の場となっており、この時期には桜が満開になるという。
雑木林に囲まれた市民の森
駅北口から15分ほど歩き、「小机城址市民の森」に行ってみた。敷地内には本丸跡や二の丸跡、空堀跡などの小机城の遺構が残っている。二の丸広場には桜の木があり、毎年3月下旬ごろから開花が始まるそうだ。
ひっそりとした本丸広場
二の丸広場は芝生敷き。いくつかベンチもある
桜はまだつぼみの状態だった
日本随一の知名度を誇る春のまつりも…
さて、春のまつりといえば、全国的に有名なあの春まつりも一時休止中である。
そう、「ヤマザキ『春のパンまつり』」だ。偶然にも小机駅とお隣の鴨居駅の中間に山崎製パン横浜第二工場がある。
「春のパンまつり」を一時休止し、被災地への緊急食料の供給に取り組んでいるということで、様子をうかがってみることにした。
トラックが出入りする工場正面
看板には休止案内が。松さんもこの通り
ロゴが入った煙突
普段の様子がわからないのでなんとも言えないが、次から次にトラックが出入りしていた。
被災地への緊急食糧供給、「春のパンまつり」再開へ向け、ベストを尽くしてほしい。
ガンバレ、山崎製パン!
穴場の桜スポットを発見
工場の周りを1周してみると、裏手に「江川せせらぎ緑道」という遊歩道が続いていた。せせらぎの両脇には桜の木々が並び、その下にチューリップなどの花壇が続く。春の訪れを告げる桜と花の競演は、地元住民の楽しみのひとつになっているのだろう。
4月上旬頃、両側の桜の木が満開に
強風吹きすさぶこの日、ここまでの道のりで記者の体はすっかり冷えきっていた。どこかで暖を取らねば…と思っていた矢先、これまた工場裏手に「東方第二公園」という公園を発見。桜はまだ咲いていないが、公園の花壇には花が咲いているではないか! そこで、コンビニで仕入れていた熱燗と先ほど購入した鯛焼きでプチお花見演習をすることに…。
じゃん!
フタを押すと温まる仕組み「燗番娘」
なぜかこの日は服装が黒板五郎みたいだった
東に日産スタジアム、西に小机城址が位置する小机駅周辺には、新旧のコントラストが楽しい街並みが広がっていた。
桜が見ごろを迎える頃、「小机城址市民の森」で仲間とワイワイやるのもいいし、「江川せせらぎ緑道」でひとりゆっくり散歩をするのもいい。その際は、ぜひ地元の名物フードを携えて出掛けてほしい。
■今回のはま旅 「小机駅」周辺
・「鯛乃家」 横浜市港北区小机町2541
・「折本屋」 横浜市港北区小机町450-3
・「おすとあんでる」 横浜市港北区鳥山町1014
― 終わり ―