キマグレンを徹底解剖!
ココがキニナル!
かながわ観光親善大使も務めるアーティスト「キマグレン」ってどんな人?
ライター:山口 愛愛
逗子育ちの2人、KUREIさん(Vo)、ISEKIさん(Vo&G)からなるユニット「キマグレン」。
2008年にヒットした「LIFE」をはじめ、数々の爽やかな楽曲が耳に残る。逗子海岸の風物詩、海の家ライヴハウス「音霊OTODAMA SEA STUDIO」の運営のほか、かながわ観光親善大使の活動も行い、地元と密着した活躍から目が離せない。
横浜にもゆかりのある2人をはまれぽが徹底解剖!
|
人との繋がりを大切にし、逗子から全国へ音楽を発信!
―まずは、お二人の出会いから聞かせてください
KUREIさん(以下K)15才の時に地元(逗子)のスイミングスクールで知り合いました。自然とグループができ、20才を越えても遊んでいて。遊園地やスノーボード旅行に一緒に行くような遊び仲間ですね。
―どのようにキマグレンの結成に至ったのでしょうか?
(K)23才の時に逗子海岸で海の家ライブハウス(音霊OTODAMA SEA STADIO)をやろうと、ISEKIを誘って始めたんです。ライブを開催していく中で、自分達も参加しようと、2人でステージに立ったのが結成のきっかけです。
浜辺で一際目立つ、水着、裸足、普段着もOKのライブハウス
―その楽曲が評価され、各レーベルの争奪戦でメジャーデビューが決まったようですが。
ISEKIさん(以下I)ステージを見ていたプロデューサーが「真面目に音楽をやってみたら?」と声を掛けてくれて、録音した曲を色々な方に聴いてもらいました。おかげさまでメジャーデビューのお話をいただき、関わったみなさんに感謝しています。
―ISEKIさんは、HOTWAVE(高校生のバンド甲子園)に参加され、ベストヴォーカル賞を受賞していますが、アーティストになるという意識はありましたか?
(I)(予選を勝ち抜き)横浜スタジアムでたくさんの人の前で演奏でき、音楽の道に進むきっかけになったと思います。KUREIは観客席にいたんですよ。
(K)ISEKIのバンドとゲストのムーンチャイルド見たさに(笑)応援に行きましたね。
―大学卒業後はどんな職業に就いたのですか?
(K)正社員としてアパレルショップの店員や、一般企業のSEをやっていました。
(I)コンビニの店員など20個くらいアルバイトをしました。
―メジャーデビューを目標にしているアーティストが多いと思いますが、違ったスタイルですよね?
(K)OTODAMAの運営だけで精一杯で、お客さんを呼ぶことに必死だったんです。自分達が出演して、いいステージをやれば友達も集めやすいので、ノルマを決めて電話で誘っていました(笑)その活動の延長上にキマグレンがあるという感じです。
色々なアーティストが出演するが、もちろんキマグレンライブは大盛がり!
―なるほど。海の家の運営は大変なのですね。初期投資も苦労されたのでは?
(K)投資家の方に協力いただき、資金繰りを手伝ってもらいました。建物を建てて壊すだけでも、ものすごい予算がかかります。イメージと違って過酷だと思います。好きじゃないとできないですね。
―海の家って儲かるものでもないんですか?
(K)そうですね。やり方次第という人もいますけど、台風の影響なども受けますし、集客も苦労しますし、毎日満員御礼とはいかないですね。海水浴くらいしか娯楽がなかった40年くらい前は儲かったという話は聞きますが。徐々にお客さんは増えてきましたが、思った以上に大変です。
2005年にオープンし、年々賑わいを見せている
―かながわ観光親善大使の活動もされていますね
(K)OTODAMAのライブを松沢県知事が観に来てくださって、直接お話をいただきました。メディアを通して神奈川県の魅力を伝えています。
(I)湯河原の農産物を広めるPRでみかんを配ったこともありますよ。
―地元と密着された活動を大事にしていますね
(I)これからも逗子を拠点として、神奈川へ、全国へと音楽やイベントを発信していきたいですね。
キマグレンのプライベートに迫る!!次のページ ≫
本気になる勇気を持ってほしい!
―ここからは、プライベートにも迫ります。休みの日は何をしていますか?
(K)休みは少ないですけど、映画を観に行ったり・・・。
(I)映画ですね。この間2人で「インセプション」を観に行きました(笑)
―仲良すぎですね(笑)。ケンカすることはありますか?
(I)改善して終着点に辿り着くために意見を言い合うことはありますね。
(K)ケンカしているとしたら、兄弟喧嘩のようなくだらないことですね(笑)
―キマグレンと言えば、夏のイメージが強いですが他のシーズンの過ごし方は?
(K)夏にOTODAMAやフェスをやり、秋はツアーに出掛けます。冬は曲作りをメインに、春にはツアーという1年です。
―デビューして変わったことは?
(K)デビューは27才と遅く、それまでは音楽=遊びと思われていたのが、遊びと思われなくなりました。
(I)親を安心させられたことや、友人からがんばってるね!と言われるようになったことが嬉しいですね。
―
(I)自分です。自分の気持ちに負けたくないですし、落ち込んだ時も、1人で考えて結論を出すタイプです。
(K)ステージに立っているミュージシャン全員です。
―最近買った高価なものは何でしょうか?
(K)iPadです。
(I)チョコ好きなので、時々、自分のご褒美にゴディバのチョコレートを買っています。ポイント(カード)も貯めています。
―バレンタインは嬉しかったのでは?
(I)昔は全然もらえませんでしたが、30個くらいいただき、太りましたね(笑)
ライバルは誰ですか?
キマグレンのジャンルは「J-POP」でも「歌謡曲」でもOK!とISEKIさん
―好きな女性のタイプは?合コンとか行かれますか?
(K)タイプというか、アーティストのYUIさんとステージに立ってみたいですね。合コンはデビュー前にISEKIと行ったことはありますが、最近は忙しくて飲みに行くこともほとんどないです。
(I)静かな人がいいです。合コンもコミュニケーションの1つですから、やった方がいいと思いますよ。男の友情も芽生えますし。最近の若い人は飲まないですからね。
(K)「最近の若い人」って!オヤジかい(笑)
―お酒で失敗したことなどありますか?
(I)そんなに飲まないですけど・・・。
(K)僕はめちゃくちゃ飲んでいましたね。テキーラを何杯も飲んで、記憶をなくして、目が覚めたら公園で寝ていたとか。若い時ならアリでしょう。
2011年も66日連続ライブが決定!ぜひ足を運んで
―どちらに住まれていますか?
(K・I)地元(逗子)です!
―では、サーフィンやられますか?
(K)しばらく行けてないですね。逗子は台風の時くらいしかいい波が立たないのでショート(ボード)だとなかなか乗る機会がないですね。たまに、(ボードに乗って漕ぐ)スタンディングパドルボードをやります。
(I)一切やらないですね(笑)。眺めるのが好きなので『オカ』担当です。
―美味しいと思うお店を教えてください
(K)OTODAMAの近くにある「カンティーナ」というイタリアンのピザの生地が美味しいですよ。横浜なら壱六家のネギ半丼も好きですね。
(I)横浜東口のスカイビルのグルメフロアに美味しいお店が入っていておすすめです。
―アーティストになっていなかったら、どんな職業に就いたと思いますか?
(K)アメリカの大学では医学部で学んでいたので、医者になっていたかも。水泳をやっている時に怪我をして、リハビリなどに興味を持っていました。
(I)一般的な会社員とかムリですね(笑) バイトで、スターバックスのスタッフもやったことがあるのですが、人とのコミュニケーションを大切にする理念はすばらしいと思いました。スターバックスの店長になっていたかもしれません。接客業が向いていると思います。
―お互いが尊敬しているところは?
(K)熱血家で、熱いが故にコツコツ努力をするので、とても真似できないです。
(I)アイデアがすばらしいですね。OTODAMAを考えて誘ってくれたのもKUREIですし。自分はじっくり考えますが、楽観的なのもいいんでしょうね。
海が眺められるステージはアーティストも爽快
―曲作りはKUREIさんが作詞、ISEKIさんが作曲メインで作られていますがどんな風に仕上げるんですか?
(I)詞が先、曲が先の時もありますが、持ち寄ったフレーズをお互いが聞いて、それに加えていくような感じで。セッションのような感じで、その時の雰囲気でほぼ1曲できちゃう時もありますね。
取材を終えて
際どい質問にも笑って答えてくださり、気さくなお2人でした。
夏以外はゆったり過ごしているイメージがありましたが、とても忙しいことがわかり、失礼しました・・・。
海の家の経営で苦労した分、キレイごとを並べるだけではない、心に響く歌が作れるのでしょう。
もうすぐ、夏の季節。ぜひ、爽快で心に響く歌をつくってくださいね!
取材恒例のサインをいただきました! |
―終わり―
※「キマグレン」からリリース情報についてお知らせです。
ニューシングル『 IT'S MY勇気 』 絶賛発売中!!
タイトル:IT'S MY勇気(4曲入り)
発売日:2011年4月20日
価格:1,000円(税込)
この曲を聞いて本気になる勇気をもってもらえれば。こんな時だからこそたくさんの人達の背中を押すことで夢が叶ったり、新しい自分に出会えたりすると思います。(KUREI)
「本気でやっているか?」と自分自身にも問いかけた曲です。まだ追える夢がある、がんばらなければ!と思えるきっかけになれれば嬉しいです。 (ISEKI)
- 前へ
- 1
- 次へ