パワースポットとは？

パワースポットとは自然的な力で心身に気（元気）を与える場所、風水学的に幸運な場所、訪れた人が心地良い場所などを示す。横浜にもそんな場所がいくつかあり、その中でも代表的なものは

・伊勢山皇大神宮（中区）
・師岡熊野神社（港北区）
・中華街の中にある関帝廟（かんていびょう）
・媽祖廟（まそびょう）

以上の4カ所が挙げられる。
中でも師岡熊野神社と媽祖廟が話題のようなので、どんなスポットなのか調査してみた！

テレビでも紹介された師岡熊野神社へ

師岡熊野神社は東横線の大倉山駅から徒歩10分。
こちらは占い師タレントの島田透平さんが、テレビ番組の中でおすすめのパワースポットとして、2度も紹介したお墨付きの神社だ。

さっそく、神職の小清水さんが神社を案内してくれた。
「師岡熊野神社は奈良時代（724年）に全寿仙人によって開かれ、横浜の中でもとても古い歴史を持っています。何を定義にパワースポットとしているか曖昧なところもあったので、さほど意識はしていませんでしたが、長い歴史もあり『ご利益を授かった』と言ってくださる人がたくさんいます」
　

師岡熊野神社　本殿
　

サッカー日本代表のシンボルマークでお馴染みの八咫烏（ヤタガラス）のご紋
　

日本サッカー協会公認のお守りや絵馬も並んでいる

また、本殿の前には色々なおみくじがある。なんでも、このおみくじで凶を引くと、そのための特別なお守りが授与されるようだ。
凶の出る確率を聞いたところ、

「30人に1人くらいですね。特別にお守りを授かれるので中には喜ばれる方もいるんですよ」とのこと。
　

特別に見せていただいた

このお守りも人気の秘密だろうが、それ以上にパワースポットと呼ばれる『「の」の池』の存在が大きいようだ。

師岡熊野神社には、鳥居の前に『「い」の池』、境内の裏手には『「の」の池』があり、現在大曽根公園となっている地に以前は『「ち」の池』があったそうだ。なお、この3つの池は「いのちの池」と呼ばれているらしい。
　

「神域につき立ち入り禁止」の札が
　　

『「の」の池』の前には立て板があるが、その姿を眺めることができる。

なんだか気を感じる！そんな感想に対し
「何かを感じられるのか、池の周りに長く佇んでいる方もいますよ」と神職の小清水さん。

この池は干し上がることもなく、増えることもない不思議な伝説の池らしく、辺りには清らかな空気が漂っていて、心が洗われるよう。落雷で本殿が出火したときも、『「の」の池』に御神体を入れて守ったそうだ。

確かに、ここにいると「いのち」がみなぎるような感じがしてくるので、パワースポットと呼ばれるのもわかる気がする。