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綱島駅近くの急階段の上にある謎の石碑の正体は?

ココがキニナル!

綱島駅の東口の綱島街道沿いを東急ストア方面に進むと、途中にやたら急で長い階段があるんです。その頂上に石碑っぽいのがあるんですが、あれってなんでしょうか?よろしければ調べてください(会長さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

階段の上には神明社という神社があり、石碑はかつて建っていた木造の祠に替わって建てられたものだった。

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ライター:永田 ミナミ

さっそく綱島へ行ってみる



急階段に石碑。キニナルキーワードである。少し検索してみると、気になってのぼってみたという人の記事などもいくつかヒットした。グーグルストリートビューで見てみると確かに興味をそそる階段だ。さっそく自分の目で確かめるべく、現地へ行ってみることにした。
 


東急線綱島駅に到着
 

綱島街道に出ると、歴史ある
綱島温泉が現れる


綱島街道に出て左折し、しばらく進むと、両側を木々に覆われた山が見えてきた。
 


この左側の山に急階段があるはずだ、と思って歩いていくと・・・
 

問題の急階段が現れた
 

階段下には英語、中国語、韓国語を網羅する真新しい案内板が


階段の上には綱島神明社という神社があるということだ。そうなると謎の石碑も神社に関連するものということだろうか。
 


案内板の横には皇紀二千五百九十五年と記された古めかしい石柱もあった




階段をのぼる


 


覆いかぶさる草木を掻きわけるように20段ほどのぼると、鳥居が見えてくる
 

のぼりきった鳥居の向こうには「綱島鎮守神明社」と書かれた石碑が立っていた


石段101段の上には幅10m×奥行15mほどの空間があり、奥に比較的新しい石碑が立っている。ほかにも狛犬が乗っていたと思われる石の台座や手水鉢らしきものがあり、どちらにも「明治十三年四月」と記されていた。
 


狛犬は2匹ともすでにどこかへ旅立っていた
 

風格と風趣のある手水鉢
 

綱島鎮守神明社石碑。倒れていたペットボトルは立てておいた


石碑の前には水や酒が供えられ盛り塩もあった。奥の柵には竹ぼうきが立て掛けてあり、誰かによって手入れされているようだ。そしてもうひとつ、境内にはキニナル石碑が立っていた。
 


手水鉢の右側に立つ、堂々たるサイズと筆蹟の石碑


「県下名勝史蹟四十五佳選当選記念」「綱島温泉」「横浜貿易新報社」は読めたが肝心の部分が判読できない。躍動する筆遣いに目を凝らし、最初の文字だけは「桃」だろうと見当をつけることができた。

近くに神明社について知っていそうなところはないかとGoogle Mapを開くと、綱島街道をはさんだすぐ向かい側に神社があるではないか。