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横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

34駅、計3449段!ライター井上が地獄の階段レポに挑戦!~市営地下鉄~

ココがキニナル!

横浜市営地下鉄どの駅が1番地下かホームから地上に出るまで何段階段を上るかで調べてほしい!(いちかんさん)/三ツ沢上町・三ツ沢下町が地下深くにホームがあるのは何故?(haipaiさん)

はまれぽ調査結果!

最多段数は岸根公園駅の190段! ただし、最も深いのは三ツ沢上町駅。深さの理由は、山沿いの地形に合わせ、既存の建設物と埋設物を避けたため。

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ライター:井上 こん

思えば母校は小高い山の上にあった。
こんな辺鄙(へんぴ)なところに大学を建てようなんて言い出した誰それを呪いつつ、毎朝70メートルほどの心臓破りの階段を上っていた過ぎし日々。それも今となってはそれなりの思い出。

今回調査するのは、市営地下鉄の各駅の階段数とその深さの理由。どの駅が最も深いのか、実際にこの足で調べる。時間はどれくらい要するのか、井上の怠けたボディで持つのかなど、不安は尽きないが。
 


いつもありがとう。調査を無事終えられるよう祈ってておくれ

 


横浜の地形、そして既存の埋設物を考慮



まず、キニナル投稿にあった「三ツ沢上町と三ツ沢下町がなぜこんなに地下深くにホームがあるのか?」を、横浜市交通局建設改良課の福岡係長にメールでのインタビューに対応していただいた。

1968(昭和43)年に工事が開始された横浜市営地下鉄。
そのころには既に横浜でも市街化が進み、地上は建物や道路などの構造物で覆われ、地下には道路トンネルや水道管やガス管などの埋設物が多く存在したという。また、横浜の地形は海沿いや川沿いを除き主に山であるのに、電車が上り下りできる坂道には制限がある(勾配3~4%程度とされる)。

このような理由から、市営地下鉄の線路や駅は建築物や埋設物をできるだけ避け、地形に合わせて建設されたため、かなり深いところに作られた駅も存在する。それらが、三ツ沢上町駅と三ツ沢下町駅のホーム。それぞれ、三ツ沢下町が約26メートル、三ツ沢上町が約30メートルも地上から下の深いところにある。これは主に、自動車の交通量が多い国道1号を工事で通行止めにするのを避けたことと、その下に既に直径4メートル以上の太い下水道管があったためだという。
 


キニナルにもある三ツ沢上町駅・三ツ沢下町駅の構内図(横浜市交通局ウェブサイトより)
<クリックして拡大>

 
 
 
では、今回のキニナルを検証!
 
調査ルールは以下のとおり。

【調査ルール】
(1)この調査における階段数とは、ホームから改札、そして改札から地上に出るまでの階段数を合計したものを指す。
(2)地上への出口が複数ある駅では、どこが一番段数が多いか駅員の方に判断を仰ぐものとする。※駅員の方でもどの出口が最も階段数が多いか不明な場合、全ての階段を調べる。
(3)調査駅は、ブルーラインとグリーンラインを合わせた40駅中、地上に駅がある6駅(センター北、センター南、川和町、仲町台、新羽、上永谷)を除く34駅とする。


記事最後に、KDS(階段数)ランキングを発表!
 


市営地下鉄路線図(横浜市交通局のウェブサイトより転用)
<クリックして拡大>


はまれぽ編集部のある「関内駅」から調査開始。さ、やるぞ。
 


余裕の表情であります

 
世間は3連休。家族連れやカップルが悠々とエスカレーターに乗りこんで行く横で、カウンター片手に階段を1歩1歩踏みしめ、「1、2、3・・・」と呟く女が1人・・・。あたし、怪しい!
 
関内駅、4 番出口に到着するまでの階段数は107段。この時点ではいまいち多いのか少ないのか分からないが、とにかく地獄のレポは幕を開けた。
 


関内駅構内図(横浜市交通局ウェブサイトより)
<クリックして拡大>
  

こんなとき、右しか選んでこなかった我が人生