普通の居酒屋なのに寿司が美味すぎる店が白楽にあるって本当?
ココがキニナル!
白楽の駅前に最近できた「すしえもん」という居酒屋さんの出す、塩で食べる寿司が、普通に寿司屋の寿司よりもうまいです。取材してください。(380さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
昨年8月に開店した「すしえもん」の寿司は、ネタの管理が秘けつらしいが、マスターは「なんとなく(笑)たまたま・・・」と明言はしない。
ライター:クドー・シュンサク
居酒屋さんで寿司は食べたことがないが、寿司屋さんで居酒屋さんのように飲んでイカ刺しくらい白い目で見られたことはあるような気がする。
居酒屋さんでいただく寿司、いかがなものでしょうか。「塩で食べるお寿司ってどんなのですかね(笑)楽しみですねぇ」と同行の編集部・宮城こと、伊達メガネじゃなかったもぐもぐメガネくん。それにしてもよく笑うメガネくんと白楽へ。
白楽の新店「すしえもん」
移動中、「この前、打ち合わせの時にサンドイッチの食べ終わった皿にメガネ置いてなかった?」とメガネくんに尋ねた。「はい、置いてました」とメガネくん。
「副編集長の妖怪獣に『彼のメガネは伊達なん?』って聞いたら大声で『伊達っすねー確か!』って言ってたよ」と伝えると「違いますよぉ(笑)」とメガネくん。また笑った。そして意味不明の山岸怪獣。
東急東横線白楽駅東口の改札を右に出てすぐ、「すしえもん」とご対面。
こんにちは
珍しさと寿司の風情はまだ感じさせない外観。どちらかというと串焼きの店ライクな佇まい。このかんじで寿司は、複雑な期待をくれる。
それでも寿司感は無い
「おじゃまします、本日取材のはまれぽの者ですが」と声をかけると、笑顔で快く迎えてくれた男性。
「すしえもん」オーナーの井上公一さん
正面も
井上さん、とても笑顔。横を見ると、メガネくんも笑顔。
お店の諸々から伺うことに
現在のすしえもんの場所にあった前店のオーナと知り合いだった井上さん。その知人の店が閉店すると知り、ここで店をやらせてほしいと頼みこんだ。そこで承諾を得て、2013(平成25)年の8月20日にすしえもんを開店させた。
すしえもん開店以前は、テイクアウト専門の寿司店を経営していた井上さん。店名は「すしえもん」。そこで寿司のノウハウを培ったと思いきや「そうじゃ・・・ないんですよ(笑)」と井上さん。その前にもテイクアウト専門の寿司店で勤めていたとのこと。
寿司のこだわりについて聞く
「特別・・・こだわりとかはそんなになくてですね・・・(笑)。美味しいものを食べやすく提供できればとは思いますが・・・はい(笑)」。
話す“間”が独特な井上さん。カウンター6席のこのお店が、いつかやってみたかった自分の飲食店の始まりだということで、オープンしてからまだ1日も休んでいないとのこと。休んでいる場合でもないようです。
これ飲んでそうだな
客層の男女比は7:3で、年齢層は20代半ばから上はけっこうなご年齢の方もいらっしゃるとのこと。意外にも、白楽駅近くにある神奈川大学の学生はほぼ来ないとのこと。ほのぼの、のんびりと楽しいお酒を嗜むお客さんがほとんどだという。
おすすめフードをはじめ
なじみやすい価格もうれしい
小さくこじんまりとした店ながら、焼酎と日本酒は品ぞろえには定評があるのは店のセールスポイント。とのことなので「品ぞろえ、いいかんじなんですね」と何気なく口ぶくと井上さんは「でも・・・まぁ、なんとなくっていうか・・・はい(笑)」と得意の“ふわっ”とした雰囲気に持ち込む。
それでは「すしえもん」の味をいただきたいと思います。
まずは生ビール(400円)から
「たまたま?」美味しい、すしえもん
すしえもんのおすすめメニューと、塩で美味いという寿司を注文。待つ間に、おすすめフードからこちらを注文。
大根のみそ漬け(100円)
甘みのあるタクアンに、ほんのりと味噌の香りとコク。ぱりぱりとした食感。ビールで追いかける。
うまいす
大根の味噌漬け、いいかんじですねと井上さんに伝えると「ありがとうございます! ウチで漬けてないんですけど(笑)・・・たまたま売ってて(笑)。いいもん調達するのも大変なんで、褒めてもらえると嬉しいっす(笑)」。愉快なお兄さんです。
「調達も大変ですからね(笑)」
イチ推しの「炭焼きレバー(300円)」
串でいうと3串分ちょっと入ってそうな炭焼きレバー。食べ方はカウンターにあるタレか塩で、もしくは一緒に出てくるごま油と塩を合わせたタレでと、各種楽しめる。
ごま油のタレで
んまい
半生よりちょっと火が通った焼き上がり。焼かれた表面の香ばしさとクリーミーな中の食感。寿司のツメのような甘めのタレとも合う。
美味しいと井上さんに伝えると「そうです・・・よね(笑)。串の打ち方とかよくわからないんで・・・独学で試行錯誤して美味しくしましたっていうか・・・まぁ・・・たまたまです(笑)」。たまたま。また、たまたま。