今年で5回目! 日本大通りで開催された「ウエイターズレースジャパン」の様子をレポート!
 ココがキニナル!
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団体戦4連覇中の横浜ロイヤルパークホテルチームを破り、横浜ベイホテル東急チームが初優勝! 大盛り上がりの中、日本大通りを疾走した!
ライター:橘 アリー
	日本大通り、冬の風物詩!?
	
	2011(平成23)年に始まった日本ウエイターズレースも、今年2015(平成27)年ではや5回目の開催となる。
	“優雅に速く”・・・つわものウエイターたちが、今年も鮮やかな銀杏並木の日本大通りを疾走する。
	 
	
	この日、曇りで肌寒い日であったが
	 
	
	たくさんの人が訪れ、日本大通りは活気に満ちていた
	
	「ウエイターズレースジャパン」は、はまれぽでも以前に取材しているが、内容についておさらしておくと・・・
	
	まず、ウエイターズレースは、 1930年代にウエイターの仕事の認識を改善するためにパリで開始されたのが始まり。ウエイターズレースジャパンは、日本で唯一「The International Waiters Race Community」から公式に認定を受けて、2011(平成23)年から開催されている。
	 
	
	優勝者、優勝チームに、この銀のトレイが渡される
	
	ルールは、直径30㎝のトレイにボトル1本と水の入った10オンスグラスを3個乗せて片道150メートルのコースを往復。その際、走っても歩いても構わない。トレイは片手で持ちボトルは落としても大丈夫だが割れたら失格。水はこぼれてもよいがグラスを手で押さえてはいけない。というもの。
	 
	
	グラスはプラスチックだがビールは本物。落としたら割れる可能性は高い
	
	団体戦は1チーム5名で1500メートル(1人片道150メートルの折り返しで300メートル)をリレー。個人戦は片道150メートルの折り返しで300メートルを走る。
	
	個人戦は、最初にタイムトライアル形式で予選が行われ、上位10名と敗者復活選を勝ち抜いた選手で準決勝。上位5名で決勝を争う。
	
	団体戦もタイムトライアル形式で予選が実施。上位6チームが準決勝進出、その後、決勝が3チームで行われる。
	昨年までは2チームで決勝が行われていたそうだが、今年は参加チームが14チームと多いので3チームで行うことになったようだ。
	 
	
	折り返し地点から見たゴール地点方向。150メートルってけっこう長い・・・
	
	最初に、日本ウエイターズレース協会会長の梶恒翁(かじ・つねお)さんにお話を伺った。
	 
	
	梶さん
	
	梶さんに伺ったところ、今年のエントリー者は、個人戦が51名、そのうち女性は20名、男性は31名、団体戦は14チームとなっている。
	
	参加チームの中で、横浜ロイヤルパークホテルのチームが、第1回大会から団体戦で4連覇中とのこと。
	今年も優勝し5連覇なるか、それともほかのチームが初優勝となるのか・・・。そんなところも今年の見どころの一つのよう。
	
	なお、梶さんは1984(昭和59)年、パリのウエイターズレースに日本人選手として初めて出場したそうだ。
	 
	
	1984年、パリ大会に出場する梶さん(ウエイターズレースジャパンパンフレットより)
	
	梶さんは、大会に出場するウエイターたちの大先輩。「これからも『ウエイターズレースジャパン』を広めていきたい!」、そんな熱い想いも話してくださった。
	
	なお、大会の進行役は、梶さんと、FMヨコハマ、ラジオパーソナリティの鈴木まひるさんが務めておられた。
	 
	
	梶さんの隣が鈴木まひるさん
	
	さて、今年はどんなレース展開となるのだろうか?
	
	曇り空の下・・・
	 
	
	いよいよ大会がスタート!
	 
	 
	 
	白熱の個人戦!
	
	まずは個人戦の予選が行われた。
	 
	
	声援をうけながら、ウエイターたちが日本大通りを疾走していく
	 
	
	抜きつ抜かれつのデットヒートも繰り広げられ
	 
	
	スタート直後にバランスを崩し、ヒヤッとする場面も!
	 
	
	折り返し地点では、スピードを落として慎重に
	 
	
	女性もスタート
	 
	
	男性に引けを取らない速さである!
	
	ボトルを落として割って失格になる者は無いまま、無事、予選は終了。
	
	続いて、敗者復活戦。
	 
	
	予選落ちした人が、自ら望んで復活戦に挑む
	
	敗者復活戦からは5名が選ばれ、最初の予選通過者10名と合わせて合計15名が準決勝へと進み、準決勝でもボトルを割っての失格者が無いまま、タイム上位5名が決勝へと進んだ。
	 
	
	白熱のレースが繰り広げられた
	
	個人戦の決勝進出者男性は、横浜ベイホテル東急の新井宏武(あらい・ひろむ)さん、横浜ロイヤルパークホテルの新沼翼(にいぬま・つばさ)さん、コロワイドMDの笹本賢斗(ささもと・けんと)さん、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル・ラウンジバー「マリンブルー」の古川周気(ふるかわ・しゅうき)さん、ノーブルの村上源太郎(むらかみ・げんたろう)さん。
	
	個人戦の決勝進出者女性は、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズの鈴木優里(すずき・ゆり)さん、横浜ベイホテル東急の吉田綾華(よしだ・あやか)さん、渡辺沙希(わたなべ・さき)さん、横浜ロイヤルパークホテルの小峰夏美(こみね・なつみ)さん、伊藤綺良々(いとう・きらら)さん。
	
	男性では、昨年の優勝者である笹本さんが今年も優勝候補として名があがっており、女性では小峰さんが優勝候補と見られていた。
	 
	
	小峰さんは1児の母
	
	そして、大方の予想通り、男性は笹本さんが49秒78の大会新記録を出して優勝。小峰さんも1分9秒86の好タイムで優勝した。
	
	次は団体戦。団体戦は大混乱であった。
	 
	 
	 
	 
	
	






