本当は教えたくない! 地元の人々に愛される横浜中華街の路地裏グルメをご紹介!
ココがキニナル!
地元の人々に愛される横浜中華街の路地裏グルメ3店舗ご紹介! 元祖白麻婆豆腐、手作り点心、ネギそばなどなど。(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
※この記事はPR記事です※
言わずと知れた横浜の観光名所、横浜中華街。
平日でも国内外から観光客が集まり、メイン通りと呼ばれる中華街大通り(以下、メイン通り)は大変なにぎわいを見せている。土日祝日や連休ともなれば、ランチタイムはどの店も列をなしており、初めて中華街へ訪れた方はどの店に入っていいのか、何を食べたらいいのか迷ってしまうだろう。
2017(平成29)年のゴールデンウィークの様子
そこで今回は、地元の方々が通う“本当は教えたくない地域密着の路地裏グルメ”をご紹介する。
(1)心龍
まずご紹介するのは、元祖「白麻婆豆腐」を食べられるお店として、2015(平成27)年に取材させていただいた心龍(しんろん)。
善隣門(ぜんりんもん)からメイン通りを進み
一番最初の路地(中山路:ちゅうざんろ)を右に曲がって数メートル
心龍に到着!
2003(平成15)年に開業した心龍は、“麻婆豆腐は赤いもの”という固定概念を飛び越えて「白麻婆豆腐」を作った元祖のお店。5年で3分の2が閉店すると言われる横浜中華街で、15年目を迎える名店だ。
上海料理と広東料理をメインに、週替わりのランチメニューを提供するなど多くの常連さんに愛されている。
2階は円卓などあり、落ち着いた雰囲気
1階と2階に席が用意されており、家族連れやグループでも楽しむことができる。
厨房は1階。中華鍋をふるう音に食欲を掻き立てられる
それでは早速、常連さんに人気の心龍オススメ料理3品を実食!
元祖! 白麻婆豆腐
やっぱり外せないのは元祖「白麻婆豆腐(1180円/税抜・以下同)」。深めの容器に入っているので、2~3人でシェアしても良さそうだ。
辛そうに見えない!
美味しそうな香りはするが、目に染みるような辛さは見た目からは感じない。いったいどんな味がするのだろうか・・・。
いただきまーす!
「お! 全然辛くな・・・いことない!!」
口に入れた瞬間は山椒がほどよく香り、そこまで辛さを感じなかったが、じわじわと口の中がピリピリしてくる。通常の麻婆豆腐のようなコクや味わいではなく、あっさりとしながらも、しっかりした塩味がついている。飲み込んだら食道がカッカしてきた。見た目で油断すると予想の上をいく辛さが待っている。
「あぁ~、これ辛いっす!」
2、3口食べただけで頭皮からじわぁ~と汗が出てきた。そして困ったことに、クセになる辛さなので食べる手が止まらない。
そして、白いご飯に乗せるとその白さが際立つ。
ご飯が進んじゃうやつ
白麻婆豆腐は青唐辛子を使用しており、仕入れの時季によって青唐辛子の種類も異なってくるという。今はタイ産の青唐辛子を使っているそうだ。
味のインパクトは強いが、辛さが引くのは割りと早い。食事の後に歩き回ることを考えると、辛さが後に残らないのも嬉しい。
心龍炒飯
続いて、見た目にも美しい「心龍炒飯(1000円)」をいただく。
紫キャベツと紫タマネギが入っている
本物の竹の中に入って運ばれてきた心龍炒飯は、お米がパラパラなのに油っぽくなく紫キャベツと紫タマネギの歯応えと甘さを感じられる。シンプルな味だが、ホタテの貝柱が入っているので噛むほどに旨味が出てくる。
思わず鼻が膨らんじゃう
心龍炒飯に白麻婆豆腐をかけて食べる常連さんも多く、辛味がマイルドになるので辛いのが苦手な人でも白麻婆豆腐に挑戦できるかもしれない。
黒酢排骨
最後に、香りだけでお酒が飲めちゃいそうな「黒酢排骨(くろずぱいこー、1380円)」は、豚のスペアリブにオリジナルのタレをたっぷりと絡めた一品。
排骨は中国語でスペアリブ
骨からスルッと肉が離れ適度な歯応えもある。やわらかな肉に黒酢の味がしっかりと染み込んでいるので、お酒のおつまみに最適だ。最初は行儀よく箸で食べていたが、最終的には手で掴んで食べてしまった。
骨のきわまで無心に食らう
3品とも味のインパクトはあるが、さっぱりとしていて食後に胃が重くなることはなかった。
白麻婆豆腐と心龍炒飯がついた1人用のスペシャルセットメニュー(1680円)もあるので、まとめて食べたい方にはおすすめ。
心龍のオーナー、周韋(しゅう・い)さんに料理についてうかがうと、「中華料理って油をたくさん使うイメージがありますよね。心龍では、パンチはあるけれどシンプルな味付けを心がけています。自分たちにしか作れない料理があるので、心龍の味を好きでいてくれる方に感謝したいです」と話す。
写真左より、店長の千恵(ちえ)さん、周韋さん
白麻婆豆腐は青唐辛子の種類によって辛さも異なるため、常連さんから「今日はちょっと辛いね~」「辛さ足りないんじゃない?」なんて声がかかることもあるのだとか。そんなやり取りができるのも心龍の魅力なのだろう。
店名の由来については、「中国語で『興隆(Xing Long)』の発音は、商売繁盛心の意味があります。そこへ、心のこもったサービスで龍のように長く続くお店になってほしいという気持ちで『心龍』と名付けました」と周さん。
その名の通り、地元の人々に長く愛される店となった
土日祝日はメイン通りほど混雑することはないそうなので、お店選びに迷ったときは是非足を運んでみてほしい。
続いて、皮から手作りの点心と手打ち麺が自慢の路地裏店をご紹介する。