横浜市の県道上に現れた「波止場のピット」? 謎の建造物の正体は
ココがキニナル!
六ツ川の県道沿いに有る、波止場のピットみたいなの、これは何でしょうか。(hidejiroさん)
はまれぽ調査結果!
地下にある「井土ケ谷合流幹線」の水圧を調整するための「エアー抜き」だった! やむを得ず歩道上に設置し、周囲になじむようカモフラージュしている
ライター:はまれぽ編集部
南区六ツ川の県道沿いにある、謎の建造物についてのキニナル投稿。添えられた画像には確かに「波止場のピット」のようなものが写っているが、海のない南区にどうしてそんなものがあるのだろうか?
まずは問題の「ピット」を探すべく、六ツ川の県道・平戸桜木道路を歩いてみる。
引越坂のバス停留所から弘明寺方面へ
場所のヒントは「六ツ川の県道沿い」ということのみ。引越坂から西側、東海道方面の県道上は以前の取材時に確認済みなので、今回は逆方向に。ちょうど弘明寺駅に差し掛かる辺りまでが、南区六ツ川のようだ。
県道沿いに横浜横須賀道路の高架をくぐり、しばらく歩いてみるがなかなか見つからない・・・。勝手に道路上に立ち並んでいるものかと思っていたが、うっかり見逃してしまったのかもしれない。
向こう岸の歩道にも目を配りながら、注意深く歩いていく
すると、大池の交差点から少し歩いたところで、それらしき建造物を見つけた!
もしかして、これか?
これだ!
想像していたよりもずっと大きな「ピット」が、歩道の街路樹桝の中に設置されていた。
表面は茶色く、錆びたようにも見えるが、近づいてみると何かがコーティングされているようだ。
表面はプラスチックっぽい
そして、ぐぐっと曲がったその先端は・・・。
穴が開いている
どうやらこの「ピット」、ただの曲げた棒ではなく、中が空洞になったパイプのようだ。
手をかざすとわずかに空気の流れを感じる。耳をすませばパイプの中から反響音も聞こえるようだが、風も強くはっきりとはしない。
だが、「これは地下までつながっていそうだ」と思える構造だった。
パイプの先はどこにつながっている?