横浜みなとみらいにできた「資生堂」の研究所ってどんな所?
ココがキニナル!
2019年4月13日、みなとみらい21地区の「資生堂グローバルイノベーションセンター(エスパーク)」が、研究員と交流できるコミュニケーションエリアをオープン!一体どんな施設なの?(はまれぽ編集部)
ライター:はまれぽ編集部
みなとみらい21地区で工事を進めていた「資生堂グローバルイノベーションセンター(GIC・呼称『S/PARK エスパーク』)」が、ついに本格稼動する。
資生堂グローバルイノベーションセンター
「資生堂グローバルイノベーションセンター(以下『S/PARK エスパーク』)は、資生堂の都市型オープンラボとして、エスパークへ訪れた利用者と研究員が交流したり、国内外の外部研究機関とコラボレーションを行う新研究開発拠点。
みなとみらい線新高島駅「2 大通り高島口」から数秒
2019年4月13日から、1階と2階の「コミュニケーションエリア」がオープンし、マイコスメを調合してくれる「S/PARK Beauty Bar」や、バランス良い食事を楽しめる「S/PARK Cafe」など、誰でも入ることのできるオープンスペースとなる。
どんな体験ができるの?
中でもオープン前から話題になっている施設が、1階の「S/PARK Beauty Bar」。なんでも、資生堂の研究員とBC(美容部員)による肌解析を元に、特別なトレーニングを受けたスタッフがビューティーバーラボ(製造所)でマイコスメ(化粧水・乳液)を調合してくれるというのだ。
写真左が製造所(提供:資生堂)
お値段は1万2000円(税別)。公式ホームページからの事前予約(4月13日から予約可能)が必要で、所要時間は約2時間。なんと自分好みのテクスチャー(さわり心地やつけ心地)と香りを選べるそう。商品の開発や改良に携わるプロフェッショナルと交流できる機会は、普段の生活ではなかなかないこと。女性はもとより、お肌の悩みを抱えた男性の救世主になるのでは?
肌を健やかに保つスキンケアサービスが体験できる!(提供:資生堂)
同じく1階には、資生堂パーラー監修のカフェ「S/PARK Cafe」がオープン。こちらは「野菜中心の」という意味を持つ造語「ベジセントリック」をコンセプトに、毎日の気分や体調に合わせて食事を楽しめるセミセルフサービスのカジュアルなカフェだという。
一人で来ても、グループで来ても気軽に席を選べる空間(提供:資生堂)
「S/PARK Cafe」ではお酒も提供する予定。みなとみらいという土地柄、どんなメニューがおいくらで提供されるのかキニナルところだ。
ほかにも、顔立ちの変化が体験できるデジタルタイムマシーン「BEYOND TIME」や、資生堂の研究の歴史をベースに4つのゾーンで構成された体験型ミュージアム「S/PARK Museum」、美しくなるための運動プログラムなどが行われる室内スタジオ「S/PARK Studio」など、新たな美しさの価値観を感じられるコンテンツが充実している。
5~15階は研究フロア
同施設の特徴はコミュニケーションエリアだけではない。従来の発想にとらわれなオフィス設計も魅力の一つだ。3階には技術発表や学会など、様々な用途で使用することができる「S/PARK Hall」、4階には研究員も参加する商談スペース「Collaboration Site」、11階には本物のマンションの一室を模した試験室「Living Lab」などが設けられている。
商談スペースもある、4階の「Collaboration Site」(提供:資生堂)
5階~15階の研究フロアには、基礎・基盤研究を支える優れた研究設備が揃っており、消費者との交流に加え、働きやすい環境を整えて研究員が自由で新しい発想を得られるようなオフィスをデザインした。
こんな素敵なオフィスだったら仕事がはかどりそう!(提供:資生堂)
交通のアクセスは?
「S/PARK エスパーク」の最寄駅は、みなとみらい線新高島駅。「2 大通り高島口」を出てすぐ左手の巨大なビルが「S/PARK エスパーク」だ。
出口さえ間違えなければ迷うことはない!
駅構内から地上へのエレベーターもあるので安心
また、みなとみらいの観光スポットを循環している「あかいくつバス」のバス停「新高島駅前」が同施設の目の前に設置されている(1時間に1本の運行)。
横浜駅各線から歩くことも可能な距離なので、周辺の開発状況を観察がてら訪れるのも良いだろう。
お隣(写真右)は、2019年6月竣工予定の京急本社
オープン直後やゴールデンウィークなどの連休は混雑することが予想される。「S/PARK Beauty Bar」は事前予約(4月13日から予約可能)が必要なので、興味がある方は公式ホームページで詳細を確認してほしい。
ー終わりー
資生堂グローバルイノベーションセンター
住所/横浜市西区高島一丁目2番11号
休館日(1・2階)/日曜日
1F(4月13日オープン)
S/PARK Beauty Bar
営業時間/平日・祝日:午前10時~午後6時、(土曜、日曜休み)
S/PARK Studio
営業時間/平日:午前7時~午後10時、土曜・祝日:午前8時~午後6時
S/PARK Cafe
営業時間/平日:午前8時~午後9時(L.O.午後8時30分)、土曜・祝日:午前8時~午後6時(L.O.午後5時30分)
2F(4月13日オープン)
S/PARK Museum
平日:午前11時~午後6時、土曜・祝日:午前11時~午後6時
https://spark.shiseido.co.jp/
※情報は2019年4月12日時点のものです
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uechanさん
2019年06月07日 16時31分
資生堂の研究所といえば、新横浜や小机ならばどこからでも眺められた丘の上の研究所を思い出します。小学生の頃、日産スタジアムの辺りに広がっていた田んぼで泥だらけになってフナやドジョウ、ザリガニを獲っていた時に望んだ資生堂の大きな看板と大倉山記念館は、私の原風景の一つです。丘の上の研究所はいつの間になくなってしまったのでしょうか。