年越しに山下公園で行われた「HOPE」というイベントの様子は?
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年越しに山下公園で行われた「HOPE」というイベントの様子はどうでしたか?
はまれぽ調査結果!
ほのかで美しい灯りが山下公園を飾る美しさに被災地である陸前高田市や横浜市の子どもたちの希望が託された意義深い年越しイベントでした。
ライター:吉澤 由美子
2011年12月31日(土)、山下公園の木立が淡く光る実を下げている。闇の中でほのかに優しい赤、青、黄、緑の灯りは幻想的で、林が小さな声でこちらにおいでと誘っているようだ。
ほんやり浮かび上がる輪郭が闇に溶けながら重なり合う
海に近い広場には、キャンドルで作られたHOPEの文字がある。ここは記念撮影の人気スポット。ゆらめくキャンドルの灯りは、背後にライトアップされた氷川丸や横浜マリンタワーをひかえて美しい。
ベイブリッジや氷川丸を背景に並ぶキャンドル
HOPEに込められた思い
山下公園で行われていたのは『HOPE 横浜の子どもたちが贈る 希望 笑顔 元気』という年越しイベント。
木立に下がっていたのは「ひかりの実」海に近い広場には約2000個のキャンドルを並べた「HOPE YOKOHAMA」の文字が輝く。電力消費が少ないLEDやキャンドルによる光で、日本を元気にするメッセージを発信しようという内容だ。
「Fight!」など思い思いのメッセージ
「ひかりの実」は、11月のスマートイルミネーションでも登場したもので、電池式LEDを果実袋で包み込み、樹木に飾り付けるもの。今回は、「ひかりの実交換プロジェクト」によって、横浜の子どもたちと、被災地である陸前高田市の子どもたちの間をひかりの実がつなぐ交流が行われた。
ここに下げられた3000個のひかりの実には、横浜市や、陸前高田市の子どもたちの描いた笑顔やメッセージが記されている。
「がんばってね、日本」というメッセージがカワイイ
当日、ひかりの木の実に笑顔を描いて下げることができるワークショップも行われ、訪れた人たちが2012年に向けて希望や願いを込めた笑顔やメッセージを描いていた。
ワークショップの受付
電力消費に配慮した灯りを使って飾られた場所で、復興や希望を願う。美しい灯りに囲まれて楽しい年越しを過ごしながら、被災地に思いを寄せる。このスマートな感じが横浜らしい。