ニューピアシティインはラブホテル?なぜ学校近くで経営できるの?
ココがキニナル!
中華街にホテルピアシティーインなるラブホテルがありますが、なぜ学校が立ち並ぶ近所でラブホテルが経営できるのでしょうか。近隣の消火栓標識に広告もよく目にします。是非、調べて!(はますきさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ニューピアシティインはラブホテルではなくブティックホテルとして簡易宿泊所扱いの経営。法律上の問題はなく、近隣学校は何も意に介していない様子。
ライター:クドー・シュンサク
中華街北門のすぐそばにあるホテルニューピアシティイン。
なぜ近隣に学校があるのに営業が可能なのか。なぜ消火栓標識に広告が出せるのか。昨年改正された風営法との関わりはあるのかどうか。その実情を報告。
中華街、ホテル周囲の様子
まずは問題のホテルニューピアシティインから。
取材開始時に、ホテルニューピアシティインは改装中で営業はなし
電話でホテル側に取材を申し込むも、改装中のため詳しい者もいないとのことで取材はNG。
日を改め直接ホテルに取材交渉に伺ったが、入口にいたホテルの関係者か訊ねても答えてくれない強面の男性から、アポとってから来いとの返し。
取材は一旦諦め、消火栓標識に出しているという広告から確認することに。
実際の広告
いたる所にある広告。6箇所で確認できた
次に近隣の幼稚園や学校にニューピアシティインについてどういった印象をもっているのか訊ねることにした。
まずは横濱中華学院から
幼・小・中・高の学校がある横濱中華学院。幼稚園の園長さんから話を伺った。
園長の陳さん
陳さん曰く、あそこにホテルがあることを知ってはいるが特に気にかけたこともなく、園児の保護者の方々から苦情めいたことや、問題提起をされることは一度もなかったとのこと。
ホテルの立地について教育上の観点で問題はないのかと訊ねると、全く問題ないとの回答。
続いて話を伺ったのが横濱中華学院事務主任の張さん。
横濱中華学院の理事長が元々ホテルの隣で店をやっていたので存在はよくわかっていたとのこと。
小・中・高校生の保護者の方から何かホテルについて苦情等の話があったかというと全くないし、教育上といっても、教育は学校と親がしっかりすればホテルが学校の近くにあることは大した問題じゃないとの回答。
横浜中華学院では、教育上で気にする事は他にあるといった風情が印象にのこった
続いて横浜市立港中学校の副校長、鈴木さんに話を伺ったのだが、やはりニューピアシティインに関しては全く問題にもならず、気になったことは一度もないとのこと。
逆にホテルを気にしている事が不思議そうな印象だった
近隣の学校、最後は横浜市立みなと総合高等学校の方に話を伺う。
学校を訪ねると校長先生は不在。戻り次第に折り返し連絡をくれた
横浜市立みなと総合高等学校の校長、小市(こいち)さんに話しを伺ったが、当校ではホテルに関しての話は挙がったことがないとのこと。それには、通学路がホテル側を全く通らない状態なので生徒もホテルの存在を知らないのではないのかという見解。やはり、教員同士でも保護者からも問題として考えている人はいないはずとの回答。
それより石川町のホテル街の方が多少危惧するところはある様子だった。
横浜市立みなと総合高等学校から見える石川町のホテル街