ニューピアシティインはラブホテル?なぜ学校近くで経営できるの?
ココがキニナル!
中華街にホテルピアシティーインなるラブホテルがありますが、なぜ学校が立ち並ぶ近所でラブホテルが経営できるのでしょうか。近隣の消火栓標識に広告もよく目にします。是非、調べて!(はますきさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ニューピアシティインはラブホテルではなくブティックホテルとして簡易宿泊所扱いの経営。法律上の問題はなく、近隣学校は何も意に介していない様子。
ライター:クドー・シュンサク
ホテル側への取材
ここまで、ニューピアシティインに関しての非難めいた声は耳にしなかった。
ホテル側に詳しい営業形態や申請について伺うべく、改装終了を待ち、改めて何度か取材交渉をした。
しかし受付の方々の回答は「担当の者がいない」「取材してもらうところは決まったところでしか頼まない」「そういった話はわからない」といった状態。
そこから日数を空けてもう一度取材交渉したところ、居合わせたマネージャーの方と話をすることができた。
ホテル経営の色が濃い部分を聞いた
電話でという条件で取材に応じてくれたマネージャーの小林さん。
まず営業申請について、ニューピアシティインの場合はラブホテルではなくブティックホテルとしての経営なので、近隣200mに学校があると営業許可が下りない風営法ではなく旅館業法のもと認可されている。つまり営業に問題はないということ。
それをふまえ、ここからは一問一答方式で。
・ 営業申請についてはどういった形をとられていますか?
「ラブホテルではなくブティックホテルとしての簡易宿泊所なので旅館業法扱いの営業申請です」
・ ラブホテルとの違いを教えてください。
「ラブホテルと違い、簡易宿泊所の当ホテルはアダルトグッズの販売やコスプレの貸し出しはしておりません」
・ ホテル利用者はラブホテルとして利用されてはいないのですか?
「営業形態、及び申請がラブホテルとは異なるので違ったものだと思われますが、利用者の意図はあくまで宿泊施設としてのものですのでそれ以上はわかりません」
・ 消火栓標識に出している広告についてはどういった経緯で?
「あれについても、風俗営業ではない旅館の広告としてのものなので管轄側からの指摘はございません」
・ 年齢による入場規制はありますか?それと、他にラブホテルとの違いはありますか?
「18歳以下は入場できません。身分証の提示をお願いする時もあります。ラブホテルとの違いは、何度も話した営業形態。それと、去年の震災の時にいろいろな所から来た震災難民の方々に普段は規制している男性複数名の宿泊も許可し、宿泊施設として救済に努めました」
改装後、現在はホテルピアシティと名前を変え営業中
取材を終えて
グレーな匂いは正直あった。
結果、現ホテルピアシティは宿泊施設として法律的にも問題はなく、地域の風俗の乱れにも繋がっておらず、行政が立ち入る隙もない状態で営業をしていた。
補足であるが、個人的に調べたところ、規制条例が厳しい風営法適用で営業せざるを得ないラブホテルではなく、旅館業法適用にすべく名を変え形態を変えたラブホテルが日本全国に3万件近くあるという。
しかし、旅館業法とは言え、休憩として数時間の滞在を設けているのは、れっきとしたラブホテル的用法の営業ともとれる。
グレーにこんがらがった感じとでもいいましょうか、すっきりとしないものを感じる取材だった。
― 終わり ―
094さん
2015年08月05日 21時39分
すっきりしなくていい。これも文化。
ushinさん
2013年02月04日 06時15分
「教育上といっても、教育は学校と親がしっかりすればホテルが学校の近くにあることは大した問題じゃない」さすがだな!教育ってのはそういうもの。
玉城さん
2012年01月29日 05時47分
ビジネスマンを主な顧客として扱う一般のホテルでも、半日や4時間などの「休憩」「ショート滞在」といったコースを用意してある所が増えている。関内であれば、不老町交差点そばのホテルウイングインターナショナルなど。「数時間の滞在を設けているのは、れっきとしたラブホテル的用法の営業」という文言は、それら一般のホテルをも同様と見なしていると受け止めざるを得ない。