開館50周年の横浜文化体育館の歴史を教えて!
ココがキニナル!
横浜ビー・コルセアーズの試合で開館50周年とのアナウンスがあった横浜文化体育館。この文体の歴史を調査・紹介を。(ショウ・ザマさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
1962年の開館から横浜のスポーツ・文化促進に大きく貢献。時代の流れとともにその役割を変えながら、今も地域に愛される施設だった!
ライター:はまれぽ編集部
文化的行事の場としての活用も盛ん
オリンピックを契機にスポーツ利用が注目されがちな横浜文化体育館だが、文化的行事も盛んだ。
1962(昭和37)年に、三波春夫が招待演芸会が、翌年にはライオネル・ハンプトンの演奏会が開催された。その後、坂本九や石原裕次郎、美空ひばり、クイーン、矢沢栄吉、スティービー・ワンダーなど、国内外を問わない名だたるビッグスターがコンサートを行っている。
アーティストによるライブ以外でも、東京交響楽団やウィーン少年合唱団などがコンサートを行い、市民を楽しませている。
東京交響楽団の演奏は全国にテレビ中継された(写真:横浜文化体育館)
1973(昭和48)年に、「文体友の会」が発足。子どもたちのスポーツ教室や、体操フェスティバルなどが行われ、市民の健康づくりに貢献した。また、この頃から年始の書き初め大会が恒例化し、市民の毎年の楽しみになっていたという。
子どもたちの書き初め大会は毎年の楽しみ(写真:横浜文化体育館)
また、1978(昭和53)年からは、横浜市商店街総連合会による「消費者と商店街を結ぶ集い」として、歌謡ショーを毎年開催するようになった。記念すべき第1回は北島三郎が出演。今年2012(平成24)年は、藤あや子が登場した。
横浜文化体育館の“夏の風物詩”とも呼べるボリショイサーカスは、1984(昭和59)年からはじまった。県内での初公演とあって、4000人の観客でにぎわった。クマやオウム、サルや犬たちのかわいらしい妙技に、子どもたちは目を輝かせたという。
併設されている「平沼記念レストハウス」では、大小4つの会議室と、特別会議室を利用できる。料金は、会議室や時間帯によって異なるが、1300円からとリーズナブル。会議のほか、絵手紙教室や書道教室など、文化教室での利用が多いという。
要人の控室にも使われていた特別会議室
横浜文体恒例の競技も続々
1972(昭和47)年、プロレス界では、新日本プロレス、全日本プロレスの2団体が設立され、プロレス黄金期とも言うべき時代が到来した。「プロレスの聖地」である横浜文化体育館では、アントニオ猪木や坂口征二、ストロング小林、ボボ・ブラジルら人気レスラーの試合が行われ、連日大勢のファンでにぎわった。
現在では大日本プロレス、新日本プロレス、全日本プロレス、THE OUTSIDERなどの人気試合が行われている。今年は「RINGS/THE OUTSIDER 合同大会~ヴォルク・ハン引退記念興行」が12/16(日)に行われる予定だ。
横浜文化体育館のもうひとつの目玉競技といえば卓球があげられる。1974(昭和49)年、「卓球はアジアを結ぶ」をスローガンに、アジア卓球が開催された。30以上の国と地域が参加。日本は、男女シングルス、混合ダブルスなど6つのタイトルを獲得し、その強さを世界にアピールした。
その後、横浜文化体育館では日本卓球リーグ、ジャパンオープン・萩村杯国際卓球選手権大会が開催され、多くの卓球ファンの注目を集めるようになった。ジャパンオープン・萩村杯2013は、来年6月に開催される。
事務室には福原愛選手のサイン入りラケットが大切に飾られていた
柔道では全日本女子柔道体重別選手権、皇后杯全日本女子柔道大会を開催。皇后杯は来年4月の開催が決定している。そのほか、大相撲横浜巡業や国際ジュニア体操など、幅広いスポーツ競技を行っている。
また、2010(平成22)年、バスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」が誕生。2011年より、日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)に参入した。東京オリンピックでバスケットボール予選が行われた体育館で、熱戦を繰り広げている。
ロビーには横浜ビー・コルセアーズのユニフォームなどが飾られている
50周年記念事業とこれから
2012年に50周年を迎えた横浜文化体育館。
横浜文化体育館50周年記念事業の一環として、これまで横浜文化体育館で競技を行ったスポーツ団体と連携したPRが行われている。横浜市レディース卓球連盟や全日本ジュニア体操クラブ連盟、大日本プロレスや新日本プロレス、ボリショイサーカスなど、50周年記念事業と銘打った行事やイベントが行われている。
10/24(水)には、記念事業の一環として、ゆずがコンサートを開催する。
※当日券の問い合わせは、DISK GARAGE:03-5791-3011(12:00~16:00)
館長の遠藤さんは「私や、私より上の世代の方には本当に思い入れのある建物。大好きなアーティストがコンサートを行って、実際に足を運んだ時の思い出が詰まっているとおっしゃる利用者の方の声を聞くと、歴史ある建物の大切さを感じますね」と話してくれた。
取材で訪れた時、アリーナでは、子どもたちの「スポーツ教室」が行われていた。横浜文化体育館では、「見るスポーツと、やるスポーツ」を通じて、スポーツの普及に取り組んでいる。
この日、スポーツ教室に参加した子どもの母親は、「学校だけでなくて、スポーツ教室を通じて友達ができるのがとてもありがたいです。親同士の交流もできるし、貴重な時間です」と話す。「教室以外でも親子でスポーツをするきっかけになることもありますよ」とのこと。
個人利用はできないが、100人以上の団体であれば誰でも利用できる(別途申請が必要のため、ホームページなどを要確認)。
時代の流れとともにその役割を変える横浜文化体育館
時代の流れとともに、連日ビッグアーティストがライブをする・・・という使われ方ではなくなっているのもたしかだが、使用する用途を変化させながら、地域のスポーツや文化の促進にいまも変わらず貢献し続けている。
―終わり―
◆横浜文化体育館
http://www.yspc.or.jp/buntai/
場所/横浜市中区不老町2丁目7番地
電話/045-641-5741
猫丼さん
2013年09月14日 14時41分
大学の卒業式がここでした。
ゆ~ぱぱさん
2013年07月20日 08時16分
成人式の会場でした
祝人さん
2012年10月24日 05時53分
中国の雑伎団と一緒に 子パンダ が来たことを思い出します。 雑伎よりパンダ目当てで観に行きました(。_・☆\ ベキバキ