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磯子区にある三殿台遺跡の歴史について教えて!

ココがキニナル!

磯子区岡村にある三殿台遺跡についてどのような歴史があり、またどうして三殿台という名前になったのか? 一日にどのぐらいの人が来るのか気になります。(いちごちゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

三殿台遺跡は縄文・弥生・古墳時代のムラ跡の遺跡。この地域にあった字名が由来。来館者数は平日20~30人、行楽シーズンは100人~200人ほど。

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ライター:橘 アリー

晴らしの良い、ゆったりとした空間

建物の外にでると、地面には芝生が敷かれていて、周囲はとても見晴らしが良い。
敷地のほぼ中央に、住居跡保護棟が建っている。
 


住居跡保護棟


住居跡保護棟の中は、発掘された住居跡がそのまま保存されている。
 


住居跡保護棟の中


丸い穴は柱を立てるための穴のようである。
 


保護棟の中の住居跡


建物の外の住居跡は、杭で囲まれていて、縄文時代のものが赤、弥生時代のものがこげ茶、古墳時代のものがクリーム色(黄土色)と、杭の色で区別されている。
 


杭で示されている住居跡


敷地の後方には、復元された住居が建っている。
 


原始時代もこのような風景だったのだろうか?


一番手前に、弥生時代の復元住居がある。
 


弥生時代の中期の復元住居
 

弥生時代の復元住居の中はけっこう明るくて見た目より広い


奥の右側に縄文時代の復元住居がある。
 


縄文時代中期の復元住居
 

縄文時代の復元住居の中は真っ暗で、入るのがちょっと怖い


奥の左側に古墳時代の復元住居がある。
 


古墳時代後期の復元住居
 

古墳時代の復元住居の中には、かまどがある


調査に行ったこの日は、平日で天候も不安定だったせいもあるのか、「三殿台考古館」を訪れている人は少なかった。

一日の来館者数を聞いてみたところ、平日は20~30人くらいで、土日祭日は100人くらいだが、行楽のシーズンや学校の見学などがある時などは、200人くらいの人が訪れるそうである。

とても見晴らしの良い場所なので、遺跡を見学するほかにも、ハイキング・スケッチ・俳句の会・近隣の幼稚園のお散歩・健康のためのウォーキングなどの目的でやってくる人も多いようだ。

360度、周囲をグルッと見渡せるので、富士山やランドマークタワーなども見ることができる。現代の眺めも素晴らしいが、古代はこの場所からどのような景色を眺めることができたのだろうか。
 


敷地内からの景色。この地面の下には遺構が眠っている




まとめ

この日、管理棟の中で、遺物整理ボランティアの方々が、土器の破片をブラシで水洗して汚れを落としていた。
 


土器の破片を水洗する遺物整理ボランティアの方々


破片は片手で包めるくらいの大きさのものがほとんどなので、それらを一つ一つ水洗していくのは大変な作業である。
遺跡の発掘は、このように地道な作業の積み重ねなのだ。


―終わり―


三殿台考古館
所在地/横浜市磯子区岡村4-11-22
電話/045-761-4571
休館日/第三水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
入館料/無料

 

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  • 1990年頃に小学校の遠足で三殿台遺跡を見に行った者です。弘明寺駅から遺跡に行く途中に防空壕があり、その中にかなり巨大な恐竜の模型(高さが3メートル以上はありそうでした)が設置されていた記憶があるのですが、それについてご存知の方がいたら教えて頂きたいです。ちなみに防空壕も恐竜模型も住宅街の中に忽然と現れた感じでありました。

  • 随分まえから地図を見る趣味で知ってはいたのですが、5年くらい後でやっと見に行きました。当時はかなり寂しかった感じでしたが、その後ゆずが訪問してからは、ゆずのファンが訪れるようになったそうです。晴れていれば富士山や横浜の街を一望(小学校側は高台が塞がっていますが)出来ます。記念缶バッヂも売ってますよ。

  • 私は岡村小学校の卒業生ですが、新校舎建設の計画があって密に新校舎での卒業式を楽しみにしていたのに、何と地籍調査でとんでもないものを発掘してしまったのです。その当時古代遺跡は静岡の登呂遺跡と決まっていたものですが、何と三殿台遺跡はそれを上回る、縄文弥生古墳と三時代にわたる住居跡が見つかって、保存すべきとなって新校舎建設は幻と化してしまいました。 その後新校舎は別の場所に立ったとのことですが。 在学中に古代史の研究で有名な三笠宮様が見学にいらっしゃった事を思い出しました。

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