老舗ストリップ、黄金劇場が閉店するって本当?
ココがキニナル!
黄金劇場が11月30日で閉店するという噂ですが本当でしょうか?真相を確かめてきてください(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
2012年11月29日をもって一旦休店となり、再開は来年2013年8月からを予定。ただし、現段階で新しい経営者が決まっていないため、実現できるかは不明。
ライター:はまれぽ編集部
閉館の様子は
昼の取材はいったん打ち切り、小雨の降る中、夜の21時過ぎに再び現地を訪れた。
劇場には休館を惜しむ数多くの常連客が訪れ、元気な島根さんの笑い声が聞こえてくる。
小雨の降る中、休店前最後の営業が行われた
なんでもこの日は約40人以上のお客さんが訪れたんだとか。仕事を休んでまで駆けつけてくれたお客さんも多かったらしく、「本当にありがたいねぇ」と島根さん。
入口付近で来場客にビールや缶チューハイ、踊り子さんが握ったおにぎりなどが振る舞われるなどのサービスも。お客さんも踊り子さんも同じ目線で会話を楽しんでいる。
会場内に入ると、熟練された踊り子さんがきらびやかな衣装を身にまとい、幼い頃ラジオで聞いたようなアメリカンミュージックをBGMに、優雅に踊っていた。熟練の踊りはまさにいぶし銀そのものといったところだろうか。
客席ではじっくり踊りを楽しんでいる人もいれば、タンバリンを叩いている人、テープ投げに勤しんでいる人、それぞれ思い思いにショーを楽しんでいた。そして曲の中盤に差し掛かった時、筆者の隣にいた常連客のひとりがステージを眺めながら「もうこれが最後なんだよなぁ」とぽつり呟いた。
ここで最後のステージが行われた
最後の出番の踊り子さんが無事にステージを終え、すべての公演が終了したころ、島根さんとこの日出演した踊り子さん、男性従業員の計9名がステージに登壇。全員で挨拶をしたあと、島根さんの口から閉館の挨拶と、常連客に対する感謝の意が述べられた。
「皆さんに支えてもらいながらこの30年、なんとかやってこれました。私はとっても幸せもんです。今まで本当にありがとうございました」
島根さんの挨拶が終わった瞬間、いままで涙をこらえていた踊り子さんたちも一斉に涙し、休館を心から惜しんでいる。常連さんたちも目に涙を浮かべ、この一瞬を名残惜しそうにしている姿が印象的だった。
取材を終えて
島根さんが経営する黄金劇場はこの日をもって静かに幕を閉じた。新しい経営者が見つかれば来年の8月には営業を再開できるそうだが、現実問題どうなるかはわからない。
誰もいなくなった受付が寂しく見える
踊り子さんの一人がこう言っていた。
「男の人は憧れの人の背中を追いかけるっていうでしょ?それは女の私も同じ。この業界で22年間、ばぁば(島根さん)の背中をずっと追いかけてきたし、これからもずっと、それだけは死んでも変わらないよ」
そう笑顔で話してくれた。
この看板に灯りが燈る日はくるのだろうか
今後の予定だが、島根さんは劇場近くの土地を借りスナックを経営、そして踊り子さんや従業員たちは別々の道を歩んでいくことになるのだそう。
はたして黄金劇場は新たな経営者を迎えて再開できるのだろうか。また進展があり次第、情報をお届けしたいと思う。
―終わり―
bubukaさん
2015年12月02日 00時51分
黄金町界隈はどんどんつまらなくなっていく。
かにゃさん
2012年12月01日 20時28分
理由はさておき、長年存在していたものが無くなるのは寂しい。できるものなら自分が経営を引き継ぎたいくらいだ。
はまさん
2012年12月01日 12時58分
こういうのは残ってほしいなぁ。あった方が健全な社会のような気がする。ストリップを見たら分かるけど、ストリッパーさんのプロ根性は相当のものだし、立派な大衆芸能だから…