酒場のメッカ、野毛にある個性的なお店はどこ?
ココがキニナル!
桜木町に「キンコンカン」というお店があります。缶詰バーという聞き慣れないスタイルのお店だったので、ぜひ調査してほしいです。キニナル!(tokuさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
珍しい缶詰バー「キンコンカン」と、同じ野毛界わいのキニナル個性的な酒場を「武蔵屋」とあわせてご紹介
ライター:クドー・シュンサク
缶詰バーであり焼酎の宝の山「キンコンカン」
(つづき)
ここからはお店について、店長の川崎直子さんに話を伺うことに。
丁寧かつあねご肌風語り口の川崎さん
桜木町に店舗を構える缶詰バー「キンコンカン」は関内・横浜にある宮崎郷土料理店の3店舗目として2010(平成22)年12月1日にオープン。平日は40代~50代の男性が多く、週末はカップルも含め女性客も訪れて、缶詰をアテにワイワイ楽しんでくれているとのこと。思い入れのある缶詰の食べ方を語りながら飲む方たちも多いようで、時には店長に恋愛の相談を持ちかけるお客さんもいるという。
「缶詰バー」を桜木町にオープンした理由は「立地もよかったし、横浜市内に缶詰バーがなかったから、やってみたかった」とのこと。
ここでキニナル人気の缶詰を聞いてみることに。川崎さんが教えてくれたトップ3はこちら。
1位 さばカレー (500円)
2位 コンビーフ (500円)
3位 八戸沖秋さば (1000円/価格表外) という結果。
「じゃあ、食べてみます?」とのお言葉
基本的に缶詰の中身をそのまま味わってほしいとのことだが、種類によっては温めて薬味を添えたり軽く調理したりしてくれるとのこと。一番人気のさばカレーと、切って油で焼いてくれるという、ちょっとひと手間かけた品のスパム(600円)を注文。
フチまできれいに切れる商売道具の缶切りでサバカレーを開封
アテを頼んだら一杯やらなきゃ色気がない、とうことで、おすすめの宮崎県産、限定製造の芋焼酎「日南娘(ひなむすめ/680円)」を注文。
年に一度の製造で今年は2113本のみの製造
さばカレーが到着
スパムも到着
見事に缶詰の味。カウンターで缶詰をアテに一杯やるのは情緒がある。
そして焼酎「日南娘」。澄んだ口当たりとコク、そして喉を通った後に鼻からぬける芳醇な香り。クセのある気品さ、といった味わいであった。
限定焼酎メニュー。焼酎の品揃えも100種類あるという
おなじみの焼酎から、なかなかお目にかかれない限定モノまで、キンコンカンには焼酎だけではなく、日本酒においても豊富な品ぞろえがある。
「缶詰からお酒に至るまで、食べたり呑んだりすることはもちろんのこと、見るだけでも楽しいお店としてやっていきたい」と川崎さんは話してくれた。
横浜が誇る古き良き伝統の酒場
知る人ぞ知る、とうたわれる野毛の酒場「武蔵屋」。まずはその外観から。
看板もない民家のような佇まい
営業前の店に入り、取材の旨を伝えると店員の方に席へ案内された。間もなくしてその店内の様相を見て、いつかの映画やテレビで観た昭和の世界が広がったように思う。
店内奥の座敷
カウンターには、日本酒をあたためる古いお燗器(かんき)が