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泉区の雑木林を守る「和泉の森を育む会」ってどんな団体?

ココがキニナル!

子供の頃、近くの雑木林でカブト虫などを獲っていましたが、いつの間にか整備されています。『和泉の森を育む会』という団体が保存活動をしているようです。調べてみて下さい。(りょ〜。さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「和泉の森を育む会」は泉区にある「古橋の森」を中心に活動している環境団体。地域との交流も積極的で、年間を通して数々のイベントを催している。

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ライター:松崎 辰彦

地域と交流しイベントも盛んに行う



現在、「古橋の森」では年間4回から5回、イベントを行っている。2013(平成25)年4月7日(日)も「さくらまつり」の予定だったのだが、残念ながら天候不良のために中止となった。

「イベントは地域の人々と一体となってやります。春はサクラの樹木を囲んでさくらまつり、それから夏は子どもたちが主体となって行うお化け大会、秋には『ヤキイモ大会』や『ピザ・バームクーヘン作り』を行っています」と会長である天野貞夫さんが説明する。
 


夏の肝試し(画像提供:「和泉の森を育む会」)


さらに外部講師を招いての自然観察会を行うなど、地域の文化とコミュニケーションの中心になっている。
 


自然観察会(画像提供:「和泉の森を育む会」)

 

野鳥観察会(画像提供:「和泉の森を育む会」)


「会員も地域の方々の信頼を得て、『古橋の森』をホームグラウンドに、ほかの多くの場所で活動するようになりました」

「和泉の森を育む会」のメンバーは現在、各地の個人宅の庭木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くしたりする剪定(せんてい)作業をボランティアで行い、好評を得ている。
 


依頼されて個人宅の庭木を剪定する(画像提供:「和泉の森を育む会」)


「お年寄りが一人で住んでおられて、『庭の木が繁り過ぎちゃって、困った。自分で枝も切れない』なんて言われると、私たちのメンバーが行きます。すべてボランティアですから、本当に感謝していただけます」

森作りで培った技術が、地域の人々に貢献したのである。
さらに近くにある竹林ではタケノコ掘りなども行い、竹細工や竹の靴べらなども作っている。
 


掘ったタケノコを並べる


「子どもたちに竹トンボなども教えているんです。会員の中に竹の工作の得意な人がいて、一人で大量に作り、子どもたちに配った人もいます」
 


子どもたちを招く(画像提供:「和泉の森を育む会」)
 

ピザ作り体験会(画像提供:「和泉の森を育む会」)
 

シイタケ栽培体験会(画像提供:「和泉の森を育む会」)


近くにある老人のグループホームとも良好な関係を保ち、双方の交流を深めている。

取材した日は「陣屋の竹林」でのタケノコ掘りの日だったが、天野会長は、
「今日はグループホームのお年寄りから竹の花瓶と靴べらを所望されているんです」と笑った。会員が、それぞれの技術を持ち寄って人々に貢献し、感謝されていることは、誇らしいことに違いない。