JR大船~藤沢駅間に新駅誕生!?ウワサはどこまで本当なの?
ココがキニナル!
少し前、藤沢と大船の間に新駅が出来るという報道がありましたが、新駅予定地付近には何か面白いスポットや、今後の開発計画はあるのでしょうか。(ときさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
平安時代の武家「村岡氏」にまつわる史跡が多く、地元グルメの名前にも使われている。開発計画はまだ予定段階で、具体的な企業誘致には至っていない
ライター:河野 哲弥
「はま旅」、村岡新駅編
一部で使われている「村岡新駅」というのは現在仮称で、最終的には地元住民との話し合いの上、正式名称が決定される見込み。周辺にはどのようなスポットがあるのか、はま旅的な探索をしてみることにしよう。
まずは、「村岡」の名前の由来にちなむ史跡を訪ねてみた。
「村岡城址(じょうし)公園」の入口
遊具やグラウンドなどが整った園内の様子
「村岡城址公園」は、平安時代にこの地に移り住んだ豪族、村岡五郎の居住跡を整備した公園で、新駅予定地の北800メートルほどの高台にある。
村岡五郎は、平氏のルーツとなる桓武(かんむ)天皇の血筋で、移り住む前は平良文(たいらのよしふみ)と称していたそうだ。また、三浦氏や鎌倉氏など、いわゆる「板東八平氏」の祖とされている。
ここから藤沢駅方面へ向けて坂道を降りていくと、「村岡」という交差点があった。この近辺の8店舗で展開しているご当地グルメが、「村岡マヨ焼きそば」だ。
提供店の一例「龍龍(ろんろん)」。奥にノボリが見える
同店の「村岡マヨ焼きそば」850円
「村岡マヨ焼きそば」とは、マヨネーズを使うことなど5つのルールを守った上で独自のメニューを提供することが可能な、各店ごとに異なるB級グルメ。「龍龍」の場合、マヨネーズでパリっと炒めた麺の上にボリューミーなあんがかかり、具だくさんのぜいたくな逸品となっている。
次は、駅北側を東側へと進んでみよう。JR大船駅とのちょうど中間に見えてきたのは、「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」。
約5千種の植物が楽しめる憩いのオアシス
見ごろを迎えたヒマワリ。赤い花は「ルビー」という品種
園内には、県内で品種改良された珍しい花も多く、スケッチを楽しむ人や、グループで弁当を広げるOLの姿でにぎわっていた。
一方、同園の正面にあった、こんな料理店が目を引いた。
ラーメンとカレーの2枚看板、「岡本屋」
昔ながらの黄色いカレーが登場、550円
カレーやラーメンのベースになるスープを2日間かけて煮込むという同店では、昭和の香りがするなつかしい「黄色いカレー」を味わうことができる。サラサラしていないドッテリとしたルーは、スパイシーさとは違った小麦粉の香ばしさが感じられ、今どきなかなか出会えないプレミアム感がある。