取材拒否!? 弘明寺の住宅街にあるナゾの宿屋「旅荘 一石」に突撃!
ココがキニナル!
弘明寺の「旅荘 一石」がキニナル!看板はあるが料金表なし、入口も分からず。ひっそりとした佇まいはわけありカップル向け?観光の人が宿泊?客層や宿泊料、部屋のレポートを!(はまっこ61号さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「旅荘 一石」は1968年にビジネス旅館として創業。宿泊料は1名5700円、1室2名で各4500円。客層はアーティストのおっかけや学生、近所の人などさまざま!
ライター:松宮 史佳
宿泊するのはどんな人!?
「旅荘 一石」は市営地下鉄弘明寺駅から徒歩数分と近く、沿線上の新横浜駅にも一本で行けるので便利。そのため、日産スタジアムでライブを行うアーティストのおっかけが宿泊するそうだ。また、高島町のアンパンマンミュージアムに行く家族連れの観光客も多い。横浜の中心部だと宿泊料も高いので「流れ流れてうちに来るの(笑)」と征子さん。
日産スタジアムで行われるライブに来る人も多いそうだ
関内駅にも市営地下鉄に乗ると10分ほど、横浜スタジアムにも約15分で着くので、試合を観戦する「熱狂的なドラゴンズファンが宿泊する」ことも。そのほか、工事関係の人も泊まるとのこと。また、意外なことに近所の人も「冠婚葬祭で地方から親戚が来る際に利用する」とか。
横浜スタジアムにも15分ほどで行けるロケーション
「旅荘 一石」にはさまざまな人が宿泊しているのが興味深い。だが、皆どうやって同館を知るのだろう? 征子さんに伺うと、じゃらんや楽天トラベルに掲載しているので、「そこから来るお客さんがほとんど」と答えてくれる。
無料駐車場を完備しているため、地方から車で来て「電車で観光に行く家族連れも多い」とか。土曜日は「すぐ埋まってしまう」と征子さん。
ところで、弘明寺は旅館創業時の45年前と「どのように変わったのだろう?」と思い征子さんに尋ねると、「あんまり変わってないわねえ」との答え。この辺は下町で「気さくな人が多くて皆仲がいい」そうだ。
2年に一度開かれる弘明寺商店街のお祭りにて、征子さん(左)と近所の方
「旅荘 一石」と弘明寺について伺ったところで、いよいよ部屋を見せていただくことに!
昭和40年代にタイムスリップ! 館内を探検!
旅館は3階建て。1階には受付と客室、2・3階にも客室がある。
玄関には石やキジのはく製が置かれている
レトロなライトもいい!
この雰囲気はどこかで・・・しばし考え込む松宮。
「!!!!」
「(格式高さをプラスした)おばあちゃん家だ!」と思いつく。
このクマの置物「おばあちゃん家にあった!」
赤いじゅうたんが“まさに旅館!”という感じ
さりげなく置かれているブタさんもかわいい
懐かしさを覚える空間は田舎のおばあちゃん家を思い起こさせる。だが、決定的に違うのは所々に立派な石が置かれており、重厚感を醸し出しているのだ!
“一石”だけに館内には随所に重厚感ある石が置かれている
しっとりとした“和”の空間
階段を上り、2階へ。
ほの暗い階段がどこか情緒を感じさせる