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保土ケ谷のファミレス駐車場奥にあるのは神社? それとも屋敷神?

ココがキニナル!

横浜新道保土ケ谷入口横のファミレスの駐車場の奥に神社があります。鳥居、参道、燈籠、狛犬、手水盆は勿論、神池、神橋もあります。規模と造りから見て屋敷神とは考えにくいです。(三ッ沢さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

神社があるのはファミレスの隣のお宅の敷地で、50年以上前から弁天様が祀られている立派な屋敷神だった!

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ライター:田中 大輔

50年以上前から祀られる弁天様



川田さんは、1939(昭和14)年、まだ少年だったころに家族でこの地へ移り住んだという。
当時この辺りは常盤園の一部で、川田さんの家のすぐ近くには大きな池があったんだそうだ。
 


社には石段もついていて、まさに神社然としている
 

ここにも池の跡がある。以前に地震があった際に壊れてしまい、今は水は張っていない


その池には島が浮かんでいて、そこには小さな小さな祠が祀られていた、と川田さんは話す。
木造だった祠はだいぶ朽ちていたそうで、池が埋め立てられるという段になってご両親が祠に祀られた神様を引き受けたんだとか。
 


狛犬も対で社の前に。裏側には1965(昭和40)年に設置されたことが書かれていた


その神様について調べてみたところ、祀られていたのは弁財天、つまりは弁天様だということが分かった。

それも、琵琶湖の北側にあり国の名勝・史跡に指定されている竹生島(ちくぶしま)の竹生島神社からいただいたお札を祀っているというルーツがあったというのだ。
 


社の中も見せてもらった。中央最上段にはお札が祀られている
 

「竹生島辨戝天(弁財天)」と書かれたちょうちんも


1960(昭和35)年ごろに川田さんのご両親が社を建てて弁天様を今の場所に祀り、小さなお社は次第に立派になっていって現在の姿にまでなったそうだ。

しかも、すべて自費で賄っていたというから、さぞ信心深いご両親だったのだろう。横浜新道ができるまでは、現在のファミレスの場所でお店を営んでいたそうだから、蓄財の神様として信仰を集める弁天様はきっとご利益を授けてくれたのではないだろうか。
 


今は枯れた池だが、その上には橋が架けられている
 

橋のそばには可愛らしい花も咲いていた


昔は弁天様の縁日になると近所の人たちが集まっていたそうだから、川田さんの家族だけでなく地域で親しまれていたのかもしれない。

「今でも縁日にはお社の中のろうそくに灯をともしてるんですよ」と川田さん。
現在でも川田さんとお兄さんが手入れをしているそうで、建立から50年以上経った今でもきれいな姿を保ち続けている。
 


時期的に落ち葉こそ多いが、全体に手入れが行き届いている




取材を終えて



「我が家の守り神」と川田さんは笑う。
今年3月には、地域の歴史を後世に伝えようと一帯の町内会で『郷土の歴史と常盤台連町40年』という本を作り、川田さんも編集委員に名を連ねた。
 


コチラがその本。2冊あるから、と1冊を持たせてくれた


この本の中のご自身の記名記事でも弁天様に触れていて、いかに大切に祀っているかが伝わってくる。

駐車場の奥、というよりも個人のお宅の一角に建てられた、立派な屋敷神というのがこの神社の正体だった。外から見るとちょっぴりミステリアスな場所だが、ご家族にとっては歴史ある大切な場所だったようだ。


―終わり―
 

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  • ずっと気にはなっていたんですよ。でもどう見ても屋敷神社で立ち入るには躊躇していたんです。これでやっと疑問が氷解しました。ありがとうございました。

  • 弁天様と聞いたからにはいつか、ちゃんと許可をいただいてお参りしてみたいです。ありがとうございました。

  • 地域で出してる郷土歴史関連の冊子ってどうしたら手に入れられるんだろう。すごく読んでみたいんですよねー。図書館などに行けば読む事はできるのかな?

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