獲れたての魚が食べられる食堂もある本牧漁港ってどんなところ?
ココがキニナル!
中華街から車で10分もあれば行ける本牧漁港。美味しい食堂もあるとか・・港の周辺エリアのレポートもお願いします!(むらさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
本牧漁港は中華街から車で約10分。獲れたての鮮魚が食べられる「叶家」という食堂もあり、400年以上続く「お馬流し」の神事が行われる港だった!
ライター:大和田 敏子
どんな魚が獲れるの?
さて、本牧漁港ではどんな魚が獲れるのだろうか。1月16日(木)、漁があると聞き、午後1時ごろ漁港に足を運んだ。時化(しけ)が続いたため、この日が今年に入って3度目の漁だという。ちょうど、港に戻ってきたばかりの漁師の方にお話をうかがってみた。
「天候に左右され、全部自分一人でやらなければならない漁師の仕事は大変。けれども、魚が多く獲れるときなどは、楽しみも多い」と話してくれたのは、忍足(おしたり)さん。
漁師歴15年という忍足さん
漁から戻ってくる漁船
鈴木支所長の船も戻ってきた
船から降ろした魚を出荷作業場に運ぶ
水揚げされた魚について、漁協に20年お勤めの山岡さんに教えていただく。山岡さんは網元の家に生まれ、祖父が元気なころは一緒に漁に出ていたが、最近はたまに出る程度だそう。
出荷のための作業をする山岡さん
本日、一番多く獲れた魚はイシモチ
カマス
今の時期の漁の中心となるタチウオ
セイゴ(スズキの子)
活きたまま出荷される魚は水槽に。スズキ、クロダイなど
今日獲れた魚で一番高値が付くアカメフグ。時にはトラフグも獲れるとか
アカメフグの市場価格は、1kg当たり2000円程度。大きなものになると2kgほどあるので、1匹4000円の値がつくという。
漁師さん、漁協職員の方が協力して箱詰めなどの準備が進む
全ての船が漁から戻ってくるのを待って、獲れた魚を横浜市中央卸売市場本場に持っていく。ここで取引された魚は、横浜を中心に販売されるが、築地や小田原などの市場と融通し合うこともあるので、ほかの地域に出回ることもあるようだ。
本牧漁港は船の数が少なく、安定した漁獲量があるわけではないので、市民向けに直売するといったイベントを行うことは難しいが、年に1回、多くの人々でにぎわう日がある。