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ダジャレの記事で、はまれぽにハマれ! フェリス女学院のダジャレサークルに突撃!

ココがキニナル!

フェリス女学院のダジャレサークルは、今でも活動しているのでしょうか?(maniaさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

2003年設立のダジャレサークル「ダジャレ・ヌーボーsince2003」は活動中。しかし現在、サークルメンバーは4年生1名だけで存続の危機にある

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ライター:大和田 敏子

ダジャレ・ヌーボー誕生

齋藤先生のダジャレ攻撃の合間、ようやく、ダジャレサークル設立の経緯をうかがうところにたどりついた。

授業でも、いつもダジャレを連発していた齋藤教授を慕う学生たちと飲みに行った時、学生の方から、「私達もダジャレが好きなので、一緒に何かやりませんか」という話になり、2003(平成15)年11月、5人でサークルを結成した。

折しもボジョレー・ヌーボーの時期、サークルの名前は「ダジャレ・ヌーボー」に決まった(正式には「ダジャレ・ヌーボー since 2003」)。
 


「ダジャレヌーボーお願いします」と頼んで店員さんの反応を楽しむことも


注文した料理をネタに「あっさりしたアサリバター」「いかしたイカ焼き」などと注文する言葉遊びを楽しみながら、ダジャレの腕を磨いていったという。森合さんが入会したころには、昼休みに集まって、作ってきた作品をお互いに発表し、批評し合うスタイルで活動するようになった。

ダジャレのネタになるようなお弁当のおかずを用意して臨むメンバーも多く、「そーす(ソース)か」「しょうゆう(醤油)ことですか」はテッパンだ。お互いの作品から刺激を受け、みんなのテンションがピークになり、次々に傑作ダジャレが生まれるのは、いつも昼休み終了直前だったとか。
 


先輩方のダジャレがすごくて、私はどちらかというと聞き役でした

森合さんは齋藤教授の授業が面白く、サークルの入会を決めたという。齋藤教授のゼミ生でもあり、週に1回程度、授業の空き時間などにネタをぶつけ合っている。

「今は、お笑いなどでも、毒気があったり、個人や文化を揶揄(やゆ)したりするものが多い気がします。しかし、ダジャレは言葉遊びで、楽しいことや人を幸せにする、ほのぼのさせるものは無限にある。そういうものを作っていこうというサークルです」と齋藤教授。

普段の生活では、ダジャレ嫌いな人もいるので、安心してダジャレを言う場がないが、ここでは大丈夫! お互いに褒め合いながらストレスが解消できるのも良いところなのだという。

卒業後、「乗馬クラブ」への就職が内定している森合さんに、「就職活動に、ダジャレは役に立ちましたか?」と質問。「ダジャレというと、必ず面接官が反応してくれて、話のきっかけになることも多かったですね」と真面目に答えてくれているところに、「でも、お馬さんは話を聞いてくれないでしょ」と齋藤教授。
 


午年だから乗馬クラブ、というわけではないらしい(フリー画像より)


すかさず「馬耳東風(=ばじとうふう、人の意見や批判などを心にとめず、聞き流すことのたとえ)」とはさみこむ。さらに、「それでも、りくつわ通るんですね」「ハミ出しちゃった」「あぶみ(鐙)~)「くら(鞍)っときた」とくつわ、ハミ、鐙、鞍、と次々に馬具を使ったダジャレで畳み込んでくる。さすが!

さて、ここで、「自分たちも負けてはいられない」と、何かをお題にしてダジャレを仕掛けようと、部屋をうろうろし始める松山氏。姑息にも、自分がネタに使えそうなモノを探している。
 


部屋の隅にあったこんなものを持ってきた!


「森合さんは、素直に先生の話を聞いてますが、ハンコウキ(反抗期)とかなかったんですか?」と松山氏。松山氏のダジャレに感心しながらも「ダジャレをめぐる朱肉の戦いですね」と齋藤教授。
さらに、森合さんに「そんなにやられっぱなしで、いいんかん?」と振る。「ヤバい、全然ついていけない」と焦る森合さんに、先生が「いいんですよマイペースで、自分のスタンプを保って!」と励ます。

しかし、齋藤教授は少し不満顔。どこかのタイミングで「しろくま」、「しろいぬ」と言ってほしいところだったらしい。両方とも、胴体も頭も白いので「おもしろい(尾も白い)」。・・・なるほど!
 


そうやって簡単に出てくれば、苦労(黒)しないんですよ


ただただ感心、まったくダジャレが返せない筆者、つらい! さらに、「はまれぽ」で何かダジャレを作ってほしいとお願いしてみる。
 


真剣に考える森合さん
 

「はまれぽ」の「ぽ」は難しいですねと悩む齋藤教授
 

シンプルなところで「はまれぽで、ダジャレにはまれ!」
 

「はまれぽに2度載るのは、まれ(稀)、ぽっ!」


森合さんのこのダジャレに「ハ行転呼音(語中・語尾のハ行音がワ行音へと変化した現象で平安時代に起こり一般化した)を使うのはテクニシャンですね」と齋藤教授。

それでは、今まで一番のダジャレを教えてくださいと森合さんにお願いする。
 


ネタ帳を見ながら「どれだろう?」
 

ネタ帳はこんな感じ。ちなみにここは今日のために用意したページ


数ある名作の中から、「東海道線で10日移動。どこに? 北海道!」に決定。
 


「北海道には行けないだろ!」とつっこむ松山氏


最後に、森合さんから「ダジャレ・ヌーボー」をアピールしてもらった。

「ダジャレは、同音異義語がたくさんある日本語だからこそ、できる遊び。『うカール(受かる)』『キットカット(きっと勝つ)』など、ダジャレを使った商品広告もあったりして、街中にもダジャレは結構あるのに、若い人たちは醒めた空気で、言うのをためらったりする人が多いのは、もったいないと思う。
 


ダジャレヌーボーの楽しさを熱く語ってくれた


フェリスは海外の方と交流する機会が多いですが、海外の方は語彙(い)が増えると喜んでくれ、結構ハマる方も多いです。就職活動でも、ダジャレが話のきっかけになることもありましたし、日ごろダジャレを言っていることで、話すのが怖くなくなるのも良いところです。先生からもダジャレを通していろいろ教えていただき、言語の知識を蓄える機会にもなりました」

多い時は10人ぐらいで活動していたこともある「ダジャレ・ヌーボー」。すでに40人ほどの卒業生がいるが、森合さんより下の学年にはメンバーがいない。
齋藤教授が文化庁の仕事で、言語研究を通した被災地の支援のプロジェクトに参加していて、東日本大震災以来、ダジャレ・ヌーボーの勧誘に関わることができない状態が続いていたことも、ひとつの理由だという。

出身地の岩手県も被災地だが、文化庁の仕事での担当のエリアは陸前高田市。震災直後は本当に悲惨で、こちらからダジャレなど言い出すのは不謹慎となりかねない状況だったが、現在は少しずつ落ち着いてきて、地元の方からダジャレを使って頑張ろうというキャッチフレーズも出始めてきているという。
 


被災者の方からダジャレで復興をいう動きが出てきたのはうれしいこと

今年はぜひ勧誘も積極的にいきたいと斎藤教授は、卒業する森合さんにも4月の勧誘行事への参加を要請。どんどん新入生を口説き落として、まさに「勧誘(肝油)ドロップ」といきたいと、最後もダジャレで決めてくれた。



取材を終えて

おやじギャグなどと敬遠されがちなダジャレだが、「ダジャレ・ヌーボー」のおふたりは、そんなことはお構いなし。心底、ダジャレという言葉遊びを楽しんでいるように思えた。
頭の体操にもなるし、言語や歴史の知識も取り入れていくことができる。何よりもダジャレでふっと笑いがもたらさせると、その場が和む。コミュニケーションの上で潤滑油になってくれるに違いない。女子大生は最もダジャレと遠い存在というイメージを払拭してくれる楽しい取材となった。
4月にフェリス女学院大学に入学するあなた、「ダジャレ・ヌーボーsince2003」の扉をたたいてみては?


―終わり―

 

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  • 「フェリス女学院大に行ったらどうだろう。」「フェー!むリっス。」お粗末。書くんじゃなかった。

  • 嫌煙じゃなくて敬遠

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