懐かしい自然と眺めの良い景色を巡る、はま旅Vol.81「鴨居駅」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第81回は、懐かしい自然と眺めの良い景色を巡る旅。
ライター:橘 アリー
JR横浜線には何度も乗っているが、鴨居駅で降りるのは今回が初めて。
この日の陽気は穏やかで、絶好の散策日和。いつも「はま旅」では、けっこう歩き廻ることになってしまうのだが、今回も“歩き廻る”展開になりそうな予感を感じながら、旅のスタート。
鴨居駅の北口から旅をスタート
北口の駅前は、のんびりとした雰囲気である
駅から出るとすぐに、鶴見川にかかっている橋が見える
歩行者と自転車のための橋のようだ。広々として、とても歩きやすそうな橋である。
この橋は、「鴨池橋」という名前らしい。
橋を渡る前に、駅側の河川敷の様子を眺めて見ると、土手が階段になっていて、川岸もきれいに整備されている。
階段に座ってのんびりするのも気持ち良さそう
鶴見川の風景を眺めながら橋を渡って、対岸へ向かう。
鶴見川は、昔は暴れ川と呼ばれていたようだが、今日はその面影は見当たらない。
橋を渡り終わって、河川敷の様子を眺めてみると、釣りをしている人を発見!
釣りをしていた石塚さんと愛犬のリオくん
石塚さんに、「ここで何が釣れるのか」と聞いてみると、コイ・フナ・金魚・ナマズ・亀・ハゼなどが釣れると教えてくれた。そして、周辺で遊ぶ子どもたちや、ゲートボールをする人たちなどの楽しそうな声を聞きながら、のんびりと釣りができるので、それもこの場所の楽しみの一つのようである。
河川敷は、本当にゆったりとしたのどかな雰囲気。そんな中だと、初対面同士でも、気楽に話しができる。ちょうど河川敷を散歩していた長峰さんが、「鴨池橋」について少し教えてくれた。
子どもの頃からこの地域にお住まいの長峰さん
長峰さんによると、現在の「鴨池橋」は2代目の橋とのこと。
最初は、近隣のNECなどの企業が従業員の通勤が楽になるようにと橋を掛けて、それから年月が経ってその橋が古くなってきたので、行政の方で現在の橋に建替えたそう。
どこか、思いやりを感じる話である。
河川敷を後にして、旅の続きへ向かう。
この周辺は民家と工場などが立ち並んでいる
「ららぽーと横浜」がある駅の北側を歩いてみることに。
少し行くと、実に魅力的な靴屋さんを発見!
鴨居駅の北側で見つけた魅力的な人々
靴屋さん「C-スタイル」の外観
何が魅力的なのかというと、それは靴のこのお値段!
何と!! ブーツが1足1000円~買える!?
店内にも格安な値段で豊富な品揃え
なぜこんなに安いのか、オーナーの方に聞いてみると、「中間業者を通さずに靴の製造工場から直接仕入れている」からとのこと。
そして、値段の他にも、年中無休で営業していると言うのにも驚かされる。
オーナーの小川龍治さんはとても気さくな方
靴屋さんを後にして、今度は駅の南側へ向かうことに。
大通りから路地へ入って、来た道とは違うルートで歩いて行くと、何やら派手なトラックを発見!
大日本プロレスのトラックのようだ
ここは何なのだろうか? 物音は聞こえないから倉庫?
前にたたずんで、しばらく様子をうかがっていると、中に人の気配が!
物影からのぞいてみると、大きい人が何人かいる。ということは、ここはプロレスの道場?
そう考えていると、中から大きな人が出てきた。
レスラーの岡林裕二さん
ここは、大日本プロレスの道場で、「横浜マッスルファクトリー スポーツジム」といい、レスラーの方が練習をするほか、曜日や時間帯によって一般の人も利用できるそうだ。
ちょうど掃除中とのことだったが、少し中を見せてもらった。
「横浜マッスルファクトリー スポーツジム」の中の様子
ジムの中には、所せましと様々なトレーニングマシーンが置かれている。
屈強な男たちが、ここで日々のトレーニングに励む姿は、さぞかし迫力があることであろう。
大日本プロレスのジムを後にして、鴨居駅の南口方面へ向かう。