店主のこだわりが見えるお酒の数々

次は、お花見にはもっとも重要なメニューのひとつ、お酒を買いに行こう！
　

向かったのは酒屋の「竹井商店」

お話を伺った店主の竹井健（たけし）さんと奥さんの洋子さん。
　

健さんは4代目だそう！

創業はなんと1884（明治17）年。今年で130周年となる酒屋さんだ。
こだわりの日本酒や焼酎が所せましと店内に並ぶ。
　

贈答用に箱入りにもできる

酒蔵から直接仕入れるものもあるそうで、特におすすめの商品を紹介してもらった。
　

日本酒「鯨波（くじらなみ）」2620円

鯨波は岐阜県のお酒で、純米酒・無濾過・生（非加熱）。口当たりが良く、味わい深い辛口酒。ほかではなかなか売られていないお酒とのこと。
多くの日本酒や焼酎などが並んでいたが、どれも店主の竹井さんのこだわりが見えるお酒が多かった。
「何度かお店で買って飲んでくれて、その後気に入ったお酒をいつも買いに来てくれる」というお客さんが多いというのも頷ける。
鹿児島県で限定生産されている、映画公開を記念した芋焼酎もあった。
　

「永遠のゼロ」。鹿児島県が物語の舞台の一部になっているらしい

今日は1000ぶらなので、非常に予算が少なく、残念ながら日本酒や焼酎は買えそうもない。
とりあえず「花見」、「焼き鳥」ときたらビールだろう、ということでちょっと珍しそうなビールを買うことに。
　

ドイツビール「イェーヴァーピルスナー（360円）」

「スパイシーで力強い香り、インパクトのある苦味が特徴」だそう。楽しみだ。
　

もう1品、デザートが欲しい

この時点で残金は280円。もう1品何か買えそうだ。
ぶらりと歩きつつ、駅前に戻ってきたところで活気のある八百屋さんを発見。当日はお店の方がおらず、詳しいお話を伺うことができなかったが、ここも商栄会ができた当初から営業をしている歴史あるお店。
　

青果店の「しみずフルーツ」

もともとは果物屋さんだったという、しみずフルーツ。今は新鮮な野菜も並び、多くのお客さんでにぎわう八百屋さんだ。
　

店頭に並ぶいちごがとてもおいしそう！

なんと残金280円でも買えるいちごもあった。これをデザート用に購入し、今日の1000ぶらのお買いものは終了。
　

とちおとめ260円。残金は20円

商店街で買った「お花見しながら食べたいランチ」を持って、鴨居駅反対側の南口へ。
桜が咲いたら、まさに絶好のお花見スポットになりそうな鶴見川の土手。
　

川沿いに桜の木が並んでいる

今日買った品々はこちら。
　

パンあり、焼き鳥あり、ビールあり、デザートのフルーツあり

「桜が咲いたら綺麗だろうな」とイメージしながら「エアお花見」ランチ。
　

ねぎま、おいしい。ねぎの焼き加減がかなり良い

　

取材を終えて

最近は横浜市内でも「シャッター通り」になりつつある商店街は多い。鴨居商栄会も最盛期に比べれば加盟店は半分以下となってしまったそうだが、まだまだ活気があるお店も多かった。

店主がこだわりを持ち、良い商品を提供しているからこそ、地域住民の皆さんに愛されているということなのだろうと感じた。


―終わり―
　
フジミヤの家具
住所／横浜市緑区鴨居1-8-3
電話／045-932-3267
HP／http://fkcorporation.shop-pro.jp/

エッセン
住所／神奈川県横浜市緑区鴨居1-9-12
電話／045-935-3108
定休日／日曜
HP／http://www.yokohama-essen.com/index.html

ニューデリカ
住所／横浜市緑区鴨居1-8-4
電話／045（934）1333
定休日／無休

竹井商店
住所／ 神奈川県横浜市緑区鴨居1-9-18
電話／045-931-2275

しみずフルーツ
定休日／日曜