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【GW特別企画】とってもさみしい人が横浜で楽しく過ごす方法を教えて!

ココがキニナル!

“エア家族”ならぬ“エセ家族”のヨメの史子(あやこ)と娘のちひろを連れ野毛山動物園へ。動物たちや飼育員さんの優しさに心が暖まり老舗ファミリーレストラン「不二家レストラン」で食事。いい時間を過ごした

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ライター:細野 誠治

ふれあいスポットに到着



園内の大池付近は出店もあり、一息吐くににはぴったり。
 


ポップコーンやアメリカンドッグなど軽食を販売
 

お薦めは「ズーナツ」スティック状の揚げドーナツで300円
 

広場にはペンギンさんもいる


そして、ここでぜひ堪能してほしいのが「なかよし広場」。
小動物たちと、直に触れ合うことができる。
 


ほら、ハツカネズミさんと触れあい
 

ここではモルモットやハツカネズミ、ヒヨコなどとふれあうことができる。
土日祝日は入れ替え制。午前と午後の2回で、時間は20分間。定員は100名。
(平日は自由に入場が可)

ペットが飼えない家族には、いいよね。
 


動物に触った後は、手を洗いましょう

 
のんびり園内を巡って一周を終える。ここでちょっと寄り道をして、広報の方に「野毛山動物園のお薦め」などを教えてもらおう。
 


こちらが管理事務所。文字が豹柄!
 

広報の櫻堂由希子さん

まずはGW中の人出について聞いてみよう。
「おかげ様で大変ご好評をいただきまして、例年GW期間中は一日、2万人ほどが来園いただいています」

聞けば野毛山動物園はここ数年、来園者数が右肩上がりだそう。なんと昨年度の来園者数は96万人! すごい人数!

——野毛山動物園が支持されている理由は何でしょう?
「一概には言えないのですが、入場が無料だということと、コンパクトな動物園でゆっくり楽しめることでしょうか。ファミリー向けとも言えるかと。小さいお子さんが見た絵本に出てくる動物が、一通りいて楽しめる構成ですので」
 


知ってる動物に会える場所
 

確かにそうだ。子どもが「なにこれ?」と首を傾げる動物はいない。知識のなかの動物と像を結びやすいはずだ。

ぜひ、(動物の)この子を見てほしいというお薦めはあるのだろうか?
「いろいろいますが、レッサーパンダなんかは人気ですね。あとフタコブラクダの“ツガル”さんも人気があります」
 


昨年12月に38歳のバースデーを迎えたツガルさんはフタコブラクダで世界一の長寿


人間でいえば推定120歳という高齢のツガルさん。現在は関節炎で寝ていることが多いが食欲は旺盛で、まだまだ元気。
ツガルさん目当てに、遠く九州や青森から訪れるファンもいるそう。
 


年配の方々からも支持されているとか


「あと、日本でここだけでしか見られない鳥の『カグー』がいます!」
 


希少種のカグーは野毛山でしか見られない。左写真はオスの「カグオくん」

 
ニューカレドニアと横浜市が友好都市同士という関係で贈られたカグー。
観察していると「不思議な鳥だな〜」って思いますよ。
 


動物好きと知れる丁寧な、しっかりとした言葉使いの櫻堂さん
 

ご好意でクジャクとコンドルの羽も見せてくださった


さらに特別に動物たちのお食事作りの調理場も見せていただく。
 


調理場はこんな感じ
 

これからサツマイモ、人参を蒸かすところ
 

肉食動物のお食事。写真のものは馬肉


最後に櫻堂さんに、GW期間中に訪れる方々にメッセージをいただく。
「冬が終わって、春の今は動物たちの恋や繁殖の季節ですので、動物園が一年で一番にぎわいます。鳥の毛艶も最もキレイですので、ぜひご来園ください。クジャクが求愛で羽を広げるのも、今だけです」
 


動物園の一番いい季節。GWはバッチリです


櫻堂さんにお礼をして、そろそろ帰ろう。
もう少し、いてもいいけど混雑する前に野毛山動物園を後に。またすぐに来れるしね。
 


夕暮れ前の動物園って、ちょっと郷愁を誘うよね?

行楽の疲れと郷愁に当てられて、しばし無言の俺とヨメ。
よし、ここで一発、ヨメの心を鷲掴んでやろう。

俺「動物園とか遊園地って、きっと“記憶装置”なんだよ。覚えていなくたって、忘れてたって、いつかまた、ふらっと訪れたときに『思い出して心が動きますように」ってために、あるんだよ。だから今、こうやって家族で“記憶装置”にお願いをしてるんだ。いつか僕たちに、幸せな記憶を下さいって・・・」
(決まった・・・)
 


史子「あなたっ(はあと)」ちひろ「ダァッ!(訳=ダァッ!)」

 
なんてね。