横浜に新鮮な牛乳でできたジェラートとソフトクリームが超美味な隠れ家的牧場があるってホント?
ココがキニナル!
横浜市内になんと牛が!相澤良牧場という牧場があり、オーガスタミルクファームというお店も。自家製ミルクやジェラートが楽しめます。ブルーベリー畑もありますので酪農体験レポートを。(たこさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「相澤良(あいざわりょう)牧場」は隠れ家的な場所!酪農体験はできないがしぼりたてミルクとジェラートの味は濃厚かつ濃すぎないさわやかさ!
ライター:すがた もえ子
併設の「オーガスタミルクファーム」を見学
続いて「オーガスタミルクファーム」をご案内いただく。
宗明さんお着替え。
「あのままの恰好だと衛生的にお店には出られないんですよ。だから普段はずっと牧場にいて、お店には出ません」
と宗明さん。
緑色のつなぎ姿が眩しい
牛乳の販売を直売所で始めたのは5~6年ほど前。
それをきっかけに横浜市内のレストランから声がかかり、スカイビルの「ミクニヨコハマ」や相鉄ジョイナスの「Osteria UVA RARA(オステリア ウーヴァ・ラーラ)」などへ牛乳やジェラートを卸しているのだという。
横浜市内には牧場は15軒ほどあるが、レストランへ卸しているのはこの相澤良牧場だけだそうだ。
ジェラートケースの上に飾られた紫の布が受賞タペストリー
明るく清潔感のある店内には、過去に相澤良牧場の牛たちが品評会で受賞したタペストリーやトロフィーが飾られている。券売機のわきのボードにはメディアに出演した際の記事が貼られていた。
笑顔の素敵な店員さんたちが出迎えてくれる(ちょっと緊張ぎみ)
扉を開けて中に入ると、まず出迎えてくれるのが食券を購入するための自販機だ
ここで好みの大きさのカップやコーンなどを選ぼう。ちなみにソフトクリームのみの販売はしておらず、ジェラートを購入し、その上にソフトクリームをのせるメニューとなっている。
カップの大きさはこんな感じ
大500円、中400円、小350円(取材時)だが、大サイズのみベリー類がトッピングされてくるので、これが断然オススメだ。
相澤良牧場こだわりのジェラート
ここの牧場の牛乳に惚れ込んだパティシエが、オーガスタミルクファームのために開発。種類は60種ほどで、季節でさまざまな味が楽しめる。
ケースの中には常時6種類のジェラートが並ぶが、無くなり次第どんどん違う味に入れ替わっていくので、どの種類が食べられるかは運次第だ。
これが「大」サイズ。ベリーのトッピングも可愛らしく、まるでパフェのよう!
ソフトクリームの下にはジェラートが2種類入っている(もちろん好きな味を選べる)。
左が塩キャラメルとチョコのジェラート、右が浜ぶどうとマンゴーのジェラート。
さっそく試食
ソ フトクリームが驚く美味しさ!!! 濃厚なのに濃すぎず、爽やかで食べやすい。食感はまるで濃厚なクリームを食べているようなフワフワ感! 普通、ソフト クリームは溶けてくるとドロドロの液体状になる物が多いように思われるが、このソフトクリームは溶けてもまだクリーム感を保っている。
ジェラートは浜ぶどうとマンゴーが本当にジューシー! 塩キャラメルもチョコも濃厚!
余計な添加物などを一切使用していないというだけあって、素材の味を生かしきっていた。正直感動した。
原宿あたりで出せば間違いなく若いお嬢さん方で行列ができる味だ。
「実は冬季限定でパンケーキも出していたんですよ」と宗明さんが写真を見せてくれた
これはなんという美味しそうなパンケーキ!
時期は未定とのことだが、今年の冬もまたパンケーキの提供を考えているそうだ。
棒アイス(各260円)は見た目もポップでとても可愛らしい!
個別包装になっているので、別売りの保冷バックに入れてお土産にも最適。
カップアイスやアイスケーキも!
「瀬谷の逸品」にも指定されている相澤良牧場の牛乳をこの場で飲むことができる
ミルクバーになっており、210円でお替り自由の飲み放題!
牛乳を試飲させていただく
濃厚ながらさっぱりとした後味だ。
市販の牛乳の脂肪分の濃さでいえば「3.5」ぐらいの濃さに当たるとのこと。
ちなみにミルクバーは冷たい牛乳なので、暖かい牛乳が飲みたい方は別途「ホットミルク」を購入しよう。
自慢の牛乳は650円で瓶詰めして販売されているので、お土産に持ち帰ることもできる
この瓶詰めの牛乳は週に1度作られている。
作りたての牛乳が欲しい場合、毎週木曜日に来るのがお勧めだ。
賞味期限は5日間、翌週の月曜日まで。
ちょうどこの日も近所の方がこの牛乳を買いに来ていた。
「小さいころからずっとここの牛乳を飲み続けています」というご近所の方
週に2回はこの牛乳を買いに来るそうだ。
自慢の牛乳を使ったカフェラテ(230円)。牛乳のコクだけでなくコーヒーもしっかりしている大人の味
甘さが欲しい人はガムシロップをどうぞ。
「“牛”が本職。牛への愛情はほかの人には負けません」と自信をもって語る宗明さん
「ちなみになんで途中看板が無いんですか? 特に曲がるところが分かりにくかったんですけど・・・」
ずっと思っていたことを質問してみる。
「曲がり角のところ分かりにくいですよね。実は看板を建てたいとうちも思っているんですが、許可がおりなくて・・・」
ということだった。
幸いにもGoogleマップやカーナビに「相澤良牧場」と入力すると出てくるので、ぜひそちらを利用していただきたい。
牛を愛して止まない宗明さんは、スマホも牛柄だった
横浜市内の牧場で飼育されている牛は平均で30頭。
相澤良牧場の牛は60頭と、市内でも飼育数が多い牧場だ。
ほかにもヤギ1匹、犬1匹、猫5匹がこの牧場に飼われている。
愛情を持って育てられた相澤良牧場の牛たちは、人間に対して警戒心が無くとても穏やかだ。
猫さえも人を選ばず自分から甘えにやってくるので、猫好きな人にもたまらないと思う。
最後まで見送りに来てくれた猫
ちなみにオーガスタミルクファームは移動販売車で農協などを中心に出店。こだわりのジェラートやソフトクリームを販売しているので、見かけた際はぜひお試しいただきたい。
次はブルーベリー狩りへ
次は「キニナル」にもう一つあったブルーベリー狩り。というわけで相澤良牧場から一番近いブルーベリー農園「さんや農園」へ連絡を取ろうとしたのだが・・・。
『2014年のブルーベリーは終了いたしました。ありがとうございました』という文字が無慈悲にもPC画面に表示される。「それでもひょっとしたら、ちょっとくらい残っているかもしれない!」淡い期待を抱いて電話をするも、全くつながらず。
あと1ヶ月早ければ・・・
仕方が無いので横浜市内のブルーベリー農園さんにあちこち問い合わせるも、どこも今年のブルーベリーは終了してしまっている模様・・・。「ブルーベリーは7月上旬から9月上旬くらいがシーズンだから、もう季節が遅いよ」と農家の方に教えていただく。撃沈・・・。
それでも諦めきれずに電話をかけると「15日まではやってたんだけど」というブルーベリー農園さんが。「うちが市内では一番遅くまでやっていたから、もうほかは無いと思うよ」とご親切に教えていただく。どうやら完全に季節を外してしまったらしい。
ありがたいことに写真をお借りする許可をいただけたので、本来だったら体験できたであろうブルーベリー狩りの様子をちょっとだけご紹介させていただく。今 回ご協力くださったのは、横浜市旭区、7月中旬~9月中旬に開園している「よこはまあさひブルーベリーの森」の担当金子さん。相鉄線鶴ヶ峰駅より徒歩10 分ほどの「よこはまあさひブルーベリーの森」で生産されたブルーベリーは直売されており、摘み取り体験も可能。ハイブッシュ系とラビットアイ系のブルーベ リーを20種類、約1000本栽培しているという。
防鳥ネットで覆われたブルーベリー畑
たわわに実ったブルーベリーの為に、木がしなっている状態
40~50cmの大房に仕立てるそうだ。
糖度計で計ると20度を超す粒も。メロンの糖度が12~18度なので、メロン以上の甘味!
シーズンは7月頭~9月頭ごろまで
こだわりの畑カフェ
よ こはまあさひブルーベリーの森は、ブルーベリーの摘み取り体験だけではなく、料理関係の仕事をしていた園主が国産米粉を使用したこだわりのメニューを提供 する畑カフェ「旬果」を営業している。すべてオリジナルの手作りレシピのため、数量限定というのもまた魅力的だ。バーベキューもできるので、家族連れにも 嬉しい。
2015年も7月中旬~9月中旬まで開園する予定。2015年の料金やスケジュールなどはまだ未定で、詳しくは6月ごろにホームページにて告知するとのこ と。ブルーベリー狩り体験をしたいという方は夏の初めには予定しておくことをオススメする。よこはまあさひブルーベリーの森は住所を入れてもカーナビなど では出ないことがあるそうで、水道みち沿いのくぬぎ台団地入口信号横、青い農業用ネットとのぼりを目印にしてほしい。
取材を終えて
横浜市内にある牧場は隠れ家的な場所にあるが、動物と触れ合えて美味しい乳製品を楽しめる場所だった。
特産品の牛乳は「瀬谷の逸品」に指定される名品。それを210円で飲み放題というのはかなりお得!
牧場にいる動物すべてが人懐こいのには驚かされた。
ブルーベリー狩りは完全にシーズンを逃してしまったので、ぜひまた時季をあらためて体験してみたい。
―終わり―
相澤良牧場・オーガスタミルクファーム
住所/横浜市瀬谷区阿久和南3-11-4
TEL /045-744-7831
営業時間/10:30~16:00
駐車場/10台
Facebook/https://www.facebook.com/AugustaMilkFarm
よこはまあさひブルーベリーの森
住所/横浜市旭区川島町1648-3
電話/080-6732-1187(午後6時~8時)
ホームページ/http://www012.upp.so-net.ne.jp/a-mori/index.html
toratoratoraさん
2014年10月05日 15時59分
上げ足を取るようですが、「うっそうとした畑」という言い方は初めて見ました。
kidblue0220さん
2014年10月03日 20時05分
相鉄沿線に住んでますが知りませんでした。今度行ってみたいです。こういうほのぼのした記事を読むと、横浜は良いところだなぁと思います。
夏兒さん
2014年10月03日 19時18分
東戸塚駅近くにもジェラートのある牛舎が。アクセスは多分簡単ですよ!