横浜市営地下鉄が2015年7月から快速運転を開始! 詳細は?
ココがキニナル!
横浜市営地下鉄 快速列車が7月から運行開始。ダイヤと停止駅。難しいと言われていた在来線の追い越しもキニナル(聖条李樹丞威茉芭崩さん、takechanさん、yakisabazushiさん)
はまれぽ調査結果!
2015年7月中の快速運転実施が決定。平日・土曜休日の午前10時から午後4時まで1時間2本運転し、18駅に停止。上永谷駅、新羽駅で追い越し可能
ライター:はまれぽ編集部
安全運行が第一
快速運転の導入は午前10時からの6時間だが、通勤通学の時間帯とは重ならない。
「朝の移動時間が短縮されればもっと便利なのに・・・」と思う人もいるかもしれないが、その点についても伺った。
神田課長によると、横浜市営地下鉄BLは現在1時間に8本間隔で運行している。朝のラッシュ時は4分20秒に1本という過密ダイヤで運行しているため「これ以上の増発は厳しい」と話す。
一方、急行が止まらない駅の運行本数はこれまでと変わらない。
ダイヤ調整にも限界がある
さらに前述の通り、在来線を追い越し可能な駅は上永谷駅と新羽駅の2駅のみ。快速の増発となると待避線を整備したり、車両や運転士の確保など莫大な予算を必要とするため、神田課長の「増発は厳しい」という結論に至ることとなる。
それでもお二人は「利用者の利便性向上と安全な運行を目指す」と話している。
利便性向上の一環として、ホームの停車時間を現在の約20秒から5秒ほど延長するという。高齢者や障害者、ベビーカー利用者に配慮したものだという。畑沢係長は「車いすやベビーカーなどを利用する方が増えており、乗降にゆとりを持たせる狙いがある」と話してくれた。
あらゆる利用者に配慮した変更を行う(フリー画像より)
快速運転実施に向けて2015年度当初予算案に4億2875万円を計上したが、これは表示板の改良や司令所のシステム変更、車両の改良などに使われるとのことだった。
電光掲示板の変更なども必要になる
快速の導入や始発時間の繰り上げ、終電時間の繰り下げは利用者にとってメリットとなるが、安心安全に利用してもらうためには課題もある。
特に始発が早まり、終電が遅くなるということは、夜間の安全点検などに割ける時間が短くなることを意味する。
線路の補修点検などは運行がない時間しか行えない
神田課長は「始発を早くしてほしい、終電を遅くしてほしいという要望はたくさんお受けし、利用者には申し訳ない気持ちはある。しかし今回の快速導入の時間帯もそうだが、安全に運行するための作業や予算との兼ね合いがあることを理解してほしい」と話した。
市民はどう思う?
快速運転について市民はどう思うか聞いた。
通勤のほか、勤務中に移動で横浜駅を中心にBLをよく使うという50代会社員は「取引先への移動がスムーズになる。出張で新幹線の利用も少し便利になるかも」と期待を寄せる。
一方、停車駅を確認した30代女性は「家の最寄に止まらないから快速はあまり意味がないかも」と話していた。
取材を終えて
現状では今回の案より多くを望むことは難しそうだが、待ちに待った横浜市営地下鉄BLの快速運転が始まる。さらなる利便性の向上で横浜がさらに住みやすい街になるだろう。
はまれぽでは、今後正確な運行開始時期など詳細が決まり次第、随時レポートしていきたい。
―終わり―
マッサンさん
2015年06月24日 17時12分
"市民の足" 横浜市営地下鉄には新幹線のようにトイレがあってもいいと思います。快速で通過駅が多くなると生理的に心配になります。
ushinさん
2015年06月15日 22時51分
平行ダイヤが組めないとかえって運行本数が減るという罠wそもそも、地下鉄はトンネル風があるため高速運転できない(横浜高速鉄道という名の割に)フルホームドアにして運行速度そのもの上げたほうがよくないか?
濱虎渋蔵さん
2015年06月06日 11時25分
快速運転分のスジも現行通りの普通運転で良い。折角の標準軌なのだから、運行速度を引き上げての全体的なスピードアップ、所要時間短縮に努めれば良いだけなんだが。これだけの区間で、待避可能駅が上永谷、新羽の車両基地最寄駅のみってのが快速運転の意味が薄すぎる証拠。中途半端だらけでの快速運転なんざ、無駄。カネの使い方が下手だよなぁ。と、思う。おそらく、アノ辺りの企業の入れ知恵なんだろうな(笑)