「焼肉酒家えびす」、本社と店舗の状況は?
ココがキニナル!
食中毒事件を起した「焼肉酒家(ざかや)えびす」の本社や、死者を出した他の店舗状況はどうなってるんですか?(KEIGOさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
全店舗閉店中。(5月15日時点)本社周辺には数名の報道記者達が張り込んでいた。
ライター:はまれぽ編集部
前回に引き続いて横浜を飛び出したはまれぽ編集部だが、このまま横浜に戻るのは勿体ない。
そこで我々は、食中毒事件により死者を出したもう一つの店舗である、福井県渕市の「焼肉酒家えびす渕(ふち)店」と、店舗を運営するフーズ・フォーラス本社へ直撃した。
JR福井駅から調査開始
まず最初に向かったのは、6歳男児の死亡者を出した、福井県渕市にある「焼肉酒家えびす渕店」。
同店舗は西環状線という国道沿いに位置し、福井の中で栄えている場所にある。
飲食店にとっては絶好の場所と思われ、事件が発生する以前は店もにぎわっていたのだろう。
国道沿いに位置する店舗
店舗は閉店中のために人の気配もなく、報道陣の姿も見当たらない。
店の外観を確認してみると「えびす」ロゴの蛍光灯が割られ、中身がむき出しになっていた。
事件発生後、やじ馬などが面白半分で割ったものなのだろうか。
えびすの「す」のみ割られていた
また、同店舗も他店と同様に幕が下りて、店内は見えない状態となっていた。
辛うじてわずかな隙間から中を覗いたところ、七輪やラップのかけられた食器が綺麗に並べられていた。
しかし、特に有力な情報が無いため、我々は石川県金沢市にあるフーズ・フォーラス本社へ向かった。
ラップのかかった食器類
静まり返るフーズ・フォーラス社
建物の1Fがフーズ・フォーラス本社のようだ
14時、「焼肉酒家えびす」を経営するフーズ・フォーラス本社に到着し、現地の様子を撮影していると、周りに止めてある4台の車から男性たちが下りてきた。このまま取材禁止だと止められてしまうのか。
車から降りてきた男性たちに囲まれた
急いでカメラをしまおうとすると、彼らは我々に名刺を差し出してきた。
どうやら富山新聞社の方らしく、フーズ・フォーラス社に動きがないか日夜張り込みを続けているという。
入口には取材・撮影禁止を促す張り紙が貼ってあり、この本社においても「焼肉酒家えびす渕店」と同様、外から中の様子が見えないようになっていた。
事件後、急いで作ったと思われる張り紙
僅かな隙間から覗いては見たものの、そこには社員の姿は見当たらない。
灯りがついていたので社内には人がいるはずだが、ここまで静まり返っていると逆に何かを隠しているのではないかと疑ってしまう。
フーズ・フォーラス本社、社内の様子
取材を終えて
今回の調査では死者を出した店舗の動きもなく、本社で勘坂社長と接触することもできなかった。
あの悍ましい事件から2週間以上経過したが、フーズ・フォーラス社の勘坂社長はいま、何を想っているのだろう。
連日報道陣に張り込まれ、そろそろ精神的に限界がきているのではないだろうか。
ニュースでは肉加工卸業者「大和屋商店」(東京・板橋区)が原因である可能性も出てきているが、真相はまだ謎に包まれている。一刻も早く原因を究明し、二度とこのような事件が起きないことを願うばかりである。
―終わり―
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