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横浜トリエンナーレの見所や詳細は?

ココがキニナル!

トリエンナーレが開かれるようですが、どんどん縮小している気がします。どうせなら盛り上がったほうが良いので、見所や詳細をレポートお願いします。(だいだいまきさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

地元のアート団体と連携したプログラムで、広がりのある展開に!日本初上陸の注目作品を含め3作品を紹介。

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ライター:さわだちはる

今年の注目作品を聞いてみた!



―それでは、藤井さんが推薦する作品をおしえてください!

今年の横浜トリエンナーレのタイトルは「OUR MAGIC HOUR 世界はどこまで知ることができるか?」です。目に見えるものだけでなく、そうでないものに目を向けてみようということがテーマです。
 


作家:ウーゴ・ロンディノーネ/作品名:moonrise.east.march
Ugo RONDINONE《moonrise.east.march》2005
Photo: Ellen Page Photography, New York
Courtesy the artist and Galerie Eva Presenhuber, Zürich
©the artist


この作品は、写真の彫刻が1体約2メートルで、それが12体あるのですが、それぞれが暦の12ヶ月を表しています。
ユーモラスな顔もあれば、怒っているように見える顔もあります。自分の誕生月のものがどんな顔をしているか探すのも、面白いのではないでしょうか。
「現代アートは難しい」という概念を払しょくする、パッと見てわくわくできる、子どもでも楽しめる作品だと思います。

なお、ウーゴ・ロンディノーネの作品はこれまで海外での個展が中心で、国際展には出ることはほとんどありませんでした。それが今年のヨコハマトリエンナーレ2011のアーティスティック・ディレクターである三木あき子の交渉により、今回の出展が実現!日本初上陸の作品です。
横浜美術館の入り口の前に展示されますので、是非ご覧下さい。


―日本へのエールとして、新作を発表する作家もいるということでしたね。
 


作家:ジュン・グエン=ハツシバ/
作品名:Breathing is Free: 12,756.3 - Chicago Microscope (A Selfportrait),88.5km
Jun NGUYEN-HATSUSHIBA
《Breathing is Free: 12,756.3 - Chicago Microscope (A Selfportrait),88.5km 》2010
ファイル名:9_hatsushiba.jpg
Courtesy the artist and Mizuma Art Gallery


ジュン・グエン=ハツシバは、日本で生まれベトナムで活動している作家です。難民問題に関心を持ち、「走ることで苦しみを共有したい」と、GPSをつけて走り、地図上に走った軌跡で絵を描く作品を世界各地で制作しています。
 


作家のジュン・グエン=ハツシバさん
Jun NGUYEN-HATSUSHIBA 《Breathing is Free: JAPAN, Hopes & Recovery 》2011
Photo: Nguyen Tuan Dat / Nguyen Ton Hung Truong
Courtesy the artist and Mizuma Art Gallery


もともとはヨコハマトリエンナーレ2011の開催が8月6日からということで、原爆へのメモリアルとなる作品になる予定でした。しかし震災直後から、作家は被災地に届ける祈りとして、ホーチミンで走り、桜の絵を描きはじめました。そして横浜でも、作家本人や市民が走り、桜の絵を描き、それを出品作とすることになりました。
これをどのような形で展示するか…は、会場で確かめてください。
ちなみに作家は、「横浜は坂が多くて、ここで走ったらどこでも走れるよ」と言っていましたよ(笑)。


―来場者も制作に参加できるような作品はありますか。
 


作家:カールステン・ニコライ/作品名:autoR
Carsten NICOLAI 《autoR》2010
Photo: René Zieger
Courtesy Galerie EIGEN + ART, Leipzig/Berlin and The Pace Gallery


横浜美術館の正面の敷地には商業施設を建設中なのですが、その工事囲いを白いキャンパスに見立て、作品を作ります。作家のカールステン・ニコライが制作したステッカーを参加者が貼ることで、出来上がっていく作品です。
ステッカーは今回のヨコハマトリエンナーレ2011用に制作されたもの。100円以上の寄付を行うことで誰でも参加でき、集まった寄付金は被災地の文化財復興チャリティとして考えています。


―最後に、はまれぽ読者へのメッセージをお願いします!

まだまだヨコハマトリエンナーレ2011を知らない方もいるので、まずは名前だけでも知ってほしいと思います。またヨコハマトリエンナーレ2011は、現代アートに興味がある方以外でも、純粋に好奇心をかきたてられ、楽しめる展示になっていると思うので、会場間無料バスに乗って、街歩きと合わせて楽しんでいただけたらと思います!


取材を終えて


 


作家:イエッペ・ハイン/作品名:Smoking Bench
Jeppe HEIN《Smoking Bench》2002
Installation view at ARoS, Denmark, 2009
Photo by Ole Hein Pedersen
Courtesy: Johann König, Berlin, 303 Gallery, New York and SCAI THE BATHHOUSE, Tokyo


「純粋に好奇心をかきたてられ、楽しめる展示になっていると思う」という言葉どおり、話を聞くだけでわくわくするような作品がたくさん!ベンチに座ると霧に包まれる作品(《Smoking Bench》/イエッペ・ハイン)や、 1分ごとにその時間が映っている映画のワンシーンを切り取り24時間を表現している作品(《The Clock》/クリスチャン・マークレー)など…紹介しきれなかった作品はまだまだたくさんあるので、これはもう実際に足を運ぶしかない!私も行ってみたいと思うので、そのときはまたレポートしたい。

また、東日本大震災を受けた日本へのエールとして、今回新たに発表される作品もあるとのこと。そのエールを受け取って、前向きな力をもらえる美術展になるのではないかと思う。



■ヨコハマトリエンナーレ2011
http://yokohamatriennale.jp/


― 終わり ―
 

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  • 取り上げていただき、ありがとうございます。もう来週からなのですね!!楽しみにしています。

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