みなとみらいを水面から一望できる「日本丸メモリアルパーク」のシーカヤック体験ってどんな感じ?
ココがキニナル!
みなとみらいの日本丸メモリアルパークのそばで、カヤック体験ができるようです。(のぶりんさん)海から見たみなとみらいのレポートをお願いします。(たこさん)
はまれぽ調査結果!
シーカヤックの上から見る横浜は、いつもの風景を少し離れて海に浮かんで眺めているだけなのに、何だかとても静かで別世界で、ともかく最高だった
ライター:永田 ミナミ
みんなで練習を
さて、いよいよ実際にカヤックで海へと漕ぎだす時がやってきた。
ライフジャケットを装着して、フィットするようにベルトで調節
さあ、機は熟した
乗り込み方にも技術がある
写真のように右側から乗り込む場合、まずはコックピットの背中側のへりに合わせて水平にパドルを置き、両方を左手でしっかりつかむ。このとき右手は桟橋の上のパドルを押さえている。
次に、右手に重心を置いたまま、左足をカヤックのなかへ
そして右手に重心をかけたまま、右足もカヤックのなかに入れ
最後に右手になるべく重心をかけながら、腰をカヤックのなかにイン
そして両足をペダルにしっかりと乗せ、両膝を開き船体の側壁にぐっと付ける
最後にパドルを体の前に移動すれば
出航準備完了
そしてパドルを水平に持ち、濱田さん合図で出航
おお、水面を切って走るこの心地よさはいったい何だろう
陸よ、さらば
さらば
陸よ
と、海の彼方へ消えていくと格好いいのだが
何ぶん初心者なので、Uターンの練習もしなければならず
ブレーキやその場での旋回の練習をしながらもとの桟橋に戻ってくるのだった
早くこんなふうに乗りこなしたい
遊ぶように転覆してパドルさばきでサッと姿勢を立て直したいと思いながら
右、左、右、左とパドルを動かすので精一杯であり
達人たちの優雅な遊びはまだ横目でチラリと見ることくらいしかできなかった
しかし濱田さんの安心サポートで楽しさは分刻みでふくらむ一方である
素晴らしい眺めも楽しめるようになってきた
もちろん目代さんも練習中
カヤック経験がある目代さんは、1人乗りカヤックで出航。うらやましい
パーク内での練習は橋までで1周したら、コスモワールドのほうまでもう1周、時間は30分ほど
メリーゴーラウンドのところでUターンして戻ってくるとだいぶ慣れてきた
「どうですか、慣れてきましたか」と濱田さんに声をかけられて「やあ、何となくわかってきましたよ」と答えた自分の声はわれながら陽気だった。
すると「じゃあ、1人で行ってみますか?」と濱田さん。「ひ、1人ですか」
そして自立
乗れるだろうか、でも1人で乗ってみたい。自転車で補助輪をはずすときの気分はこんな感じだっただろうか。「いけますかね」「いってみましょう」濱田ライオンにそっとやさしく背中を押され、永田子ライオンは千尋の谷へと飛び降りた。
そして桟橋に着岸
「どうしたんですか」という編集部・山岸に「独り立ちすることにしました」と報告
「まじですか」と驚く山岸の前で1人用カヤックを用意していただき
ペダルの調整の仕方を教えていただき
試しに乗り込んで調整し
さっきと同じ要領で乗り込み
パドルを受け取ると緊張と興奮が体を満たす
おおお、もう楽しい、もう超楽しい
ゴーゴーゴー! と心ではしゃぎながら、無言で慎重にパドルを動かす
あ、やばい、岸が近づいてきた、いや、自分が近づいていってるんだ
慌てずにブレーキをかけその場で旋回成功。学んだことがさっそく生かされた
その後、濱田さんに見守られながら
もう1周練習
そして練習を終え休憩。給水用にペットボトル1本は持っておきたい
ところで、カメラのアングルが変わったことにお気づきだろうか。たしか山岸は「陸からカヤックを追いかける」と言っていたはずだが、カヤックの魅力にいてもたってもいられなくなったようだ。
一眼レフを抱えて恍惚の表情
1人カヤックが「補助輪が取れたばかりの自転車」なら、こちらは「前かごチャイルドシートでご機嫌のチャイルド」といったところだろうか。
その横では「こんなに楽しいんですね」「面白くなってきましたか」と師弟像
などと感動していると、徐々にカヤックたちが集結
そして先ほど周回したメリーゴーラウンドの先へ。長い旅のはじまりである