大火事のあった六角橋商店街の現状と今後は?
ココがキニナル!
大火事のあった六角橋商店街の現状と今後は?9月の「ドッキリヤミ市場」は開催されるのですか?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
数店舗が営業再開し、復興に向かっている。9月17日(土)の「ドッキリヤミ市場」も、火災復興の要素を取り入れて開催される!
ライター:はまれぽ編集部
今後はどうなる?
ある程度の現状は把握できたが、気になるのは今後のことだ。
六角橋商店街公式サイトによると、9月17日(土)に予定されている恒例の「ドッキリヤミ市場」は開催されるとのこと。火災復興のための試みなどはあるのだろうか?
この日、ヤミ市場に向けた会議があるとのことで、商店街事務所にお邪魔させてもらうことになった。
夜20時の商店街事務所
対応して下さったのは、組合の専務理事である糸井勇氏、ヤミ市場の仕掛け人、石原孝一氏など、ヤミ市場企画の中心メンバー5名。少しお時間をいただき、火災発生時の状況などを伺った。
―火災の出火元や出火原因等は判明したのですか?
確定はしていませんが、監視カメラの映像を見る限り、道路側の店舗の2階、屋根裏で漏電があった可能性が高いようです。その火がプロパンのガス爆発を引き起こし、一気に広がったのだと推測されます。
―被害にあった店舗の今後は?
ほとんどの店舗は早期の再開を目指しているが、中には高齢などを理由に断念している店舗もあります。
六角橋商店街のうち、特に木造が多く、密集している仲見世は「延焼拡大予想区域」に指定されており、ほとんどの店が火災保険の審査に通らないそうだ。そのため、建て替えの資金繰りに苦労する店も多いと思われる。
―毎回大きな火事に発展しているが、対策はしていなかったのか?
5,6年前までは定期的に消防訓練をしていたのですが、セキュリティ装置(防犯カメラと火災警報装置)を導入してからは開催しなくなっていました。
―今後の対策は?
火災報知機などもそうですが、建物を火事に強いものにする必要がありますね。今回も、耐火建材を使っていた店舗は比較的被害が少なかったので(すき家やラーメン屋)。最悪火事を出しても1店舗で収まるようにしなければなりません。
白熱する話し合い
しかし、仲見世の良さは、昭和の面影が色濃く残るその雰囲気
。防火のためにコンクリートだらけになってしまったら、それが損なわれてしまう。
防災と雰囲気、これを両立させるというのも思案のしどころだ。
最後に、ヤミ市場について聞いてみた。
―9月17日(土)に開催予定の「ドッキリヤミ市場」ですが、罹災店舗への支援などの取り組みはあるのですか?
これまでは震災復興支援をしていたのですが、「他の心配してる場合じゃないでしょ!」ってお客さんに言われちゃって(笑)。今回、新企画として〈一箱古本市〉や〈チャリティー野宿〉などのイベントを企画しています。その収益を火災復興に回す形になるかと思います。
5月に開催されたヤミ市場の様子
イベントの詳細は商店街HPにて随時更新されているので、そちらを参照して欲しい。
取材を終えて
また、ヤミ市場以外にも火災復興のイベントがある。
同じく仲見世にある楽器工房、『MUSIC JUMP』が主催する「六角橋商店街 火災復興 LIVE」が9月11日(日)に開催されるようだ。
ところ狭しとギターが並ぶ『MUSIC JUMP』
入場料500円を商店街に寄付すると記載してある
開催場所はお店の目の前の空きスペース。
飛び入り参加も募集しているとのことなので、興味のある方は参加してみてはどうだろうか。
まだ瓦礫の撤去が始まっておらず、火災の爪痕を強く残す六角橋商店街だが、全体的に早期の復興に向けて前に進むという気持ちを強く感じた。はまれぽとしても、出来る限り応援していきたいと思う。
―終わり―
灣仔さん
2014年10月04日 06時42分
34~5年前にも火事がありました。確か、火元は銭湯だったと思います。まだ学生だった私は横浜のバイト先から東横線の渋谷行き最終電車で帰って来たのですが、白楽駅を降りてビックリ。