横浜DeNAベイスターズ、2016年・新人合同自主トレ初日の様子をレポート!
ココがキニナル!
毎年恒例となっている横浜DeNAベイスターズの新人合同自主トレ。横須賀市の総合練習場の初日の雰囲気がキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
新人10人がランニングや守備練習などをこなした。ドラフト1位の今永投手以外も柴田・戸柱選手のポテンシャルにも期待。1軍抜てきの可能性も!
ライター:田中 大輔
「一軍キャンプに何人か」
選手たちは終始リラックスした様子で、その後の300メートルシャトルなど走るメニューへと突入していく。
練習を見守ったラミレス監督は自らのルーキー時代を振り返り、「初めてメジャーリーグに上がったときに、デビッド・ジャスティス(オールスター3度選出の名選手)に声をかけられ鳥肌が立ったよ」と笑顔を見せた。
ドラフト5位、長身の綾部翔(あやべ・かける)投手
ドラフト2位・熊原健人(くばまら・けんと)投手の背中には背番号1
必死の形相で走るドラフト7位左腕・野川拓斗(のがわ・たくと)投手
そんなラミレス監督は、「何人かは一軍キャンプに連れていくつもり」と話す。
現時点では「今永、熊原、柴田、戸柱を考えている」と、ドラフト上位指名の即戦力投手2人に加え、センターラインを固める捕手、遊撃手という守備の要になり得る2選手を挙げた。
即戦力候補の熊原も1軍キャンプか
この日の練習の仕上げとなった3000メートル走でトップだったのは、ドラフト1位の今永。12分17秒の好タイムで、下位選手を周回遅れにしてのフィニッシュに、本人は「持久走はそんなに得意じゃない。少し無理をしました」と笑顔で話した。
この日の感想を、「いい時間でした。疲れましたけど」と振り返り、「自分の出せるものをしっかりと出してアピールしたい」と続けた。
3000メートル走では独走を見せた今永
「自分のためにプレーするアマチュアと違い、プロはファンや家族のためのプレーする」と話す今永。緊張した様子が見て取れた入団会見のときとは違い、プロ野球選手然としてきた印象を受けた。
一方、監督から守備の評価が高かったことを記者から告げられた柴田はうれしそうな表情を見せ、「自分の売りは守備。そこを認めてもらえないと価値がない」とまで言い切る。
「派手さはなくても、堅実な守備を見てもらえれば」と話し、「ずっとやってきたショートにはこだわりがある」とポジション争いに加わる気は満々。
この日、かなり評価の高かった柴田
それと同時に、課題であるバッティングについても、「監督にも指導していただきたい。でも、頼り切りになることなく自分でも考えてやっていきたい」とキャンプでの躍進に意欲を見せた。
取材を終えて
この日も、いつもと同じようにラミレス監督は何度も「優勝」という言葉を繰り返した。
現役時代から変わらぬそのスタンスは、ルーキーたちにも届いたはずだ。
ここ数年、三上朋也(みかみ・ともや)投手や山﨑康晃(やまさき・やすあき)投手など、活きのいいルーキーがハマスタをにぎわせている。今年も彼らに続く若手が飛び出してくるか。
山﨑投手は新人王を獲得!
ルーキーたちの活躍がチームの浮沈に影響を与えるのはどこのチームも同じだが、とりわけ若い選手やまだまだ課題の多いベイスターズにあっては重要なポイント。
合同自主トレ初日から自発的に大きな声を出して練習に取り組むルーキーたちを見ると、いやが上にも期待が高まる。1998(平成10)年以来の優勝に向け、新しいスターの登場を待とう。
―終わり―
マッサンさん
2016年01月12日 12時29分
いよいよ始動ですね。なんともルーキー達が初々しい。「TEAMラミレス」今季は優勝争いに加われる予感がするんですが。わたくしの予感は当たります!