中華街の大声を出してオーダーする「パクチー専門店」とは?
ココがキニナル!
中華街のパクチー専門店は元町に本社があるアメリカンハウス。パクチービールと無料でパクチーのお代わりも出来るのがキニナル。どれだけパクチーをお代わり出来るのか?(たむたむたむさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2015年10月にオープンしたパクチー専門店「PHAKCHI JO’S(パクチージョーズ)」はガーリック風味の料理とパクチーを好きなだけ味わえる楽園
ライター:はまれぽ編集部
みんなで叫ぼうあの呪文
山岸のパクチー大好き度は「バケツいっぱい食べられる」ほど。
さて、どう攻めるか。しばし一人作戦会議。まずは投稿にあったパクチービールでのどを潤すか。・・・それだけだと足りないな。ええい、キニナル飲み物たち、集ー合ー!
磯貝さんの笑顔、もうこの世のものとは思えない。ファンタジーだ
まずは、投稿にあったパクチービールL(630ml/900円)
んまあ
侮ることなかれ。これ、「ビールにパクチーが入っている」だけではありません。
塩コショウなどで、スパイシーな味に仕上がっている。パクチーも一緒にパクパク。言ってしまえば「つまみ一体型ビール」。なんか、もう延々と飲んでいられるよ、これ。ああ、飲み物だけでも楽しさ大爆発。
パクチーモヒート(850円)。強い甘味にパクチーがさらにコクを出す
フローズンパクチーマルガリータ(880円)は、パクチーの風味がほんのり香る
マルガリータに使用されているのは、「マルガリータソルト」という本格的なカクテル専用のもの。黄色・赤・青などカラフルなものが多数取りそろえられているという。なんとも、何をとってもエピソードが出てくるから面白い。
そういえば「コリアンダー」はお菓子作りの材料にもなる香辛料。これ、きっと何にでも入れていいスーパー食材なんだな。
体の中から水銀を出すデトックス効果も見込めるらしいよ
カクテルをダブルで飲みながら、さあ、いよいよ次は料理をいただきます。
パクチー祭り、中盤戦へ。
料理長の菊池良司(きくち・りょうじ)さんが腕をふるう
ニンニクが大さじ山盛り1杯入ったのを見逃してませんよ
ささっと登場。オリジナルパクチーシュリンプ(1480円)
かかっているのはニンニクもふんだんに使われたパクチーペースト
皮ごといけます。パリプリ
味付けはシンプルにパクチーソース・ニンニク・白ワイン・塩・そしてタイ風の辛いナンプラーのみ。パクチーの香りというよりは、ニンニクの風味のコクがすごい。ペロリ。
続きまして、ガーリックパクチーピザ(1000円)
同店のピザはかつて本牧で発祥したリキシャ・ルームの「四角いピザ」に寄せて作られている。同社社長が本牧とゆかりがあることも理由のひとつなんだそう。
トルティーヤ生地にゴーダチーズの塩気
同店は投稿にあったとおり「パクチーおかわり自由」。料理にはお見せしたとおり、すでにパクチーが乗った状態で提供されるが、お好みで追加オーダーできる。
テーブルに注目
ただし・・・一つだけルールが。おかわりパクチーの量は「パクパクパクチー!」と大きな声で叫んだ時の声量に比例するという、なんだか羞恥プレイみたいな掟があるのだ。
スイッチ入りました。パクチーください
いきます。欲望のタガが外れた山岸のパクチーコール。
「パクパクパクチー!」
さあ、来るか・・・来るか、山盛りパクチーさんよお!
「ありがとうございます!」のスタッフさんの掛け声ののち、出てきたのがこれ。
はい、おかわり
えええーーー! ちょっとちょっと!
磯貝さんいわく山岸のコールは「小声レベル」なんだそう。
というわけで、磯貝さんに頼み込んで「パクパクパクチーコール」のお手本を見せてもらった。先生、お願いします!
この「おかわりパクチー」は入口で育った子たち。普段料理に入っているものは全国各地、季節ごとに仕入れ先を変え厳選されたもの。本日いただいたものは宮古島のものだった。
同店での1日のパクチー消費量は10kg。軽やかなこのパクチーたちが、10kgも消費されている。ここはきっと、横浜イチのパクチー消費店だろう。
小さめの声だとハーフパクチー。大きい声だとフルパクチー
このオーダーシステムにしたのは「活気のある元気なお店」にしたかったから。声量に応じておかわりの量を変えるのも「お客さんの気持ち」に対してのお礼なんだそう。初めて来店したお客さんには必ず説明をするが、戸惑う人もいなくはないとのこと。
「マイク持参で来てもいいですか?」という山岸に対して困った様子の磯貝さん。「そこは地声でお願いします」とのことだった。
山岸は好きなだけおかわりパクチーをし、この日7杯いただいたが、だいたい1人のおかわり量は2~3杯。4名グループで来店して10杯、というのが過去最大量だが、なにぶん良識の範囲内でオーダーしてほしい。
もう幸せ
取材を終えて
山岸の両親は関西出身だったため、幼少期に納豆を食べたことがなかった。それがゆえ、あの強烈なニオイが苦手に。そして、とある日興味本位で口にした食べた納豆がトラウマとなった。
成人し、もんじゃ焼きも食べたことがない、といった山岸を見かねた会社の先輩が連れて行ってくれた月島でいただいた「納豆カレーもんじゃ」がそれを変えた。
なんだ、なんだ、美味いじゃないかああ! と叫んだことをよく覚えている。以来、非常におなかが減ったときにいただく納豆ごはんが好物になっている。
きっと、同社社長もこんな思いだったのではなかろうか。そんな風に思いをはせる取材だった。
―終わり―
PHAKCHI JO’S
住所/横浜市中区山下町195 ラ・トゥールクォーファン1階
電話/045-263-8905
営業時間/平日11:30~15:00、17:00~23:00、休日11:30~23:00
定休日/元日
t2k1970さん
2016年01月15日 10時26分
気になっていた店だけど、そんな羞恥プレイさせられるなら行かない
もにょさん
2016年01月14日 23時33分
ギシヤマさんの声が聞けてよかった\(^-^)/