横浜イチのナンパスポットはどこ?
ココがキニナル!
10数年前山下公園横の道路に若者が車で集まり側道に停めた女の子が乗った車に(ナンパ待ち)男の子が乗った車が横付けしていましました(いぶちん☆さん)横浜一のナンパスポットを調査して(ogs1kanさん)
はまれぽ調査結果!
1996年前後まで山下公園で車を使ったナンパ文化があった。現在のナンパスポットは横浜ビブレ横の通路
ライター:カメイアコ
元カーナンパの聖地へ(つづき)
ほかにも、当時の状況を知っている男性は車がずらっと並んでいたと証言。ある男性は、モテるためにわざわざ品川ナンバーにした知人がいたと話した。本当にカーナンパが山下公園で行われていたことを知ることができた。
ナンパ成功後はカラオケやご飯を食べに(フリー画像)
また、中区飲食店勤務の男性は「時間は午後8時~午前0時くらいまで。当時の若者のステータスみたいなものだったと思います」
終電などの心配もなく、夜遅くまで遊べることもメリットだったようだ。気が合えばそのまま車でドライブに出かけ、疲れれば車の中で休むこともできたのだ。
だが一方で、古きよき若者の文化は弊害も生んでいた。
SIR JOHN’S CAFEのマスター庄子(しょうじ)さんは、当時のことをこう振り返る
「山下公園周辺に住んでいる人にとっては迷惑でした。わざわざ迂回しなければ自宅に帰れなかったりしてね。時には爆竹の音がして、苦情の声もよく聞かれたはずです。警察も取締っていましたから」
ただでさえ広いといえない道路に縦列駐車。裏の住宅地にも平気で車を停めていたことから、住民が車庫から車を出せないという事態も起こり、特に土日はひどい渋滞に悩まされたようだ。しかもナンパを断られたと女性に因縁をつけて、卵を投げつけたり、手をあげたりする事態も起こったそうで、当時のことを伺うと眉をひそめる人や、話したがらない人もいた。
警察の取締も強化(フリー画像)
その後、カーナンパの要であったパーキングメーターも撤去され、車の数も徐々に減っていったという。あとは若い世代の車離れや飲酒運転の取締強化なども影響しているかもしれない。
現在のナンパスポットを横浜駅で調査
では、今の若い世代の人はどこでナンパをするのか? そもそもナンパという行為をするのだろうか、と山岸とともに首をかしげる。男女の出会い方が多様な時代にアナログな方法で相手探しをしている人はいるのか・・・
ナンパスポットどこですか? に「ウケる」と爆笑するガールズ
「まぁ、駅前じゃないですか? あとはビブ横(ビブレ横の通路)が多いと思う。実際にナンパされてご飯に行ったことありますよ」とのこと。
ナンパをしてくる人に対してどう思うか問うと「ご飯代が浮いてラッキーというのが正直な感想です(笑)」と包み隠さない彼女たちに乾杯。
南幸橋は通称“ナンパ橋”と言われている
女性30名(複数回答)に聞いたところ・・・
ビブレ前(16名)
ビブレ横(23名)
ダイエー前(3名)
西口五番街(2名)
がナンパスポットとして上がり、一番多かった回答はビブレ横だった。
真相に迫るべく、ビブレで働いている女性10名に聞き込みを行い、うち9人がビブレ横がナンパスポットになっていると回答。実際にキャッチとは別に声をかけられた女性も多く、ビブレで勤務している女性はあえて通らないようにしている人も多いそうだ。
続いて駅周辺にて、事情に詳しそうな居酒屋勤務のお兄さんたちに話を聞いてみたところ、とんでもない猛者たちに出会うことになる。
「僕は横浜駅西口で女性に声をかけますよ。成功した数は3ケタ」(写真はイメージ)
そんな3ケタの彼にどのような女性をナンパの対象にするかと問うと「夜の仕事をしていそうな人で、なおかつ昼間は看護師さんって人」と具体的すぎる意見にうろたえる亀井・山岸。
また、鶴屋町にいるお兄さんたちにも話を聞いてみる。
「HUBではナンパ集団のような人たちを頻繁に見かけます」
「相席居酒屋でこれから入ろうとしている人に声をかけたりする人もいるみたい」
するとナンパに詳しい(?)仲間を呼んでくれるというので・・・
待っている間に記念撮影。明るくていい若者たち
Aさん登場
「ドンキ前はすごいっすよ」
「午後11時くらいにベンチで座っている人に話しかけます」という実体験を交えて話すAさん。彼もざっと3ケタいくらしい。
どえらいナンパ師が、意外にも若くて好青年だったことに面食らってしまった。男性20名からは複数回答で横浜駅西口(10票)、鶴屋町(5票)、ドン・キホーテ前(9票)という意見が見られたが、圧倒的にビブレ横という回答が多かった。
「じゃあ今晩、証言の裏付け調査をしてみよう」と山岸。午後8時30分にビブレに集合することとなった。
若者たちに混じる
筆者のほかにはたばこを吸う人(ここは禁煙のはず・・・)や即興ラップを楽しむ若者の集団、待ち合わせをする女性らの姿があった。金曜日ということもあり人通りも多い。
「引きでも写真撮るね」と山岸が少しだけ離れた。すると、横でかすかに声が聞こえてくるではないか。
「誰か待ってるの?」
40代くらいのマスク・スーツ姿、手ぶらの男性が私に話しかけてきたのだ。
終始目がにやついている感じ(亀井画)
亀井「・・・。(もしやナンパか?)」
ナンパ師「女性? 男性? 30分くらい時間ないかな?」
亀「もう来るので(せっかくなのでしばらく付き合ってみよう)」
ナ「あそこでお茶しない?」
亀「もうすぐ来きますから(ていうか、すぐそこにいますよ)」
ナ「この辺の若い子はスーツが嫌いみたい。私服がオシャレな人じゃないと誘いに乗ってくれない」
亀「はぁ・・・(知るか)」
すると急に「ふるふるしない(LINE交換しない)?」と連絡先を聞き出そうとするナンパ師。かなりしつこい。最終的に無視を決め込むと去っていった。
この男性はよく横浜駅周辺でナンパをしていると話していた。図らずもビブレ横がナンパスポットだということを立証してしまったが、話しかけてくる人が必ずしも誠実な付き合いを求めているとは限らないので、女性のみなさんは気を付けよう。
取材を終えて
聞き込みの中でドンキ前とビブレ横が一部の女性の“神待ち”スポットになっているという噂を聞いた。神待ちとは、ご飯や泊まる場所をめぐんでくれる男性(神様)を待つ行為なのだという。午後11時以降、終電がなくなりそうな時間帯にベンチに座っている女性に多いそうだ。ナンパと一言で片づけられない社会の闇が身近な所に潜んでいることにおどろかされた取材だった。
午後11時以降に行ってみたが、この日は神待ちに出会えなかった
―終わり―
匿名希望48さん
2020年02月17日 14時19分
恋愛すること自体自由なことだし、結婚を前提とした付き合いな人ってそこまではいないでしょ。まるで犯罪扱いな感じは良くない。お互い普通に意思が合えば他人がとやかく言うことではないし勿論無理矢理はだめだが。ナンパやネットだろうがいいわけで、自然の出会いじゃなきゃだめとかって考えがおかしい。それよりDVとかで困ってる人を助けてあげて欲しい。
Kitkatさん
2020年02月16日 02時48分
見ず知らずの人が街中で声かけてくるのを「誠実な付き合いを求めて」ると期待する根拠がよくわかりませんが「知らない人にはついて行かない」って、今はもう誰も教えてくれないのかな。声かけられてにほいほいついていくのって怖くないのでしょうか。特に最後のような、ご飯や泊まる場所をめぐんでくれる代償が高くつかずにすめばいいなと思います。
まさかのマリンさん
2020年02月15日 18時53分
おとり作戦で引っかかったのはスーツ姿の40代の似顔絵のおじさん…?ナンパと言うより少し気味が悪いですね…。寒い中ご苦労様でした。