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アルパカたちはどこへ? 氷取沢ファミリー牧場が閉園する?

ココがキニナル!

以前に記事になった氷取沢のファミリー牧場が5月31日で閉園。かわいいアルパカたちの行く末も気になります。どうか牧場最後の日のレポートをお願いします(永田OLさん)

はまれぽ調査結果!

隣接する障害者援護施設との兼ね合いで閉園することになった。アルパカたちは都内の専門学校に引き取られることが決まっている

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ライター:田中 大輔

アルパカの暮らした場所は?



では、今ある牧場はどうなるのか。

当然ながら、大福コスモス園を利用している障害者の就労支援という目的は継続されるから、彼らがなにかしらの作業ができる環境が求められるが、太田市議は「農地にしていきます」と話す。

氷取沢ファミリー牧場周辺は横浜市指定の農業専用地区であるため(現在は牧畜業として、制度の範囲内で牧場を運営している)跡地利用については、それほど選択肢があるわけではなく、「畑で野菜を育てようと思うんです」と言う。
 


この辺りの土地は農業関連にしか使えないことになっている
 

なにを植えるかは決めていないそうだが、7月ごろには畑として動かしていきたい考え。収穫物は販売せず、コスモス園で行っている喫茶で材料として使ったり、給食に使ったりしていくとのこと。
 


周囲には畑がたくさん。さまざまな作物が育てられている
 

牧舎も障害者が利用できる施設として改修するそうで、いずれは今とだいぶ違った姿に様変わりすることになりそうだ。

その一方で、これまで牧場で引き受けていたネコの去勢手術は今後も続ける方針。これは、外部から獣医さんが来て手術を行うため、障害者とネコが接触することがないからだそうだ。



アルパカたちの引っ越し先は?



というわけで、今後は畑として障害者の支援をしていくことになるあの場所。キニナルのは、アルパカや一緒に飼育されているウサギがどうなるのかという点だ。
 


行く末を知ってか知らずか、マイペースに生活中
 

7頭のアルパカは、すでに全員引き取り先が決まっているそうで、都内の動物専門学校へ引っ越すことになる。

もちろん障害者支援は意義のあることだが、その影で動物が犠牲になるのではそれもたまらない。しかし、今回はそういったことにはならずに済むようだ。
 


ちょっと寄り過ぎです
 

金井さんは、「移動は動物にとってストレスになる」と話すが、引き取り先候補に挙がっていた北海道や栃木県の那須に比べ、都内であれば移動時間も最小限に抑えられる。

金井さんは「7頭全部が一緒の場所に引っ越すことになるので、バラバラになるよりも安心」と話してくれた。

ウサギについても、金井さんの伝手で動物園や獣医さんと話を進めているそうで、正式決定ではないものの落ち着く先は決まりそうで一安心。
 


ウサギもひとまずは引っ越し先が決まりそう
 

この日、牧場を訪れていた清田さん一家は、過去にも5~6回来たことがあるそうだ。

「娘がアルパカやウサギが好き。動物園だと子どもは疲れてしまうけれど、このくらいの広さだと来やすかった」とのことで、「とても残念」と話す。
 


 

アルパカとの触れ合いを楽しむ清田さん一家
 

ほかにも「さみしくなる」といった声は牧場に届いているそうで、太田市議も「申し訳ない」と話していた。



取材を終えて



氷取沢ファミリー牧場では、毎年5月にバンドを呼ぶなどして「牧場まつり」を行ってきた。今年はどうなるか未定だそうだが、二人とも「最後になにかイベントができれば」と話す。

調整がつけば、5月の連休明けにイベントを開催できるかもしれないとのことなので、キニナル人は牧場のホームページをチェックしておこう。
 


前回の取材後に生まれたカイ。彼とももうすぐお別れだ
 

アルパカと会うことのできる場所がなくなってしまうのはちょっと残念だが、止むに止まれぬ事情があったようだ。

先述の通り、太田市議の気持ちとしては「牧場を続けたい」という思いもあるそうだから、もしかしたら、いつか別の場所で新しい牧場ができる日がくるかもしれない。


―終わり―
 

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  • アルパカたちがもういないなんて、ショックです。うちの子供たちも大好きでした。アルパカたちとかなり近くで触れあえる、貴重な場所でした。木くずだらけで寝ていたアルパカたちが懐かしいです。

  • 早速行ってまいりました。横浜中心から30分でこんなに素晴らしいファミリー牧場があったなんて今まで知りませんでした。アルパカたちと触れ合って子どもたちは本当に楽しそうでした。入場料100円!もう良心的すぎます。アルパカのモフモフを堪能して、線用の餌をあげるとモニョモニョ手のひらから食べてくれますがこれが気持ちいい。緑に囲まれてテラスでのんびりできて、こんないい場所あるなんて信じられません。ファミリー牧場無くなってほしくないです。そして終了時間に嬉しそうに駆け回って、飼育員さんに誘導されて小屋に戻っていくアルパカたちが印象的でした。5月中にもう一回行こうかな。

  • アルパカ7頭都内の動物専門学校、どこなのか?そこでの環境や役割は???気になります。事情はあれ、動物たちが辛くない環境であることを願います。

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