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巨木、天狗、けんちん汁・・・鎌倉の寺院「建長寺」の謎を一気解決!

ココがキニナル!

建長寺の境内に「ビャクシン」という変わった巨木が生えています。/鎌倉の建長寺内の裏手にある「半僧坊」ですが、「鳥居」や「○○講」と書かれた石碑もあります。(にゃんさん/ドリンカーさん)

はまれぽ調査結果!

建長寺は鎌倉時代の1253(建長5)年創建。樹齢760年のビャクシンは禅の象徴として植えられていた。また半僧坊の鳥居は、俗世との境界線だった。

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ライター:すがた もえ子

半蔵坊の天狗は半蔵坊大権現の従者

 

境内の一番奥、山の中腹にあるのが半蔵坊だ
 

法堂や唐門よりも奥、山道をのぼった先に建長寺の鎮守・半僧坊(はんそうぼう)がある。途中の石段には天狗の像が立ち並んでいるのだが、浅井さんによると、正しくは天狗ではないという。火除けや招福に利益があるという半僧坊権現(ごんげん)は、1890(明治23)年に当時の住持(寺の長)によって静岡県の方広寺(ほうこうじ)から神霊をお迎えしたもの。

 

半蔵坊の天狗
 

方広寺の由緒によると、方広寺の開祖・無文元選(むもんげんせん)禅師が唐(現在の中国)より船に乗船して帰国の折、台風に遭遇した。一心に観音経を読む禅師の前に袈裟をまとった鼻が高く眼光鋭い異人が現れ「禅師が正法を伝え広められるように、無事に故国に送り申します」と叫び、無事に嵐の海を渡って博多の港へ導いたという。

半蔵坊大権現そのものは天狗ではないが、山道途中の像は半蔵坊大権現に仕えていた待者・烏天狗だという。

 

それでは半蔵坊へ上ってみることに
 

案内板に沿って歩いていくと
 

ゆるやかな上り坂になる
 

境内から出てしまったのでは、という不安におそわれながら進んでいく。

 

すると狛犬が両側に立ち、正面には鳥居がある
 

お寺に神社の鳥居があることについて不思議に思ったが、浅井さんによると「仏教の教えではありませんが、『四方を守る鎮守様』という土地神的な土着の信仰が残っていて、山を守る火除けの鎮守として勧請された半蔵坊の場所と俗世との境界線という意味で鳥居が建てられています」とのこと。

 

お寺なのに鳥居がある
 

半蔵坊は方広寺の山火事の際、円明大師(えんみょうだいし)の墓と方広寺の鎮守「半僧坊」は類焼を免れたことから、半僧坊の威徳によるものという評判が広まり、火事除けとしても知られるようになった。

 

半蔵坊へは長い階段を上って行く
 

投稿にあった通り、講の石碑が現れる
 

いたるところに講の石碑が建っているのはなぜなのか。「講(こう)というのは、現在でいう組合のようなものです。○○の組合で出資した、という意味のものなんです」と浅井さん。

 

階段の両脇にも「講」の石碑がズラリと並ぶ
 

山肌にも巨大なうちわの絵が刻まれている
 

階段を上りきると、天狗のような像がたくさん
 

これは圧巻だ
 

さらに階段を上ると、半蔵坊権現に到着
 

こちらでは半蔵坊御姿絵や護符もわけていただける
 

さらにここから階段を上がっていくと、境内を出て見晴展望台へ行くことができる。

 

凄い眺めだ!
 

見晴台からは相模湾まで見渡せ、眼下には建長寺全体を見渡せる。天気が良ければ富士山を臨むことができるが、残念なことに取材時は曇天のため見ることはできなかった。



建長寺はけんちん汁発祥の地



建長寺はけんちん汁発祥の地といわれている。禅寺である建長寺の食事は精進料理である。野菜の根など固い部分も無駄にはせず、煮て柔らかくして食べることから始まった。

ある修行僧が、けんちん汁を作っている際、豆腐を床に落としてしまった。それを見た蘭渓道隆は豆腐を拾い上げて洗い、汁の中へ入れた。諸説あるそうだが、けんちん汁の豆腐をくずして入れるのはここからきたと伝えられている。

記録には残っていないが、みそやしょうゆが貴重だった当時は、毎日食べられるものではなく、特別な時に出されていたのではないかということだった。

 

けんちん汁
 

開山当初の建長寺は、日本初の本格的な禅寺であり禅を学ぶために、全国からたくさんの修行僧が訪れ、滞在していたという。建長寺で禅とともにけんちん汁のレシピも覚えた修行僧が日本各地に持ち帰ったことで全国に広まったようだ。

建長寺のまかないでは現在もけんちん汁が出されていて、一般の人には毎年11月に行われる宝物展示の際にいただくことができるという。興味がある方はこのチャンスを狙ってほしい。



取材を終えて



鎌倉でも有名な建長寺、何度か足を運んだことがあったが、今回調査するまでビャクシンがどんな木でなぜ植えられているかなど全然知らなかった。半蔵坊の天狗が天狗ではなかったのも驚きで、あらためて建長寺について知ることができた。


―終わり―
 
 

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  • 昔は、味噌くらいは典座の人が作っていたのではないかなー、と思いますが。野菜の根など硬い部分も~のくだりも違和感。けんちん汁に多用する根菜は、確かに野菜の根ではありますが…。けんちん汁に入れる豆腐、包丁で切るよりも崩す方が、崩し加減が地味に難易度が高い気がするのは気のせいか…

  • けんちん汁の豆腐のことは初めて聞いたかも。大好きなのだが、昔は贅沢メニューだったのにもビックリ。

  • 円海山をハイキングすると最後は必ず建長寺の裏から入って(当時は無料でした。)抜けていったものだったけど、こんなに歴史深い寺院であったとは・・・・。次に行く機会があれば、じっくり勉強させてもらおう。

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