昔ながらの町の納豆工場、西区「ハマ食品」に突撃!
ココがキニナル!
川崎の納豆工場の投稿がありましたが、横浜市西区にもハマ食品という納豆屋さんがありました。昔ながらの製法で作っているそうです。キニナルので調査いただけませんでしょうか。(おはようさんさん)
はまれぽ調査結果!
戦後、納豆屋さんはどの地域にも1店はある存在だった。創業61年の「ハマ食品」では、ワラや経木に手包みする納豆を製造している。
ライター:カメイアコ
ハマの納豆のお味はいかに! 3種類の納豆を食べ比べ
お話にあったように、北海道で収穫された黒芽大豆を使用した納豆を2種類と、すだれで包まれた小粒大豆の納豆を購入。
「ハマ食品」で3つの納豆を購入
購入したのは、「昔ながらの風味(235円)」「北海道(150円)」「手造り すだれ納豆(210円)」の3種類の納豆だ。「昔ながらの風味」は、松経木に包まれ、高級感のある見た目。松の木の殺菌効果で出来立ての鮮度を保つ特製があるそうだ。
おーぷん
経木を開くと、想像以上に大きな納豆の粒が現れた! タレも一般的な納豆よりも多めの量のものが入っている。しかも、タレとカラシのほかに、なんと青のり付き! 納豆と青のり、合うのかしら。これは、キニナル。
左から、昔ながらの風味(大粒)、すだれ納豆(小粒)、北海道(大粒)
よく混ぜて、いただく。魯山人先生も言ってたし
いただき
粒が見たことないほど大きい。しかも臭いが少なく、ほのかに大豆の甘い香りがする。
青のりも合う!
大豆の甘みと青のりの風味ってこんなに合うのか! 青のりをかけると、のりの風味の方が勝る。それほど、納豆特有のツンとした臭いが抑えられていて、とっても上品。臭いがキニナル人は、「昔ながらの風味」、むしろ納豆の臭いは大好きって人なら「北海道」もおすすめだ。後者も黒芽大豆を使っていて、豆はほっくりで納豆らしい香りも良い。
小粒納豆は、ごくごく普通のスーパーで売っているものだと、大粒のものより柔らかめに感じるが、「手作り すだれ納豆」は、豆のホクホク感がしっかり残っている。納豆のネチャネチャ、ベチャベチャした食感が苦手って人にすすめたい。豆の歯切れの良さをしっかり感じられるぞ!
次は、原さんに教えていただいたおすすめの食べ方で食べてみたい。
キムチ納豆。発酵食品同士はやはり合う!
シラスで上品に。ポン酢も合いそう
納豆トースト
バターたっぷりがおいしい!
臭いやえぐみが少ないので、パンとの相性も抜群。好みによってパンと一緒に焼いてもいいのかもしれないが、みずみずしさを残すなら後乗せが断然おすすめ!
取材を終えて
納豆は今やスーパーやコンビニでも気軽に手に入る食品になったために、その味自体の興味は薄れてしまっているように感じる。ハマ食品の納豆は、人に勧めたくなる納豆だ。ポピュラーな食品だからこそ、違いが如実に感じられるだろう。フジスーパーやそごうなどで販売中なので、キニナル方はぜひ。
―終わり―
取材協力
ハマ食品
http://hamashokuhin.com/
MXILEさん
2024年01月24日 22時51分
このハマ食品さんも2018年に廃業…時代の波には逆らえず。跡地は一軒家になっておりましたぁ。
mirrorさん
2016年09月16日 16時17分
一つ前の投稿の、自分で納豆を作っていた頃の経験を踏まえて。どうにも自作ではかなわない市販納豆の一つが、茨城県方面に行くと売っている、藁づとに直接包まれている納豆。それは、藁に着いている納豆菌(枯草菌)で、藁づとに包まれた状態で発酵しているので、納豆菌その物が大量生産の物とは違います。納豆菌の種は、藁の産地によっても変わるので、他の地域の藁で同じ製法で作っても、違う味になると思われます。これこそが、真の「昔ながらの製法の納豆」と言える物だと思いますね。だから他の物が駄目と言うつもりは無いです。独自性を出すなら、大豆の品種、納豆菌の品種の組み合わせを厳選して行くしか無い。それ位の気負いが無ければ、やがて設備と流通に部がある大メーカーに飲み込まれちゃうでしょうねぇ。
mirrorさん
2016年09月16日 16時16分
東北の震災の後、しばらく納豆の入手が困難になってましたよね。 その時期に、家庭用の発酵器(納豆の他、ヨーグルトにも使える奴)を入手。 Amazonですずまる(納豆用の小粒大豆)を買い、自分が食べる分の納豆を自作していた事が有ります。 浸漬〜発酵までの総時間が丸二日位掛かるのは記事の通り。 そうやって自分で納豆を作ってて感じたのは、納豆の味は概ね大豆の品種と納豆菌株によって決まると言う事。 すずまる(市販の小粒納豆はほぼこれ)を高橋祐蔵研究所(市販されている納豆に使われている納豆菌の大半はこれ)の納豆菌で発酵させると、市販の3パック100円で売っている量産物の納豆とほぼ同じ味に仕上がるのですよ。 てんで、納豆の製造、供給が元に戻り、スーパーやコンビニに普通に並ぶようになってからは、再び市販の物を買うようになりました。 だって、その方が安いし、食べ頃の物を少量ずつ入手出来ますからね。