関内駅周辺の「キャッチ」はもうかっているのか?
ココがキニナル!
関内周辺ってキャッチが多いけど1日どれくらい声を掛けられるものなのかな?そして結構つれない態度を取られることが多い彼らの懐事情がキニナリます。手当とか貰えてるのだろうか・・・(ところてん太郎さん)
はまれぽ調査結果!
関内周辺で平日午後5時から終電までの間、4人にキャッチされた。手当の最高額は2万5000円で、最低額が0円。懐は寂しいという意見が多かった
ライター:はまれぽ編集部
キャッチの宝庫、イセザキ・モールから福富町へ
まだまだ人通りが多いイセザキ・モール
キャッチの皆さんで集まってお話し中のよう
ぱっと見でも、駅周辺や弁天通りと比べてキャッチの姿を多く見かける。ただ、ホストクラブへの客引きや、年齢層高めの男性を狙ったキャッチが多いよう。
ビジネスカジュアルでアラサーの筆者が手持ち無沙汰に近くを数度往復しても一瞥もされず、悔しさを覚えながら福富町へ向かうと・・・
11人いる!(キャッチの多さに興奮したためブレてしまいました)
キャバクラやパブなどは午後8時オープンが多いためか、午後9時の福富町は黒服の皆さんが勢ぞろい。これは絶対声を掛けられるだろうと期待を高めながら近づく。
・・・何事もなく通り過ぎてしまった
福富町といえば風俗店などのキャッチが有名だが、10月下旬のこの日は、時間をおいて数回行き来しても1回も声を掛けられなかった。不思議なこともあるものだとイセザキ・モールへ戻ると、以前取材したフリーのキャッチであるスモールさんに偶然出会ったので、福富町でのキャッチが減少した理由について伺った。
お忙しいところありがとうございます
「9月から年末にかけてかき入れ時になるし、警察の取り締まりがめちゃくちゃ厳しくなるんですよ。僕の知り合いも、横浜は9月で4人も捕まってます」とスモールさん。福富町やイセザキ・モールでのキャッチが無かったのはこのためのようだ。
「客引き禁止」の張り紙はところどころで見かける
ちなみに・・・とスモールさんにキャッチの手当を伺うと「紹介した店の種類によりますね。中国系、台湾系、フィリピン系はバックが高いですし」と大まかな情報を教えてもらった。
たまたま出会ったスモールさんを除くと、2時間ほどかけてイセザキ・モールから福富町の各通りを練り歩いたが、残念ながら一度もキャッチされることはなかった。
再び駅周辺から弁天通りに向かう
午後10時ごろ、再び関内駅北口へ。お店を見上げながら歩いていると、すぐに声を掛けられる。
「飲めますよ!」と声を掛けてくれたのは20代男性のクリリンさん
クリリンさんは前述のまぃめろさんが話してくれたように、特定の店のスタッフではなく、キャッチ専門の会社に所属しているという。近くにいた同会社所属の女性、パンダさんにも同時に話を伺った。
所属する会社によって異なるが、キャッチ専門の会社の場合、お店に紹介した客1人あたりいくらのバックという計算ではなく、紹介した客の飲食代のおおよそ10%程度が給与となるそう。
「このあたりは、新宿とかに比べたらやっぱ(給与は)低いですね~」とパンダさん。だいたい午後5時から午後10時ぐらいまでの勤務で1万円ちょっととのことだった。
クリリンさんからの「頑張ってください!」とのさわやかな見送りを受け、再び弁天通り方面へ。
雰囲気の良い小料理屋さんが立ち並ぶ
老舗クラブにも明かりが灯り、華やかな街角に
この周辺ではクラブの前に黒服の方が立っていることが多いが、キャッチというより来客のエスコートがメインのようだ。クラブやパブの煌々とした看板を見上げながら街を歩いていると、一見して若いイケメンサラリーマンといった風体のRさんに声を掛けられた。
「お兄さん、もしかしてお店探してます?」
この時点で午前0時。聞くとRさんもスモールさんのようにフリーでキャッチをやっているそうで、女の子がカウンター内にいて朝まで飲める店への案内なら任せてくれという。
「どのくらい儲かります?」
そんなド直球の質問に対し、最初は「お答えできかねます」と丁寧に返されたが、はまれぽ読者だそうで、特別に教えていただいた。
「きょうはまだ3組しか店を紹介してないけど、その内の1組が外国人でチップ貰ったんで、今のところ売り上げは2万5000円かな。午後8時すぎから動いてるから、時給にすると6000円ちょいか」
思わず「マジか・・・」と声が出た
「きょうはたまたま。いつもはこんなに簡単に儲からないよ。キツイし心は折れるし割に合わないし、毎日辞めようかなって思う。でもこのあたりだと店からのバックよりチップの方が多いときがあるから、つい続けちゃう笑」と話してくれた。
Rさんにお礼を言って再び駅に向かう途中で午前0時44分になり、タイムアップ。今回筆者をキャッチしてくれたのは計4人、キャッチの手当としての最高額は2万5000円で、最低額は0円となった。
取材を終えて
年齢や服装、人数によってキャッチの増減はあるようだが、今回は一晩で4回と、意外にも少なく感じる結果となった。また、かなり失礼な質問にもかかわらず、皆さん気さくに答えていただいた。コミュニケーション能力の高さが輝いて見えて、夜だというのに会話の度にまぶしく感じた。
走って駅に向かったが、帰り(横浜方面)の電車はすでにない
―終わり―
茶色いリュックしょってるラリオさん
2018年09月17日 06時55分
福富町仲通39にあるGMビルと向かいのTMビルの呼び込みは、ラリってるのがいるね。笑黒いジャージに茶色のリュックしょてるよ。ビール瓶投げてくるから気をつけてね~
ニャッシャーさん
2016年11月07日 13時10分
今はキャッチした瞬間に110番する人も多いから。。。
茱萸澤村民さん
2016年11月03日 21時12分
キャッチをキャッチするという、まー、ディープな記事でした。横浜の裏の顔がちらっと垣間見れて面白かったです。