横浜にあるもう一つの「サグラダ・ファミリア」!? 上大岡の再開発はいつ終わるの?
ココがキニナル!
上大岡のC北地区の再開発について発表されていますが、いったい工事は何時始まっていつ頃完成予定なのか、上大岡住民の私にとってとっても気になります。どうか調査お願いします(ワーゲンさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
現在横浜市で準備組合の都市計画内容について確認中。工事着工は2021年が目標で、その後のスケジュールは再開発の進捗に応じて公表される
ライター:ミズグチマイ
再開発 今ダレが何をしているの?
「上大岡C北地区市街地再開発準備組合事務局(以下、事務局)」の佐野文俊(さの・ふみとし)さん、植田匡英(うえだ・まさひで)さんに、今、C北地区の再開発はどういう状況なのかお話を伺った。
現在の状況を説明してくれた佐野さん(左)、植田さん
「2012(平成24)年6月に『上大岡C北地区市街地再開発準備組合』が発足しました。その後、2014(平成26)年10月に『開発構想書』を横浜市に提出。検討期間を経て2017(平成29)年5月に『事前協議申出書』を横浜市に提出し、現在は横浜市との協議を進めている段階です。2021年の工事着工を目指しています」と、お二人。
再開発って、思っていたより果てしない
横浜市のホームページをみると、上大岡駅まわりの再開発である「上大岡A地区」は1989年に「都市計画決定」し、「完了公告」が1997(平成9)年となっている。都市計画が決定してから再開発の完了までに実に10年近い年月がかかったようだ。
また、「再開発事業では、法令等で定められた手続きのなかで、今すでに商売をされていたり、生活する人々にとってより良い方向でのゴールを目指し、手続を進めていきます。」との話もありました。
土地を買って自分の家を建てるのとは異なり、さまざまな人が生活するエリアの再開発というのは、決めるべきこと・話し合うことが多いため、期間が長期にわたる傾向があるようだ。
C北地区は、どう再開発されるのか?
「開発構想書」の段階では下層階に商業施設、上層階に住宅機能を持った地上32階・地下1階建て、住戸数320戸の複合ビルの建設を想定していたが、直近の「事前協議申出書」では地上31階・地下1階建て、住戸数は310戸に計画を変更している。
事務局からは、「開発構想書に比べ、商業機能を拡充させるため、住宅部分を1層減らして、地上31階の計画に変更しました」との説明があった。
再開発のイメージ図
さまざまなデータを読み解き、計画は練られていく
再開発は、時代によって移り変わる街の役割や利用者の層も見越して、事業が進められるのだ。
C北地区としては、2021年4月着工が目標とのことであるが、完成はいつになるのだろうか?2021年の話でも鬼が爆笑レベルの未来だが、「現段階では着工を大きな目標としています。完成時期は、今後の進捗状況により明らかにしていきたい。市民のみなさん、権利を持つ方々にとって、よりよい環境を目指し、上大岡の集大成となる再開発が1日でも早く完成するよう尽力いたします」と事務局の二人は話してくれた。
お忙しいところ、取材へのご協力ありがとうございました
取材を終えて
上大岡C北地区の再開発は「都市計画決定」を目指して、準備組合と市が話し合いを行っている段階。都市計画決定がなされると、次は権利者の意向確認、スケジュールの作成、などなどさまざまな調整が行われる。
私たちは工事がはじまると「再開発が始まった」と実感するが、実際には着工までの間に多くの人が構想の段階から関わっており、長い期間かけて再開発を行なっている。
上大岡の再開発の集大成は2021年以降とまだまだ先だが、上大岡駅周辺のゆくすえを見守っていきたい。
どんな街になるだろうか
―終わり―
参考
横浜市:上大岡周辺地区の再開発計画
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/seibisuishin/kamiooka/
横浜市:横浜市開発事業の調整等に関する条例の申請・届出様式・記載例
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/takuchi/shoshiki-jyorei/
神奈川県:市街地再開発事業
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f480012/
京急電鉄オフィシャルサイト:駅別乗降人員
https://keikyu.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/242/~/%E9%A7%85%E5%88%A5%E4%B9%97%E9%99%8D%E4%BA%BA%E5%93%A1
Nicksさん
2017年10月02日 01時24分
上大岡の進化は隔世の感がある。以前は鎌倉街道の車線も少なく、商店街は狭隘で、京浜急行も踏切等で狭隘感が目立っていた。京浜急行の連続立体高架が進み、再開発で空間の高度利用が進んだことで、狭隘感が大きく解消したと思う。これにより30年前より明らかに都市基盤が改善したと思う。これは戸塚にも当てはまり、東口整備と、西口整備が完了したことで、東海道横須賀線の開かずの踏切は解消され、長後街道が戸塚に拡幅され結節したことで横浜西部市境まで一気にネットワーク化された。戸塚が住みたい街上位にランキングしたのも再開発によりデベロッパーの戸塚への関心が高まったことが要因だと思う。再開発により少子高齢化が進む既成市街地に若年人口が流入し活気がでるのと同時に、再開発が遅れたエリアのシャッター化や人口減少といった事象が容赦なく統計に表れる時代になってきたと思う。
ファービーさん
2017年09月29日 14時23分
老舗蕎麦屋の砂場は美味いよ。3時からはビール&美味しいつまみ2品付いて1000円。そば湯割りもドロドロで風味たっぷり。シメはカレーの蕎麦せいろ。角へいよりは劣るけど上大岡一だと思う。いい店はちゃんと残して欲しい。
boyoさん
2017年09月26日 15時47分
そもそも、残りの地区の再開発は本当に必要なのだろうか?