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横浜に世界一のバーテンダーがいる!?

ココがキニナル!

横浜のバーテンダーが世界大会で優勝したそうですが、どんな人で、どんなカクテルなのでしょう?(いぶちん☆さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

吉田町にある「Bar Noble」の山田 高史さんが、バーテンダー世界大会で「グレートサンライズ」というカクテルで優勝し、世界一になりました!!

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ライター:吉田 忍

山田さんという人物

横浜市栄区生まれ。高校生のころからバーテンダーに憧れていた。高校を卒業してすぐにその道に進みたかったが、両親など多くの人に反対され藤沢にある漬け物会社に就職。

しかし夢を捨てきれず、半年後には昼間は会社、夜はバーでアルバイトをしていた。
数年後、ジュニア大会で同年代のしかも横浜のバーテンダーが金賞を獲ったことがきっかけとなり、22歳で漬け物会社を退職。バーテンダーに打ち込むことに。

24歳のとき、当時働いていたバーのオーナーが店をやめるので、引き継がないかとの誘いがあり、独立。
決して繁盛している店では無かったが、自分がやりたかったスタイルがあったので決心したという。

お客様の椅子をひいたり、上着を預かったり、騒がしいお客様を制御したり…というサービスを行うバー。

店は成功し、駅から近くて路面の店がよいと、2004年に現在の場所に移ってきた。
 


落ち着いた高級感あふれる外観
 

緊張感を味わいながらくつろげるカウンター席

 

8人まで入れる個室もある


国際大会には、順位はどうであれ一度しか出場できないというNBAの決まりがある。
だから山田さんは今後この大会に出ることはない。

世界の頂点に立たれて、次の目標は何ですかと訪ねたところ、「やっとスタートラインに立ったという気持ち」と。
 


ほどよい緊張感を与えてくれる動き、所作


本来の仕事。
お客様にオーセンティックスタイル(本格的な)のバーとしてのサービスをもっともっと提供したい。

オーセンティックスタイルのバーは、茶道に似ている。
緊張感を保ちながらリラックスしていただく場所。

姿勢や動作を極めるために極真空手を習い、体幹を作っている。
そして茶道も続けているのだという。

この人にとって、世界一になることはゴールではなく、さらなる洗練されたサービスをお客様に提供することなのだ。



最後に

2011年世界一のカクテルは、震災復興を願った美しく、そしてすばらしく美味しいカクテルだった。

それを作り上げた山田さんからは、夢は捨てないこと。
そして、空手や茶道など、その道を究めるための努力を惜しまないことを教えていただいた。
 


美しいフルーツカット。山田さんのデコレーションも高い評価を得た


横浜はバー日本発祥の地。山下町70番地、現在、レストラン「かをり」の場所にあった横浜ホテル内のプールバーが日本最初のバーだといわれている。チェリーブロッサム・ミリオンダラー・バンブーといったスタンダードカクテルは、横浜で生まれたもの。

そんな横浜には現在もバーが多い。いろいろなバーがあるけれど、オーセンティックスタイルバーは、大人の隠れ家。互いが居心地良く過ごすために暗黙のマナーを守ることで、お酒やシガー、会話を楽しむ場所。


さまざまなタイプのバーをTPOに合わせて使ってほしいと山田さん。

「Bar Noble」では、受賞カクテルだけ飲んで帰るのではなく、スタンダードカクテルや会話を楽しむ、バーを嗜むという文化を味わいたい。



―終わり―


Bar Noble
 


チャージ:700円(オードブル付き 税・サ込)
カクテル:900~1500円

受賞カクテル「グレートサンライズ」は、日本未発売など使用材料に限りがあるため、一組様一杯の限定。 1500円。

横浜市中区吉田町2-7 VALS吉田町1F
tel/fax 045-243-1673
営業時間 P.M.6:00~A.M.5:00
 
http://noble-aqua.com/bar_noble/

今回の受賞もあり、満席となることが多いが平日の開店直後は比較的空いているとのこと。
 

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