白楽の「麺1kgラーメン」を出す「ファットン」に突撃!
ココがキニナル!
六角橋の豚星。その後どうなった?(ムーママさん)豚星。閉店後の看板のないラーメン屋さんは?(あめまさん)豚星。跡地にあるファットンというお店を調べて(マスタングさん)
はまれぽ調査結果!
豚星。移転後2015年12月15日から「ファットン」という脂と麺をコンセプトにしたガッツリ系のラーメンが食べられるお店として営業中
ライター:万田 ケサトシ
はまれぽではおなじみの二郎インスパイア系ラーメン店「豚星。」。
閉店から元住吉へ移転後の様子は過去記事に掲載されているが、今回のキニナルは白楽の跡地で営業している新店舗について。
開店前はとても静か
東急東横線・白楽駅から神奈川大学方面に向かって徒歩10分。新店舗も看板は無く、入口に書かれているのは店名の「ファットン」や営業時間、麺量、Twitterの情報のみ。
そこで編集部・山岸と落ち合うや否や、それはそれは大きな器を渡されたのであった。
すり鉢ってラーメン用でしたっけ・・・
「万田さん、きょうは特別にこのすり鉢にピッタリな量のラーメンを作っていただけることになったので完食してくださいね」と山岸から挨拶変わりのヘビーなジャブをもらってしまったが、万田は朝からラーメンを食べられる高揚感の方が明らかに上回っていた。
この時点ではまだすり鉢の恐ろしさを知らず・・・
厨房では毎日朝7時から仕込みが行われている
午前8時30分、お店のオープン前に店長の折原亮(おりはら・りょう)さんが対応してくださった。
有名大学の大学院で法律を学んでいたという経歴をお持ちの31歳。まずは2015(平成27)年1月20日に「豚星。」が移転のため閉店した後について伺ってみると、その7日後の1月27日にガッツリ系ラーメンの「いがみそ」がオープン。
元々は豚星。の常連客で、アルバイトもしていた折原さん
その後しばらくすると8月中旬に「いがみそ」が閉店。同じく白楽にある「くり山」の定休日限定で食べることができたラーメンを提供する「七連星」がオープン。
さらに同年12月に「七連星」から「ファットン」に生まれ変わり現在に至る。
「くり山」店主の栗山さん
ここでキニナルのが1年の間に3回もお店が変っているという点。
そこには同店舗のオーナーでもある栗山氏の「くり山で働いている人の修行の場を提供したい」という思いがあった。
それだけではなく「近くに大学があるのでもっとガッツリ系を出したい」「くり山で人気だった定休日限定メニューをもっとやってほしいという声があったのでこたえたい」などお客さんのニーズを考えた。
こうして2015(平成27)年12月15日、ファットンが誕生した。
ファットンではどんなラーメンが食べられるのか
メニューのネーミングも折原店長が担当
それではこれよりファットンのラーメンのお話。
メニューはラーメンを中心に、辛めの赤麺やみそラーメン、からみそラーメン、つけ麺など。「◯◯そば」と表記されたメニューはいわゆるスープの無いラーメン。「汁無し」という表記だと二郎インスパイアになってしまうので、あえて使っていないそう。◯◯増しのコールもなし。ということはラーメンも二郎系ではないということ。では仕込みの様子を覗かせていただきましょう!
煮豚は豚の「うで肉」を使用。しょうゆとヒミツの配合で仕上げる
スープは画像の通りいろいろ入っています
作ったら一旦冷却。お客さんに提供する直前に温める
脂はスープからダイレクトではなく手間をかけ別途仕込み
麺はもちろん自家製麺
折原店長と麺打ち担当の方が「くり山」で打っているというこの麺にはかなりのこだわりがあるそう。
押して押してギュッとではなく、とにかく優しい打ち方にして麺の旨さを前面に出したいとのこと。ファットンのコンセプトは「脂と麺」ということでガッツリ系のラーメンながら決して二郎系ではないスタイルらしいのでますます期待度アップップ!
今年のラッキーカラーは赤らしい
ここで編集長・吉田が緊急参戦! なぜかというと山岸がすり鉢を持参しており、これにピッタリな量のラーメンを作ってくれるので、完食を目指して戦友になってくれるらしい。ちなみに麺の量はゆでる前で1kg。すり鉢だろうが植木鉢だろうが金魚鉢だろうが鉢の中の鉢、デテコイヤー。