時代感の味わいある場所。はま旅Vol.39「白楽編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第39回は、賑やかさと閑静さのバランス、そして時代感の味わいある白楽駅。
ライター:クドー・シュンサク
好対照な2本のふれあい通り
一度通りの最後まで行き、雰囲気を堪能。通りを引き返す際、商店街事務所を見かけたので挨拶に入ると、以前もはまれぽの方が来たというお言葉。ひとつ紹介したい商品があるのでついて来てほしいと、『すぺーすろっかく』という店へと案内された。
そして紹介したいという商品がこれ。
六角橋名物、六角箸
六角橋の由来やもろもろ
六角箸を取り扱うここ『すぺーすろっかく』は、レンタルスペースを利用して自由に物品の販売ができるというお店。利用者募集中とのことです。
通りを闊歩する四十肩のアンザイ氏と私は空腹を迎え、この辺りでトゥーマッチな美味しさを誇るランチ店を探しさまよい、仲見世通入口付近で目にした『キッチン友』という店を選んだ。
名店ど真ん中、『キッチン友』
レトロブリリアントな外観
麻婆豆腐が食べたいアンザイ氏と、蕎麦を欲していた私。アンザイ氏の「じゃあ間とって洋食」という、師走らしい冷え込みを感じる荒技でチョイスした洋食店が素晴らしきランチを引き込んだ。
『キッチン友』は大友さん夫妻での経営
1965年創業の『キッチン友』。オーソドックスな洋食からオリジナルメニューまで、味付けはジャスト日本人向けに施したスタイルだという。
2階へと案内され注文。まずはアンザイ氏チョイス。
ポークアングレーズ ¥1000
ポークカツレツの表面と中にチーズ。そして濃厚なデミグラスがジュワッと鳴る。
カツレツの下にはパスタ・ポテトフライ・カボチャフライ・ピーマン・ニンジンの布陣。
とにかく美味な賛辞しかないというアンザイ氏。
私チョイス。
友風焼き ¥900
中から一口大のポークソテー。下の布陣はポークアングレーズと同様
店オリジナルメニューの友風焼き。カットされたポークソテーに大量の炒め玉ねぎ。味付けは醤油とワインのシンプルなものだが、味わいの奥行きと全てのバランスが秀逸。目をつぶってゆっくり深く息を吐いてしまう美味しさ。食後、非凡な満足感にまた深く息をつく。
「うまかったな・・・」を幾度となく言いながら仲見世通を後にし、六角橋商店街大通りへと移動した。