瓶コカ・コーラはコミュニケーションツール！

　
前ページでは、普通の自動販売機に瓶コカ・コーラが入っている珍しいパターンを調査したが、続いては、一目見ただけで「瓶コカ・コーラ飲みたい！！！」と思わせる魅惑の復刻版自販機をご紹介。
　
　
浜屋商店
　
中区初音町にある「浜屋商店」では、復刻版ボトル自販機を店の前に設置している。
　

現在は製造していない

　
お店の方によれば、設置したのは5年ほど前。「中古でもいいからとコカ・コーラの担当さんに探してもらいました。お孫さんと一緒に『これを買いに来るのが楽しみ』と瓶コカ・コーラを買いに来たり、『何これ！』と興味深々な様子で観察する子どももいたり、街が少しでも明るくなってほしいという願いも込めて設置しました。車で来て袋いっぱいに持ち帰る方もいらっしゃいますよ！」という。
　

これが栓抜きだと知らない子もいるらしい

　
ラインナップは、「コカ・コーラ」「地域限定コカ・コーラボトル（250ml）」「オレンジジュース Hi-C（200ml）」「い･ろ･は･す グラススパークリングウォーター」「ファンタ グレープ」。同店では、すべて100円で販売。飲み終わったら自販機横の瓶ケースに空き瓶を入れるスタイルだ。
　

瓶のHi-Cを初体験！

　
コンビニなどではあまりお目にかかることのない「オレンジジュース Hi-C」を購入。ゴロンと出てきた瓶を取り出し、備え付けの栓抜きで蓋を開ける。蓋はそのまま自販機の中へ入っていった。飲む楽しみはもちろん、飲むまでの過程も楽しい！

※現在、復刻版自販機が設置されている店舗は、2019年6月下旬～7月上旬まで建て替え工事を行うそうなので、その期間中は向かい側の店舗に設置予定
　

現在は赤丸の店舗前に設置、工事期間中は青丸の店舗前に設置予定

　
　
福屋 尾崎商店
　
コカ・コーラと言えば「赤」のイメージが強いが、保土ケ谷区岩間町にある「福屋尾崎商店」では、「黒」の自販機で瓶コーラを購入できる。
　

コカ・コーラ ゼロっぽいデザイン

　
ラインナップは「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」「ファンタ グレープ」「カナダドライ」「オレンジジュース Hi-C」。同店ではすべて110円で販売し、飲み終えたらお隣のケースに瓶を返却する。
　

Hi-Cやファンタの空き瓶が多い

　
お店の方は、「隣（飲食店）でランチをした人が、『瓶コーラ懐かしい！』『珍しい自販機がある』って盛り上がっているよ。昔は買う前から商品が見えていたけど、今は見えないから、『品物入ってないじゃん』なんて声も聞こえてくる（笑）。ここはジョギング中のランナーさんが休憩して行ったり、車で来て10本くらいまとめ買いして次回空き瓶を持ってきてくれる常連さんもいる。夏や梅雨の時期はよく売れるかな」と話す。
　

特別に自販機の中も見せてもらった

　
もし瓶のコカ・コーラを飲みたくなったら、酒屋さんの前にある自動販売機をチェックしてみよう。懐かしい瓶のコカ・コーラがキンキンに冷えた状態でスタンバイしているかもしれないぞ！
　
　
　

取材を終えて

　
一通りの取材を終え会社に戻ると、取材に協力してくれた福屋尾崎商店さんから一本の電話が入った。
「緑園都市駅（相鉄いずみ野線）のガード下にある焼き屋さんと居酒屋さんの間に、たしか瓶コーラの自動販売機があったと思うんだ」。
Google mapで調べてみると、焼き鳥屋さん「鳥正」と居酒屋さん「酒と板そば ともしび ～灯～」の間に瓶コカ・コーラの自販機が設置されていた。
　

青丸の場所に瓶コーラの自販機がある（はまれぽ編集部撮影）

　
今回取材した4店舗とも、とても親切でいろいろな情報を惜しみなく提供してくれた。次回はお酒を買いに足を運びたいと思う。
　
　
ー終わりー