門をくぐればそこはアメリカ! 米海軍厚木基地の「サマーフェスティバル&盆踊り」に突撃!
ココがキニナル!
毎年恒例の米海軍厚木航空施設で行われる夏まつり「サマーフェスティバル&盆踊り」はどんな様子なの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
厚木基地の「サマーフェスティバル&盆踊り」は、日本では珍しい屋台グルメなどありアメリカンな気分を楽しめ、とても盛り上がる盆踊りに花火が開催されていた。
ライター:星野 憲由
日が落ちて続々と増える観客
涼んだところで、会場の方たちに話を伺ってみることにしよう。先ほどより観客が増えているようだ。
通路脇で休憩中の学生さん2人に声をかけてみた。綾瀬から来た2人組は、友達と待ち合わせているところだという。このイベントが2回目の一花(いちか)さんと、初めてのヒロミさんにイベントの魅力を聞くと、「珍しい料理が色々あるところ」と楽しそうに話してくれた。
左から一花さんとヒロミさん
目の前に、涼しげな浴衣姿がキマっている女性2人組を見つけた。お話を聞いてみると、お祭りや盆踊りが好きで、わざわざ東京から来たとのこと。
浴衣の着こなしがオシャレなKさん(左)とSさん
更に仲良さげな男女に声をかけてみた。カップルかと思ったら、お友達のようで、バスにあった広告を見て、初めて来たのだそう。珍しいフードやドリンクを味わえ楽しんだようだ。
海老名から来た加藤さん(左)と藤原さん
いよいよ盆踊りスタート!
夏まつりといえば「盆踊り」。浴衣姿の女性たちが登場してきた。厚木基地関係者などによる女性たちが盆踊りを始めるのかと思いきや、まずはポップナンバーが中心のダンスを披露。
厚木基地婦人部の皆さんで結成された「ポンポンダンサーズ」!
そして、そのまま盆踊りへと突入。
大和や綾瀬の自治会の奥様方(左)や海上自衛隊の婦人部のみなさんも踊る!
その後ろからポンポンダンサーズが続く!
すると会場のアナウンスが響く。「さぁ、会場のみなさんも一緒に盆踊りの輪の中に入って踊りましょう!」と。いやいや、そうは言っても恥ずかしくて踊る人も少ないのでは・・・。と思っていたら、周りの観客が我先にと輪の中に入っていく。外国人客が海外のノリでグイグイ行くのはわかるけど、その空気に押された日本人もワイワイと参加していて異様な盛り上がりになってきた!
飛び入りの一般客の方が多い!?
ポンポンダンサーズが青いポンポンを持って踊っている!
改めて会場を見渡すと、夏ファス並みの観客数?
そして盆踊りの最後を締めるのが、1978(昭和53)年に結成したという海上自衛隊の阿波踊りチームのちどり連。この踊りや演奏がすごかった。これだけの観客がいる会場が静寂に包まれるほど、かっこいいのだ! 40年以上のキャリアもダテじゃない。
間近で見る阿波踊りが、こんなにかっこいいものとは思わなかった
しばらくして、やぐらの周りを練り歩き出す。そして「残りの時間、観客の皆さんも阿波踊りにご参加下さい」というアナウンスとともに、雪崩のごとく観客が踊りの中に入っていく。皆が盛り上がって躍るさまは、まさにバブル時代のディスコ「ジュリアナ」のようだ!
トランス状態のように、老若男女が踊りまくる!
不思議な興奮が会場を覆って、阿波踊りが終わると、会場の照明がすべて落とされた。メインディシュの花火大会の始まりだ。先ほどの雰囲気とは打って変わって、静まり返った会場の夜空に美しい花火が続いた。
夜空を彩る美しい花火
興奮が静かにクールダウンされていく
日本の夏の伝統的イベントと言える盆踊りと花火大会をアメリカ人が演出しているのだから、「大したものではないだろう」と思っていたが、甘かった! 実際に体験してみると、日本各地の夏まつりに負けない、いや、それ以上に日本人の心をつかむ内容だった。
取材を終えて
普段あまり接することがない兵隊さんたちは、満面の笑みで温かく参加者をもてなしてくれていた。いわゆる日本のおもてなしという感覚より、大人の文化祭といった、手作り感のあふれる楽しい空間だった。米軍と自衛隊、そして地域の人たちが楽しんで交流していることで、厚木基地は地域との良好な関係が築かれているのかもしれない。
-終わり-
取材協力
米海軍厚木航空施設
住所/神奈川県綾瀬市・大和市
電話/0467-785-2664(音声案内:留守番電話またはFAX対応)
※情報は取材当時のものです
ホトリコさん
2019年08月26日 14時27分
開港祭の護衛艦公開の脇のグッズ売り場に特定の萌え系ゲームファン向けとしか思えない注意書を目にしたが、全ての護衛艦公開に来た人がそうではないように個人的にはメカ好きなので軍事的なものが嫌いではないので、ギャンブルは激しく拒絶するし軍事的なものには男性的な感じしかしないのだが、横須賀で手狭ならもっと横浜港も活用して欲しい。