御朱印ならぬ「御城印」とは!? 神奈川県では唯一、小田原城でしか手に入らない!
ココがキニナル!
巷では女性を中心に御朱印がブームになっているが、小田原には、御朱印とはちょっと違った「御城印」というものがあるらしい。「御城印」とはいったいどんなもの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
御朱印とは異なるグッズで、現在、神奈川県内で購入できるのは小田原城のみ。全国でおよそ150の城で販売されており、コレクター心をくすぐるグッズなので、一度購入すると、お城巡りに目覚めてしまうかも・・・!
ライター:はまれぽ編集部
御城印とは
前述したブームのせいもあり、御朱印はよく耳にするものの、いったい「御城印」とはなんであろうか。
事前の調べによると、「御城印」とは、御朱印のお城版で、正式名称を「登閣記念 御城印」と言い、登城した記念の証ということになるらしい。全国のお城巡りのきっかけになることを目的としているとのこと。
御朱印は寺院や神社に参拝をし、その場で書いてもらうことが一般的だが、「御城印」はあらかじめ作成しておいた物を販売している。
現在、御城印は全国でおよそ150の城で販売されているが、神奈川県は唯一、小田原城だけで販売がおこなわれている。しかも2018(平成30)年の12月から販売が開始されたそうなので、まだ1年も経っていないということになる。
昨年12月から販売されている通常の御城印(300円)(提供:小田原市観光協会)
今回筆者が調査したのは、2019年12月30日までの期間のみ販売がおこなわれる限定デザイン「北条早雲公顕彰五百年」の御城印だ。
限定デザインの御城印帳(2300円)と御城印(提供:小田原市観光協会)
御城印は、天守閣のチケット売り場で販売されており、平日の午前9時から11時の2時間だけで、早くも20枚ほどが売れてしまったというから、なかなかの人気である。
天守閣入口でのみ販売されている
「御城印」を手にした方々は?
せっかくなので、御城印を購入した方々の声を聞いてみよう。
最初にお話を伺ったのは、横浜からバスで来たというマダムの団体。こちらの団体のおひとりは「中学3年生の娘が5、6年前から御朱印を集めていて、これがもう3冊目。御城印と言われるまで、御朱印だと思っていました。言われなかったら、気がつかないままだったかもしれない(笑)」と話してくれた。まだそこまで広く浸透していないのか、「御朱印」だと思って買っている人もなかにはいるようだ。
「以前違う取材でも写真撮られたわ!」という方も。今回もご協力ありがとうございます
次は御城印と御城印帳をセットで購入していたご家族にお話を聞いてみた。
もともとは10年ほど前から、ご主人が一人旅で御朱印集めをしていた流れで、「御城印」を知り、今回初めて購入したのだそうだ。
御城印帳はポケット型になっており、購入した御城印を入れられるようになっている
初めての御城印帳も購入し、御朱印と並行して集めていくそう
取材を終えて
まだまだ続く御朱印ブームだが、旅の思い出にと、ひとつ購入すると、なんだか別の場所のものも集めたくなってしまうのが人の心理というもの。もしかしたら、「御城印」がきっかけで全国のお城巡りに目覚める人が増えるかもしれないと感じた。
ー終わりー
取材協力
一般社団法人 小田原市観光協会
小田原城