クローゼットで冬眠中のスーツが復活!? 洋服のリフォームなら横浜、イセザキ・モールへ!
ココがキニナル!
洋服リフォーム職人の技が光る! オーダースーツ専門店「ナガサカ」では、リフォームが難しいスーツも見事によみがえる。店舗に併設された工場に潜入してみた!(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
思い出のスーツは、世代を超えて
長坂さんには、リフォームで強く印象に残っているお客さんがいるという。
「お爺さまの代に仕立てたスーツを、3世代に渡ってリフォームしながら、着続けているお客さまです。生地が高級で保存状態が良いというのもありますが、『大事に着よう』という気持ちがなければ、なかなかできないこと。素敵だな、と思います」
50年、60年・・・とスーツも時代を超えていく
また、ここ数年の「クラシックスタイル」回帰の影響で、両親の洋服を持ってきてリフォームにチャレンジする若い方も多いとか。
「オーダースーツは30~50代の方が中心になりますが、リフォームでは、男女問わず幅広い層の方にご利用いただいています。洋服にまつわる思い出話も聞けたりするので、楽しいです」と長坂さんは話す。
店舗などで購入した古着と違い、自身の大切な人から譲り受けた洋服を着られることは、ある意味とても贅沢なこと。洋服リフォームでは、そんな「特別な贅沢」を味わうこともできるのだ。
セレモニーのタキシードが、驚くべき変貌を!
さらに「ナガサカ」には、このリフォーム技術を生かしながら、セレモニー用のタキシードが新たに生まれ変わる「アレンジ」があるという。それは・・・?
タキシードが変身?
タキシードの前身頃に手を加え、通常のスーツに作り替える方法だ。
結婚式やお祝い事など特別な場面で大活躍するタキシードだが、せっかく作っても、どうしても着る機会が限られてしまう。
そんな中、タキシードを作ったお客さんからの「いいモノなのに、着る機会が少なくて残念」という声をヒントに、長坂さんが日常的に使えるようジャケットにアレンジ。普通ならクローゼットに冬眠入りするところを、一工夫のリフォームで再びスポットライトを当てたのだ。
一方で、リフォームで来店したお客さんがスーツやタキシードのオーダーメイドができることを知り、「自分だけの1着」を作る流れもあるという。まさに、スーツのオーダーメイドと洋服のリフォームを手掛ける「ナガサカ」ならではのエピソードだ。
リフォームとオーダーメイド、両者が良い効果をもたらしている
普段なかなか目にすることのできない縫製の現場では、職人さんたちの熟練の技が光っていたが、そこには「この洋服をまた着たい」というお客さんの想いを大事にし、心を込めて丁寧に洋服と向き合う姿が感じられた。
取材を終えて
自宅に戻り、クローゼットを見て愕然。普段、着ることのない洋服は奥の方へと追いやられ、予想を遥かに超える量だった。体型の変化、流行、何となく気に入らない・・・そんな理由で着なくなった洋服を見ていると、申し訳ない気持ちになってくる。
さらに、そんな筆者の洋服以上にクローゼットを占領しているのが、主人のスーツだ。つい数年前に購入し、それなりの価格だったと記憶しているが、ここ最近は着ている姿を全く見たことがない。これこそ、最優先で「リフォーム行き」にすべきではないかと痛感! ちなみに、「ナガサカ」のオーダースーツであれば、パンツやスラックスのサイズ直しは永久的に無料というから、次回は絶対にオーダースーツを勧めようと思っている。
物があふれる今の時代だからこそ、改めて古いものにも目を向けてみる。今回の取材では、洋服リフォームでその大切さを知り、新たに生まれ変わる洋服の素晴らしさ、楽しさも教えてもらったような気がした。
―終わり―
オーダースーツ専門店「ナガサカ」
住所/横浜市中区伊勢佐木町5-127 三ツ星ビル1階
電話/045-253-6789
営業時間/11:00~19:00
定休日/木曜日(祝日の場合は営業)
https://www.t-nagasaka.com
※情報は取材時のものです